ライガル村
村名とか初めて書けたような気がする・・・
外に出てみると畑や民家があちこちに見えた。
「なるほど・・・のんびりとした村って感じだな」
「ここはライガル村。最近開発されてできた村なのさ」
おっさんと娘の方の名前も教えてもらった。
おっさんの名前はゴライアス、娘の方はアリーシャと言う名前らしい。
妻もいたらしいが、数年前に病気で亡くなったそうだ。そのため今は父娘だけで暮らしているという。
「ここはもともと森だけだったが、木々を切り倒していき、耕してやっと今の村の状態になったのだ」
20年ほど前から開拓をはじめ、今の状態になったというのだ。
「今日は、あの森にて薪を集めようとしたのだが、あのゴブリンどもに襲われてな・・」
話を聞く限り、ゴブリンは集団で襲い掛かてくるので結構厄介なモンスターらしい。
「モンスターは冒険者たちが狩ってくれるのだが、最近この村には冒険者が来ることが少なくて、そのためモンスターが出現して襲ってくるようになってきているんだ」
聞くところによると、昔は若い冒険者たちが多かったのだが、最近は都市の方に皆行ってしまって冒険者が減って、そのためモンスターに襲われやすいというのだ。
「ギルドに依頼を出したくとも、この村ではそこまで稼げないから報奨金とかもどうしても少なくなる」
つまり、金が稼げる方に流れて行ってしまったという事か。
「でも、君が来てくれたおかげで今日は本当に助かったよ」
「こちらこそ食べ物をもらえて助かったのでいいですよ。しばらくはこの村に滞在しますので、何か手伝わせてください」
「いやいや、恩人に手伝ってもらうというのは・・・・それに記憶もないみたいだし」
「そこなんですよね・・・」
記憶と言えば、前世にのはしっかりあるけどな。
「何て名前で呼んだらいいのやら」
「お好きな感じで呼んでくださればそれでいいですが・・・・」
「だったら、『ゼノ』と呼んでもいいですか?」
アリーシャがそういった。
「『ゼノ』?」
「物語に出てくる吸血鬼の主人公の名前です。銀髪なのは同じだなと思って」
その物語は結構有名な作品らしい。絵本とかにもなっているとか。
「なるほど・・・・じゃあ、ゼノと呼んでください」
と言うわけで、しばらくこのライガル村にて居候することにした。ゼノと言う名前も気に入ったしな。
冒険者と言う職業は気になるが、なるにはギルドとかいうところへ行って登録する必要があるらしい。
だが、この村からは歩いて3日と、かなり遠いな・・・・。
それに、自分がなんの種族かも全く分からないからな。ゴライアスさんたちには人間と思われているようだけど、神様の話からすると絶対人間とは違うよな・・・・。
鏡を見て見たけど、銀髪黒目・・・顔の形としては美形?いや、ナルシストじゃあるまいし・・・。
それからしばらくの間、畑仕事を手つだったり、モンスターが出たら剣を貸してもらってやっつけたりもしていた。この体それなりには強いようだけど、やっぱ日光に少し弱いのか皮膚がひりひりするときがあるんだよな・・・・。やっぱ少しのどが渇くし・・・・。
「ま、吸血鬼ではないだろう」
吸血鬼とかはこの世界だと架空の存在らしいしな。
聞いたところによると、竜人とかエルフとかいるらしいけど・・・見てみたいな。
自分で自分が分からないって・・・




