ロレーナ・フォルトゥナーテ
【ロレーナ・フォルトゥナーテ】
本名はロチェス・レイヨン。
七月三十一日生まれ。誕生花はルドベキアで、『優しい心の持ち主』という特徴と『あなた次第』という花言葉を持ちます。
身長はネロと同じく一七〇センチくらい。最低でもDカップはあるだろうと予想。揺れる揺れる大っぱい。
セイレーンとエルフのハーフで、最初はそれを隠すために魔術を使って光を屈折させて髪色を黒く見せていましたが、必要がなくなったので金髪に。2では金髪たれ目でよく羽が生えるボインのお姉さんになっています。
無印ではブランテのことが好きでしたが、2ではあっさり諦めています。実はずっとスメールチにそれっぽい視線を送られていたり、それっぽい言動をされていたりするわけなのですが、彼女は全く気づいておりません。いつ気付くのでしょうね。
初期設定では本名はロレーヌでした。しかし、中盤を越えた辺りで納得がいかなくなったので改名することに。シャンテシャルム出身なのでフランス語で、ロチェスは『蓮』、レイヨンは『光線』を意味しています。実はレイヨンの方はリュミエール(光)と悩んだのですが、ロチェスの『ロ』とレイヨンの『レ』から名前をとってロレーナと名付けたという裏設定を作りたかったのでレイヨンに決定しました。
パン屋を営むフォルトゥナーテ家の養子となり、看板娘として働きながらスフォリアテッレを焼いています。スフォリアテッレが大好きなクリムが彼女を神と崇めるでしょう。
好き嫌いは……どうなんでしょう。パンは確実に好きだと思います。基本的に好き嫌いが無さそうな気もしますね。
ナディアとはずっと親友です。ずっ友です。一時はどうなるものかとヒヤヒヤさせましたが、しっかり仲直りをしましたし、これから二人の友情が壊れることはないでしょう。ナディアとは男の趣味も違うようですしね。
2で発覚しましたが、おっとりしているようでかなりの激情家です。正体を晒したことで気が緩み、直ぐに力を使ってしまいますし。もしこれが正体発覚前だったらどうなっていたんでしょうね。それはそれで考えてみるのも楽しい気がしますが、せっかくハッピーエンドで終われたのに、またバッドエンドになりかねないので細部まで考えるのは自重することにします。過去の話を考えるよりも、未来の話を考える方が良さそうですしね。
また、ロレーナは自覚してるのかしてないのか分からないようなタイミングでとんでもない暴言を吐きます。ナディアに散々言われて傷心中のクリムに「ウジ虫さんですか?」なんて言ったのがそうですね。しかし笑顔のロレーナに「ウジ虫さんですか?」と言わせると中々似合うのです。どうしてこうなってしまったのでしょう。
ネロよりも一つ年下ですが、ネロのことは弟のように思っている節があります。しょっちゅう無理をして怪我をする手の焼ける弟といった感覚でしょうか。説教もどこか楽しんでいそうです。それでいて、骨折などの大怪我をしたときはこっそり魔術を使って回復を早めるという優しさも見せていたり。ネロはそれに気付いているのでしょうか。奴は謝罪するよりも感謝をするべきですね。
無印では、ロレーナがやけに魔術に詳しいという下りがあります。本人は調べたと言っていましたが、実際は本能的に知っていたのかもしれませんね。もしかしたら本当に調べたのかもしれませんが。どちらにせよ、ロレーナは確実にクリムに影響されたのでしょう。クリムが魔女だと聞いても驚かなかったのは、クリムが魔女だと気付いていたのかもしれませんね。
2では引きこもっているネロの代わりに主役となりましたが、初期ではそんなことになるつもりは全くありませんでした。モブキャラのつもりだったのです。だからロレーナという名前も、イタリア人によくある名前から持ってきたのですが、やはり話を書いてみないとどうなるか分かりませんね。想像以上の成長をしてくれて嬉しい限りです。