IR三作
【infiorarsi(以下無印)】
あとがきでも言ったように、無印は咲いた花が散ってしまうまでの過程をモチーフにしています。中心となる人物はクリムで、咲いた花が散ってしまうまでの過程もクリムそのものを表しているような気がしますね。
ざっくりな粗筋にすると、無印は『一目惚れをしてから告白をするまで』になります。あれだけファンタジーで戦闘たっぷりな展開を作っておきながらこれだけで説明ができることに驚きですね。告白をするまでが長すぎます。ネロはどれだけヘタレなんだという話ですね。
無印の中だと、私イチオシのシーンは三章の八話辺りになります。クリムが魔術を使ってしまうシーンですね。あのシーンは序盤からずっと考えていたものの一つだったので、序盤に比べるとかなり力が入ってしまっているかと思われます。
プロットではヴィクトリーニがヴイッツィーニ二世と名乗り、暴君な王様として活躍していました。フィーニスの代わりですね。終盤になって女だと判明して云々といった下りが存在したはずなのですが、一体あの下りはどこへ消えてしまったのでしょうか。代わりにフィーニスがフィーゲスになってしまっています。
「我が国の尊き命が、隣国の悪しき魔物共のせいで奪われた! しかもそれは、守られるべき一般の国民……戦地へ向かった騎士たちでは、ない。今こそ奴らに制裁を下し、永久に魔を消し去るべきだ!」
なんてパフォーマンスまでするとプロットには書かれているんですがね……名前しか出てきませんでした。サンティという名の謎のお兄さん(側近)もいたんですがね……全てフィーゲスで事足りたようです。
スメールチのページでいった通り、スメールチは唐突に投入したくなった追加キャラです。なので手紙を渡す下りだとかも無く、モンスターはネロが一人で挑む予定でした。ネロだけでは確実に死んでますね。クリムすら助けに入れなさそうです。
手紙を渡す下りは無くとも、手紙を読むという下りはありました。しかも、そこにはブランテ視点が存在していました。シャンテしゃるむで何をやっていたか、という話ですね。これは後々書いて載せる予定です。
【infiorarsi_過去編(以下過去編)】
過去編はやはりこれもあとがきで言った通り、種が芽吹くまでの過程をモチーフにしています。テーマは『復讐』。最初はジェラルドをメインにする予定でしたが、子どもは感情だけで動くのではという意見を相方から頂き没に。成り代わってロドルフォがメインになりました。
プロット段階で、一番最後の一文に
『冬の空。
真っ暗な闇の中で、オリオン座がやけに綺麗に光っていた。』
なんて書いて相方にどうか見てもらったところ、ロドルフォの頭と一緒に輝いていると大ウケされました。今ではいい思い出です。というか、今でも相方にネタにされます。私の文章センスが壊滅なことには触れないで差し上げて! しかし当時のロドルフォの毛根はまだ生きていたんですね……。
実はプロット通りに進むと過去編は出来上がったものよりも三分の二程の短さになっていました。書いているうちにこのシーンを追加しようとか色々思い付いてしまったんですね。パンツの下りや、ヴィッティマでの下りは全て追加です。お陰でロドルフォの心には一生癒えない傷がついてしまわれました。
ハッピーエンドにするための伏線として書いた話でしたが、想像以上に重い話になってしまい、最初から最後までその調子だったので心が折れそうになったのも今ではいい思い出でしょう。
【infiorarsi 2(以下2)】
2はあとがきにモチーフを書いていませんでしたね。枯れた花が種となり、芽を出し、そして花が咲くまでの過程です。念願のハッピーエンドでした。
IRシリーズでは最も執筆速度が早く、最もプロット通りに進みました。三作目にしてやっと学んだんでしょうかね。
実は三章の犯人がネロと発覚してからクリムが復活するまでの下りは、無印の三章の時点で考えていたものでした。ずっと書きたくて仕方がなかったです。そして書き終わった瞬間、思い切り「おかえり!」と叫びたい気分でした。おかえり!
ブランテの下り云々についてはブランテのページで語った通りですね。そろそろどこで何を語ったのかわからなくなって参りました。同じ話をしだしたら目をつぶってあげてください。
見てわかるように、キーとなるのはビアンコでした。リヴェラ君? あの子はネロの家のドアをぶっ壊すために作ったような子ですよ。とか言ったら相方に怒られそうですが。
やっとラストでネロとクリムが結婚してくれたので、IRのざっくりな説明で堂々と『一目惚れをしてからプロポーズをして結婚にこぎ着けるまでの物語』と言えますね。ただこの説明の仕方だとファンタジー要素が一切消えてしまうのが難点ですね。
さて、IR三作をざっくり説明しつつ没ネタを紹介して参りましたが以下がでしたでしょうか。正直、俺得百パーセントで出来ているので如何でしょうも何もないというのが私の感想ですね。
しかしおまけはまだまだ続きます。むしろここからが本命です。お付き合いいただけたら幸いです!




