私の師匠は最強です
「じゃあ行ってきます。」
「おう、行ってらっしゃい。」
私は春風七海、16歳。今日から学園に通うごく普通の女の子。ただ1つ。私の師匠のことを除けば…私の師匠は世界でも類を見ないほどに強い。それこそ16歳の私が見てもわかるほどには。私はそんな師匠に剣術を教わり今年、大量の剣士を輩出している刀心学園に入学する。
「ここが刀心学園かぁ。」
沢山の人がその学園に入っていく。ガタイのいい人から華奢な人まで多種多様な人たちが入っていく。それに続くように私も入っていった。
・・・
それから入学式や担任挨拶やら自己紹介やらが終わり寮に行くことになった。寮は3人で一部屋らしく部屋も広いらしい。
「えーと、私は203かぁ。」
私はドアをノックして部屋に入る。
「失礼しまーす。」
「失礼するんやったら帰ってー。」
「???」
「いやー、一度行ってみたかったんよなぁ、あ、ほんまに帰る必要はないよ?」
「えーと…」
「あ、自己紹介しとらんかったな。私は篠原雷、君と一緒の1年生やで。」
「あ、私は春風七海です。」
「七海ちゃんね。よろしくね。」
「はい、よろしくお願いします。」
私たちがそんな風に自己紹介をするとドアが開いた。
「失礼します。」
「失礼するんやったら帰ってー」
雷ちゃんが再びそう言うとその子は後ろを振り返り本当に出ていこうとしていた。
「ちょ!まちーや!冗談やて。ほんま焦るわー」
「すみません。冗談が苦手で。」
「冗談が苦手て…なんやねんそれ。まあええわ。私は篠原雷。こっちの子が…」
「春風七海です。」
「私は波田凛です。」
「そうか。そんじゃ三人集まったら最初にすることは決まっとるよな!」
「「???」」
「なんや。気づいとらんのかい。この部屋には普通のベッドと二段ベッドしかない。つまり誰がどこに寝るか決めなあかんちゅうこっちゃ!」
「あ、私は余ったところでいいですよ。」
「私もそれでいいです。」
「あー、じゃあ私が普通のベッドでー…ってなんでやねん!普通そこは誰が普通のベッドで寝るか競うところやろ!」
「いや、ほんとに私はどこでもいいですし…」
『師匠からどこでも寝られるようにって一週間野宿したこともあったし…』
「私もどっちでもよかったので。寝れたらそこまで変わらないので」
「はあ、まあええわ。そんじゃ私が普通ので2人が二段の方やな。そんなら荷物整理と部屋でのルール決めようか。」




