眠り
「じゃあ行ってくるね。」
『ああ、行ってらっしゃい。』
私は小野原奏。16歳の高校2年生。私にはネット上に好きな人がいる。名前も年齢も住んでいる県もしらない。だが私はそんな彼に恋をしてしまっている。人によってはバカなように見えるだろう。それでも私は本気で恋をしている。
「はぁ…」
「どうしたの?そんなため息ついちゃって。」
「ああ、恋歌か…」
浜村恋歌。私と幼稚園からの付き合いでいわゆる幼馴染というやつだ。恋歌は私がネット上の男性に恋をしていることを知っている。
「その反応はないでしょー。で、なんでため息ついてるの?」
「ほら、私ネットの彼に恋してるじゃん?」
「ああ、キウさんだっけ?」
キウとは彼のネット上の名前で曰く名前の一部を分解したりしてるらしくほとんど本名とは関係ないそう。
「そうそう。で、恋をしたのはいいけど、距離の詰め方がわからなくて…会うにしても、キウさんが嫌がらないかなって思って…」
「はぁ、奏ちゃん。そんなこと言ってたらすぐ取られちゃうよ?ネットで出会った時点でリアルで出会うより恋を実らせるのが難しいんだから積極的に行かないと!」
「うーん、そういうものなのかな…」
「まずはリアルで会えないか聞いてみなよ。」
「…うん、わかった。」
そして私は学校が終わった後、すぐに家に帰り、晩御飯、お風呂、宿題などを終わらせたあと、キウさんと電話を始めた。
「いやぁ、リアルが最近大変で…」
「ああ、そういえばキウさんは剣道場で剣道を教えてるんでしたっけ?」
「そうそう。その道場に通う子たちが多くなってきたからもう大変なんですよ…」
「そうなんですか。大変そうですね。」
「そうなんですよねぇ。メロさんは高校生でしたっけ?どうですか。最近の学校は。」
「いつも通りですよ。特段、




