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異世界ライフはままならない  作者: Yutooon
第一章 おお あまぎ しょう! しんでしまうとは つごうがいい!
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05 見渡す限り森

俺、天城翔…今はライズか、とりあえず俺は神の手によって異世界に転移した。


転移したハズなのだが…


…現在俺は森の中にいる。



???



いやちょっと待ってくれよ。確かに町の中で転移してきたら目立つかもしれないが、だからって森の中は無いだろ。


見渡す限り木だよ。ひどいよ神たま…。


あと異世界の森ってちょっと大きくない?


…いや、俺が縮んだのか?地面がいつもより近い。


もしかして神様が若くしてくれたのかも!感謝しなきゃな。


話を元に戻し、現在地だ。


全知の力でも木の情報は出てくるものの、場所の特定まではいかないようだ。


なるべく周りの情報を確認しながら道なき道を進む。


俺、このまま森で暮らすのかな…。


せっかくの異世界でも要素が無ければただの森暮らしのライズッティだよ…。


その時、前方から草をかき分ける音が聞こえた。距離にして5メートル程からなるその音は近づいてくる。


そこから現れたのは狼、いや狼というには大きすぎる獣だった。大きさは俺をゆうに越して上から見下されている。


嘘だろ!?その巨体が草むら(そんなところ)から出てくるとかありえないだろ…!


異世界の要素が欲しいって思ったけども…。


だめだ!思考を切り替えろ。


全知先生によればあいつの名前はハウリングウルフらしい。ハウリング?…遠吠えか、警戒しておこう。



「ヴオォーーーン!!」



早速やってきたな、警戒していて良かった。地面が揺れるほどの遠吠えを放たれながら俺は思考する。


どうする?逃げるか?いや…逃げても追いつかれるに決まっている。さて、どうするか…


俺は目の前の脅威からどうにかして逃げなければならないと考える


が、


()()()()()()()()()()()()()()()


足は相手の方に向かって走り出し、腕には力を込めている。


そして、右腕を高速で前に突き出し。


ハウリングウルフを。


()()()()()残す。


______________________________________________________________


【各】が上昇しました

 それに応じて各能力が上昇します


______________________________________________________________


え…。


もはや飛び散った肉片すらない下半身のみのハウリングウルフだったものを見ながら呆然とする。


えぇ…

やっと異世界に転移しました

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