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05.家族再会


大国のアレス、その次に大きなローグニス国の都。

 


街で1番目立つ皇城は城下街を一望出来る様に、少し小高い場所に建てられている。


正面にある城壁の向こう側には川が流れ、城門の前には大きな橋が架かっていた。

 

橋を渡ると貴族達の屋敷が並ぶ。

一軒の敷地面積が広いせいか、この辺り一帯は落ち着いた雰囲気だ。屋敷を通り過ぎ中門を抜け、小川に架かる橋を渡ると活気ある賑やかな城下街に繋がる。



城門は常に騎士の警備と防御陣が発動しており、許可を得た者のみ入城できる使用だ。


中門と外門は魔道具が設置してあり、タイマー式で陣が発動する仕組みとなっている。

 

18時の発動に合わせて門には騎士が夜間警備もしており、中門に関しては貴族のみが通行可能となる。



街の至る所に水路が巡り、街路樹が綺麗に並ぶ。街灯も等間隔で設置されて街全体が綺麗な印象だ。




――皇城の中庭――

 


白い丸テーブルに3人。


紺色の髪と、虹色に輝く切れ長の瞳。微笑む姿でさえも色気駄々漏れの男性。


隣には艶やかな長い銀髪に淡い水色の瞳、お茶を飲む姿も気品に溢れた女性。

 

二人の正面に座るのは、動く度に日光でキラキラと輝く金髪と金色の瞳、甘い顔立ちの男性。



「珍しいですね。急にお茶に誘うなんて」



金髪の男性は アストゥロ = ル = ローガニス

ローガニス国の第一王子で、現在は17歳。


魔法学校では首席を守っており、13歳の時から騎士団で鍛えられた文武両道の天才。

眉目秀麗な甘いマスクと優しい性格、さらに婚約者が決まっておらず女性人気が凄まじい。

 


「ずっと仕事では窮屈でしょ?息抜きしないと」

「ふふ。ルクスったら」



そう言って微笑む美麗な2人はルクスとスキア。

現在35歳の――翠の両親だ。



「まさか……問題事ですか?」

 


アストゥロは溜息と共に眉間に手をやる。

見ると目の下には隈があり、顔色は悪く疲れが顔に出ていた。顔を上げ正面の夫婦2人に目をやる。



この夫婦は容姿が良過ぎる。自分も容姿が整っている自覚はあるが、夫婦は顔の良さに加えて大人の色香が混じり手に負えない。



故に、そこかしこで問題が降ってくるのだ。

本人達が何をした訳でもないので責めれないが……

その後処理で一時期は酷い目にあった。



「あはは、違うよ。私達の宝物を紹介したくて」

「宝物?」

「そうなの。もうすぐ着くかしら?」



夫婦は顔を見合わせると、幸せそうに微笑み合った。

 

( 他者が居なくて良かった。この微笑みは目に毒だ)

 


本人達に自覚が無いのを悪いとは言わない、しかし被害を受けるアストゥロはつい毒を吐いてしまう。



「ああ。……着いたようだね」

 


 ( ……ん?何処に?)



少し離れた所に給仕の者と護衛騎士が仕えているのみ。物を持ってくる者など見当たらない。


辺りを見渡しても分からず、正面を向くとルクスとスキアの2人は振り返って後方を見ていた。



見つめる空の遠くに白騎士団の竜の群れが見える。


国境付近で不法侵入があり急遽向かわせた者達だ。 応援要請もなく、かなり早めの帰還なので危険要素はなかったと予測できる。



「不法侵入の件、何かご存知だったんですか?」

「手を煩わせてしまってすまなかった。白騎士団が飛び立った後に、側仕えから連絡を貰ってね」

「私も謝罪を。皆さんにご迷惑を掛けてしまって」


「では不法侵入はルクス殿の側仕えだったと?何故そのような方法で――」



 バサッ――



後方に竜が一頭降り立った。

通常は、皇族が行き来する中庭に着陸などしないが、黒騎士団のクオンの竜となると話は変わる。

 


彼は真面目な男だが、たまに予想だにしない破天荒な事をする。アストゥロが相手だと特に大胆だ。

 


( アイツ。僕が後処理するから大丈夫と思ってるな)



クオンが竜から降りてくる姿が見える。

その腕の中に女性を抱えているのが見え、驚きで開いた口が塞がらなかった。


更に後方からは、もう1人続いて降りてくる。



クオンは学生の頃から、纏わりついてくる女性達の香水、化粧、行動の全てに不快感を示していた。

アストゥロと同じで婚約者は決めておらず、故に積極的になっていく女性達に益々嫌気が差していた。



(……どういうことだ?)



顔は綻び腕の中の女性を優しい眼差しで見つめ、腕に抱いたまま歩いてくるではないか。



( それに……後ろは何者だ?)



クオンの竜は他と比べて気性が荒く警戒心が強い。


他者を乗せたがらない竜が、共に乗る事を許している。ルクス殿が言っていた側仕えの者だと理解できるが、一体どんな人物を側仕えにしているんだ。



「お兄ちゃん?!歩けるってば!降ろして」

「却下。疲れてるお前を歩かせるなんて出来ない」

「この状況が疲れるんだけど?!」

「ダメ」

 


 


アストゥロは呆然と見つめたまま動かない。

常に凛として、完璧だと謳われている第一王子が見せる初めての姿だった。


微動だにしない王子の横を、ルクス達は駆けていく。



「スイー!!」



クオンに横抱きにされた女性が振り返る。アストゥロは女性の顔を正面から見て――刻が止まった。



 ――っ!!――



滑らかな銀髪に鮮やかな瞳。長いまつ毛にぷっくりとした唇と白い肌。



「パパー!ママー!」

 


『翠』と呼ばれた女性は両親と同じ色の髪と目、そして顔立ちも2人にとても似ている。ただ表情はコロコロと変わって、とても愛らしい。



( そういう事か。宝物とは地球に残してきた娘……)



両親はクオンと共に号泣する翠を抱きしめる。


3人の表情は慈愛に満ちていた……

後ろに歩いていた赤髪の者も、優しい顔で見守っている。暫く4人は抱き合い、家族の再会を喜んだ。



「応接室の準備を。積もる話もあるだろう」

「畏まりました」



給仕に部屋を命じている時、後ろで怒鳴り声が響く。


「皆んなの馬鹿ー!許さなーい!!」



慌てて声の主を見ると、地にしっかりと足を降ろし仁王立ちで両親と兄を威嚇していた。


数分前まで感動の再会をしていた筈の家族は、いつの間にか末の娘に怒鳴られしょんぼりとしている。




( ……応接室の準備を急がせるか)




指示を出そうとした、その時――

 


怒りが収まらない娘の背後からスッと手が伸びてくる。宥める様にそっと両肩に手を置くと、自分の胸に引き寄せた。娘も慣れた様子で驚く素振りもない。


 

あの男、やたら距離が近くないか?


 

アストゥロは胸全体に正体不明のムカムカとしたものが湧き上がる。その状況を不満に感じていたのは、娘の家族も同じだった。



「…………ソウ?少し会わない間に、随分と娘に懐かれているんだね」

「我が主、只今戻りました」


「おい。大事な妹の肩を抱くな」

「クオン。嫉妬はダメですよー?」



ルクスとクオンに不満顔で言われるも、ソウジュは涼しい顔で受け流した。余裕のある側仕えの態度が2人を余計に腹立たしくさせる。

 


「お帰りなさい。娘を守ってくれてありがとう」

「スイは必ずお守りすると誓いました」



スキアは感謝の意を伝えると、翠に目を向ける。

 


「スイ。寂しい思いをさせてごめんね」

「……ママ……逢いたかった」


「これからは、ずっと一緒よ」

「――っ!」



スキアと翠が抱き合っている姿に、周りの給仕や騎士達も熱いものが込み上げてくる。皆が温かく見守るなか、アストゥロの一声が掛かる。



「応接室の準備ができました。話はそちらで」




 ――皇城の応接室――


「では、改めてご挨拶を。ここはローガニス国。  私は、この国の第一王子アストゥロです」


「お騒がせしてすみませんでした。霧島翠です。  よろしくお願いします」


「キリシマスイ?……珍しい名ですね」

 


( え?そうなの?)



「殿下。申し訳ありません。霧島は地球で使用していた名字で、名はスイと申します」

 

「ご令嬢は、地球でお産みになったのでしたね」

「ええ。なので娘には何も伝えていませんでした」


 

平然を装って会話に参加しているが、スイは目を盗んで家族を凝視していた。


地球に居た頃は、黒目黒髪だった両親も兄も、カラフルになって違和感しかなかった。


スイの銀髪は母譲り、瞳の色は父譲りだった。

クオンは紺色の髪に、淡い水色の瞳。

兄弟揃って、両親の遺伝子が色濃く出ていた。

 


これが、パパ達の本当の姿なのね……。


 

地球で育てていくつもりだったから、アトリス星の話は生涯しないと考えていたのかも。

ソウちゃんも『解決したら地球に戻る筈だった』て言ってたし。



( 気抜いたら、ドッと疲れが押し寄せてきた〜)



家族とアストゥロが真剣に話してる横で、翠は大きく船を漕ぎ始める。皆んなの視線が集中しているのも気付かず、徐々に眠りの世界へと旅立った。



「……すー……すー」


「おや?眠っちゃった」

「あらあら。限界がきちゃったのね」

「俺の妹は天使だな」

「クオン。発言が少々気持ち悪いです」

 

( ハーブルベルト公爵家はマイペースの集まりか?)



「やれやれ……」とアストゥロが眠っている翠の元に歩み寄り、流れる様に手を差し伸べる。

 


両隣に座るルクスとスキアは好奇心に目を輝かせ、クオンとソウジュは驚いた顔で顔色を青くした。


アストゥロはそのまま翠を抱き上げると、隣室へと

優雅に歩いて行った。



「面白い展開になってきたね」

「うふふ。本当ね」

「微塵も面白くありませんが?」

「……同意見です」



暫くすると何気ない顔でアストゥロが戻ってきた。

椅子に座り話の続きをしようと顔を上げると、全員に凝視され驚いた。


「?!な、なにか?」


「いえ?殿下自ら女性を抱えるなんて、槍でも降るのかと思いまして」


「あの状態では、貴殿の娘が可哀想だからです」


「俺が妹を運びたかった」

「そんなのは知らん」


ルクスは内心楽しくなっていた。

 


第一王子のアストゥロは世間では完璧王子と謳われているが、ルクス達の前ではその仮面を外す。


本性は腹黒く王族にしては口も悪い。騎士団で過ごす時間が長かった所為もあるが、元々の性格だろう。

 


常に極上の微笑みを浮かべ穏やかな雰囲気で、分け隔てなく皆に等しく接してくれる。

女性達はどんどん夢中になるのに対し、殿下には全くその気が無いのが返って残酷に思える。


クオンの様にあからさまに避けている方が、女性に無駄な期待を持たせずに済むだろう。



「妹は特別だから」

「重度のシスコンだったのか」

「シスコンで構わない。お前の方こそ変だぞ?」

「僕は普段通りだが?」

「よく言うよ。他人には一切触れない癖に」

「……」



2人は同級生で親友だ。

普段は言葉遣いを意識しているが、周りに他者が居ない時はどうしても砕けた口調になる。



「……なんとなくだよ」

「寄りかかってきた令嬢を笑顔で避けるお前が?」

「うるさい。ちょっと抱えただけだろ」



アストゥロ自身も戸惑っていた。


ソウジュが翠の肩を抱いていた光景が目に焼きついて、ずっと胸がチリついていたのだ。


その所為もあってか自身でも驚く様な行動に出てしまったが、冷静さを装って翠を寝台まで運んだ。



抱えた途端に胸のチリつきは無くなり、とても満たされた気持ちになり余計に戸惑った。

寝台へ降ろし気持ちよさそうに寝ている翠の頬を撫でると、もっと側に居たい衝動に駆られる。



謎の感情に呑まれそうになる自分を律し、応接室に戻ったのだった。



「クオンもその位で。殿下、時間はたっぷりあります。ゆっくりと認識していかれたら良いですわ」

「……何を認識するのですか?」

「ふふ。そのうち分かりますよ」



ハーブルベルト公爵夫妻が向ける笑顔が、何処か居心地が悪く感じ急いで話を本題へと戻す。



――

 


「成程……隣国の執着には毎度驚かされる」

「手を打っておいて正解でした」


「そのうち戦争でも仕掛けてきそうな勢いだ」

「俺は傾国の美女ですか?」


「正にそうですね」

「冗談です……真面目な顔で返さないで」

 


( 間違いではない。この夫婦欲しさに、隣国の王族が躍起になっているのだから――)



ハーブルベルト公爵夫妻は冗談に捉えて笑っているが、隣国は本気だ。傾国の美女を奪う為なら戦争さえも起こしかねない危険性がある。こちらも気を引き締めておかなければ足元を掬われかねない。



彼等は多方面において多大なる功績を残し続けてくれている。現在のローガニス国にとっても彼等を奪われる訳にはいかなかった。

 


いや、そもそも奪えるのか?

肝心の本人達が強過ぎて無理だろ、と思うのだが。



「あと……スイの事ですが」

「どうされました?」


「娘は15歳で今まで魔力とは無縁の生活でした。魔力は戻りましたが知識は赤子同然。暴走の危険性も考え、基礎をしっかりと学ばせたいのです。その為には魔術学校に通わるのが最適かと」


「確かに。新入生の入学試験が来月に行われます。 今回は特例で受けれるように手配しましょう」


「感謝致します」



翠が寝ている間に話は色々と進んでいく――


 


☆ ☆ ☆

 


翠は知らない部屋で目が覚めた。

ぐっすり寝ていたのか頭はかなりスッキリしている。窓の外を見ると黄昏時になっており、かなりの時間が経っているのが分かった。



天蓋付きのベッドから降りると、扉に向かって歩きドアノブに手を掛ける。


 

ガチャ――



「お?」



ガチャガチャ――



「鍵掛ってる……」



ドアを何度か捻るも開かない。

立ち尽くしていると部屋にノックする音が響いて、 背後で扉が開く音がした。



「あ。そっちに扉あったんだ……」



部屋に入ってきたのはママと兄だった。


「あら、起きてるのね」

「何をしている?その扉は鍵掛っていて開かないぞ」

「……ソウミタイダネ」

「2人共これからの事を話すから椅子に座って頂戴」

 


ママの話によると、入試試験に受かれば魔術学校に通う事になるようだ。それともう一つ……。

 


「え?なんて?」

「もう、ちゃんと聞きなさい。週1回は必ず殿下とお茶をするって言ったのよ」


「……ど、どうしてそんな話に?」

「ん?そう決まったから」


「誰が言い出して、そうなったの?」

「殿下本人が。貴方と沢山お話ししたいのよ」

 


( さっき、話の途中で爆睡しちゃったからかな)



「恋愛事には鈍感な妹だから……大丈夫だと思うが」

「お兄ちゃん何か言った?」

「いや。お前はそのままでいてくれ」

「へ?」



ブツブツ呟いてる兄が怖い。放っておこう。

そもそも一緒にお茶を飲んで会話するだけだし、そんなに気にならない。それよりも気になる事が……



「う〜ん」

「どうした?お茶が嫌なら俺から言ってやるぞ」

「いや、そうじゃなくてさ。学校が心配で」

「ああ……そっちか」



正直な所かなり不安だ。


地球では幼稚園からずっと友人達が変わらない環境だったから、全く違う学校は初めてだ。

それに地球とは勉強内容も全く異なるだろうし、授業についていける自信がない。



「安心して。入学まで家庭教師を付けるから」


「こんな短期間で無理だよ……」


「地球でも成績良かったし、ハーブルベルト公爵家の能力も封印が解除されたんだもの。今なら余裕よ」


「魔力以外は髪と目の色だけ封印してると思ってた。他にも能力があるの?」


「ええ。現に今、この星の言語も難なく話せているでしょう?」



 ( 確かに?!……何も疑問に思わなかった)



「話せてる時点で不思議に思わなかったのか?妹が天然すぎて心配になってきた」


「仕方ないでしょ?他に驚く事ばっかりだったから まぁ、悩んでても仕方ないし勉強頑張るけどさ」


「安心しろ。お兄ちゃんも協力するから」

 


クオンは妹を安心させるように、頭をポンポンと優しく撫でてくれる。スイは不安があるものの、家族の言葉を信じて頑張ろうと決意した。



話が終わる頃に丁度ルクスも部屋を訪ねてきた。

城を後にし、皆んなで馬車に乗り揺られること数分。城から目と鼻の先にある自宅の屋敷に帰宅した。

 


したのは良いが、門から屋敷までがとにかく遠い。 広い庭なのに隅々まで綺麗に整えられた木や花々。



( 庭も凄いけど屋敷もデカい。迷子になりそうだわ)

 


馬車が門をくぐり、屋敷に近付くにつれて頬が引き攣ってくる。地球にいた頃とは比べ物にならない、大きい屋敷に度肝を抜かれた。



地球で暮らしていた2LDKマンションを恋しく想いながら玄関を抜けると、お辞儀して出迎えてくれる執事と侍女の人達。



お手伝いの人を雇っているなど全く予想しておらず、すっかり油断しており思わず体がビクッと震えた。



( 自分の家に他人が沢山………ソファーに寝転がってゴロゴロも出来ないじゃん?!)



両親と兄が慣れた様子なのに対し、私は1人オロオロしている。ひとまず2階の自分の部屋を案内してくれると言うので、兄の後ろに付いて行くと何畳あるの?という広い室内に天蓋付きのベッド。



おまけに自分専用の洗面台と風呂トイレまであり、高級ホテルそのもの。



部屋を一通り説明され部屋を探索していると、夕食の準備が整ったと呼ばれ食事をする部屋へと向かう。

 


食堂にはやたら長いテーブルに、料理人の方達が作ったご馳走。デザート付きで片付けもしてくれる。全て至れり尽くせりで、いつかダメ人間になりそうだ。



『もうこれ以上驚く事はないだろう』と油断していた時だった。


侍女の方達が部屋に来たかと思ったら、入浴を手伝うと言われ、全力で丁寧にお断りした。



 

家族に会った初日、私は疲れ果て泥の様に眠った。



※※※

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