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トンネルを抜けたら異世界だった  作者: 白村
第二部 旅路編
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第八十二話 進路



次の日、俺達は冒険者ギルドに来ていた。

マミちゃんに会うためだ。


「ダイサク」


ギルドに入って声をかけられる


既にマミちゃん達は待っていたようだ。


「やぁマミちゃん、みんな」


「「「「こんにちは」」」」


「こんにちはなの」

「「こんにちは」」


今日のマミちゃん達は冒険者モードだ。

お忍びできているので、

目立たないはずだが、

何故か注目を集めてる気がする。


「お前達は目立つのぉ」


「え?!俺達?」


「男一人に女4人のパーティなぞそうそうおらん、しかも3人はまだ成人前じゃ。まぁルースは別じゃがな」


言われてみればたしかにそうかも知れないけど、

狙ってそうなった訳でない。

しかし、目立ちすぎるのは芳しくない。

一度それで襲われてるしな。


「むぅ、たしかに周りの視線を感じるんだけど、どうしもんかなぁ」


「そうですねぇ、まずそのピカピカの服装にも問題があるかと。いかにも成り立て冒険者ですからね」


とは4人組の一人アガンだ。


「そうね、成り立て冒険者は目立つわよね」


そしてメーデン


「まぁ服も小慣れてくればそれらしく見えるじゃろ。目立った行動は慎むようじゃな」


元々目立つ行動はしてないはずだ。

まぁ気にしないようにしよう。


「では、ダイサク。早速じゃが今後の予定を教えておくれ」


「今後の予定か」


王都の予定は終わった。

晴れて俺は正式に伯爵になった。

もう王都に用は無い。


とりあえず、ロマーシアに行って、

鍛冶屋のスミスさんとこに注文してある刀を取りに行く、その後はギガバース村に寄ってどうすか決めて、必要ならサクラの街に行ってからラスティの故郷リピアに行ってラスティの家族にご挨拶だ。


そう考えると結構な旅路だな。


俺はその予定をマミちゃんに伝えた。


「ふむ、ではダイサク、ひとつ頼まれてくれるか?いや、お前に私からの依頼を頼む」


「依頼?」


「そうじゃ。他でもない闇の城の調査じゃ」


闇の城、以前サクラの街、当時はまだギオールの街だった。

そこに巣食ってた悪の組織。

それが『闇の城』。

俺とマミちゃんでギオール支部を壊滅させたんだ。

その宿敵とも言える闇の城の調査依頼とはね。


まぁそもそもマミちゃんは闇の城の壊滅の為に世界各地を旅して闇の城と戦っている。

今回王都にいたのも、俺を待つのもあっただろうが、闇の城に関する情報集めがメインだったに違いない。


「とある街で、また闇の城が悪事を働いてるという噂があってな。ダイサクにはそこに行って貰いたいんじゃ」


「そうなのか、けどさっき言ったように予定をこなしてからになるよ」


「ふん、それは大丈夫じゃ。その街とはリピアじゃからな」


「えっ?!」


ラスティが反応した。

そりゃそうだな、リピアはラスティの故郷だ。

今でも家族が住んでいる。

そこに闇の城が暗躍してるとなると、

穏やかではないだろう。


「リピアには、か、家族が住んでるんです。大丈夫なんですか?」


「ふむ、まだ噂なんじゃが、行って調査してみないとなんとも言えん。わしが直ぐに行ければ良いんじゃが、別件で他に寄らなきゃならんでの、それからお前さん達を追い掛ける感じじゃ。まぁ近くのサクラの街から逃げた者が、リピアに流れたと思って間違いないと思われるがな」


「ん、分かった。そうと決まれば明日にでも出発だな、リピアでマミちゃん達待ってるよ」


立ちあがろうとした俺にマミちゃんから待ったがかかる。


「待ちな!」


「ん?まだ何かあるのか?」


「アホタレ、これは依頼じゃと言ったじゃろ、ギルドを通して正式に、パーティさくら組に依頼をする。その手続きがこれからじゃ」


「そんな依頼しなくても協力するよ。当たり前だろ。それに、それじゃぁ報酬が発生するじゃないか。金なんて要らないよ、俺とマミちゃんの仲だろ?」


「アホタレ!」


ごちっ

ゲンコツを食らった。

解せぬ。


「いってーな!何すんだよ!」


「はぁやれやれ、依頼をするのはお前達のランクを上げる為じゃ、パーティランクは低いままじゃろうに」


「そりゃぁまぁそうだけど、パーティランク上げる意味あんのか?」


「嗚呼」


物凄い憐れみの顔をされた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


マミちゃんの話しでは、

冒険者ランクが高いのにパーティランクが低いのは、信用度にかなり響くらしい。

詐欺目的のパーティだと疑われても仕方ないのだとか。

高い冒険者ランクで信用させて、

高額な前金を貰ってトンズラとかする奴もいるからだ。

後はなんらかの理由でパーティを追い出された寄せ集めとか。

そういう奴は事情を抱えてる場合が多いので、敬遠されるらしい。

なので少しでもパーティランクを上げておいた方が、何かと行動しやすくなるという話しだった。


それを早く言えよな。


俺達はマミちゃんからギルドを通して正式な依頼として、調査を請けた。

けっこうな額の前金も貰った。


最初、前金は要らないと断ったが、

あっても損はしないと押し付けられた。

100万入ってたぞ。

日本円でおよそ1000万だ。

さすが王族と言っておこう。


旅に必要な食材や食材、あと食材を買って、

俺達は宿に戻った。


シイが大量の食材に驚いていたのが可愛かった。


次の日、宿屋の女将に挨拶して、

愛車のワンボックスでまずはロマーシアを目指し、

俺たちは王都をあとにしたのだった。


 




【読者の皆さま】


いつも読んでいただきありがとうございます。



小心者の私に、


↓ の★★★★★を押して勇気を下さい。


よろしくお願いします!




白村しらむら


↓ 作品一覧はこちら ↓

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