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「そこの女子! スカート丈がおかしい!」


 バイト探しをするなら? にも載っていない人殺しのバイトを済ませ、借金を返済した俺は、二週間ぶりに学校に登校した。

 独り暮らし用の家も無事に取り返すことが出来た。

 そして今日は、朝から風紀委員の仕事、服装チェックと持ち物検査を、校門で絶賛こなし中である。


 服装に不備のある女子を呼び止める。


「そのスカート、膝が少し見える程度では長過ぎる。太ももを見せなさい。ここに巻き尺があるから、俺が測ってあげよう」


 そう言って、俺は女の子の太ももを触った。


「は、はい……」


 女子生徒は俺に逆らうことなく応じ、自分でスカートを折っていく。


「よし、膝上20センチ、行って良し」


 俺は断然20センチ派だ。世の中には、膝上30センチ派という不届き者も居るが、あいつらは、ただパンツが見えさえすればエロいと思っている馬鹿どもだ。

 見えるか見えないか、ギリギリの緊張感が良いんじゃないか。

 俺はワカメちゃんには興奮しない。


 俺は今朝、持ち場についてから三十分、ずっとこれを繰り返している。

 だが、こんなことをやっているのは俺だけではない。

 俺のすぐ横に居る、女子風紀委員の仕事ぶりはこうだ。


「ちょっと、そこの男子止まりなさい! ズボンが長いわ、今すぐ切りなさい。膝上15センチの所で!」


「何で!?」


「私が短パンフェチだからよ、いいから口答えしない!」


 さらに隣の大男の風紀委員はというと、一人の男子生徒を捕まえて、持ち物チェックと題して、そいつのカバンから弁当箱を取り出し、中身をあらためる。


「お前、所属は文芸部だったな」


「よくご存じで……」


「ではお前に、このハンバーグはカロリー過剰だ! いただきます!」


 と、きちんと手を合わせてから他人の弁当を食べる。

 これに俺も、負けじと巨乳女子生徒を捕まえて、持ち物検査を執り行う。


「その胸に、学校に必要ないモノが入ってるんじゃないか? 触って確認する!」


 と、巨乳を思う存分揉みしだこうとしたが、俺の手を掴んで、それを阻止する者が現れた。


「誰だ!?」


 そこに居たのはいつか見たジジイ、確か、城ケ崎まりあの爺やだった。

 ということは……、

 よく見ると、巨乳女子生徒は城ケ崎まりあだった。

 おっぱいしか見てなくて、城ケ崎だと気が付かなかった……。

 ならば話は変わってくる。


「いやあ、すみません。なんでもありませんよ」


 と言って、俺は城ケ崎を通した。金持ちには逆らえない。

 こいつのせいで、一回捕まってるわけだし。

 だが裏を返せば、金持ちみたいな力のある者以外には何だって出来る。

 それが風紀委員だ。


 創作の世界では、よく権力のある生徒会などというのが出てくる。

 うちの学校も、かつてはそうだった。

 それはもう教師でさえ、生徒会には逆らえなかった。


 しかし、ある代の生徒会内の権力闘争で、生徒会書記が、生徒会長と教師の肉体的恋愛関係を風紀委員に密告。

 その肝心の行為の現場を押さえたのが写真部、報じたのが新聞部、そして取り締まったのが風紀委員だった。

 それ以来、風紀委員の方が生徒会より力を持ったのである。


 誰しも後ろめたいことの、一つや二つあるもんだ。

 それがバレたら困る人間は、誰も風紀委員には逆らえない。


 こんなことをやっていて、風紀委員は恨みを買うのではと、他校の生徒なら思うかもしれないが、新聞部のアンケートによると、風紀委員に対する満足度は常に百パーセントである。

 新聞部の記事の検閲は、教師ではなく風紀委員が行っており、風紀委員は教師のようなお堅い制約は設けていない。

 また写真部に関しては、自由に被写体を選んで良いという権利を与えているが、そこのところは何の関係も無いだろう。


 しかし、いくら風紀委員の権限が強くとも、調子に乗りすぎることだけは注意しないといけない。

 例えば、皆のあこがれ美人爆乳新任体育教師であるところの、優子先生を風紀委員権限でお誘いしようものなら、彼女を好きな者らから袋叩きに合うことだろう。

 風紀委員内にも彼女のファンは多い。かく言う俺もその一人。


 俺はそんな袋叩きは、ちょっと面倒くらいで恐れるに足らんが、何度も言うが俺の最終目標は、イチャイチャラブラブなので、権力を使ったりはしない。

 しかし、おっぱい触ったり、スカートを短くするくらいはする。



 と、そこへ、美人爆乳新任体育教師であるところの優子先生と対をなす存在、美人爆乳新任養護教諭であるところの、新谷頼子先生がご登校あそばされた。

 すでに数多くの不良が、自らの顔面を自らの拳で殴り、保健室に通い詰めているという噂がたつほどの、魅力あふれる女性で、俺も一度はお世話になりたいと思っている。


 髪はウェーブがかかった亜麻色の長髪。

 背丈は平均的だが、右目の顔の外側寄りにある泣きボクロがセクシー。

 そして何よりおっぱいがデカい。

 彼女はいつも白衣を、前を閉じずに着ているが、そういう着方をするとおっぱいが、いかに飛び出しているか分かるのだ。なんとも罪作りな女性である。


 ……よし、今回のターゲットは頼子先生で決まりだ!

 いずれはお世話になりたいと思っていた。生徒同士も良いが、生徒と教師というのも背徳感がエッチ度を上げてくれる。


 それに親父に報告したとき、例えばクラスメイトの彼女が出来たと報告するのと、エッチで美人な保健室の先生の彼女が出来たと報告するのと、どちらが親父は悔しがるだろうか。答えは両方。よし、思い立ったが吉日だ。


 風紀委員権限を使わない限りは、風紀委員の連中も黙っているだろう。

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