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記憶を超えたその先に...

これを読んでいるということは君も忘れてしまっているのかもしれないな。あの人のことは絶対に忘れてはならない。僕はもう6度目になる。絶対に忘れてはならないあの人の名前は    。


こんな手紙を見つけたのはもう4ヶ月も前になる。見つけたときは俺が昔こんな痛い手紙を書いていたと考えて恥ずかしくなった。今となってはどこにあるのかすらわからなくなっている。

「おにぃ〜おきて〜」

「もうそんな時間かよ」

「いや、まだ5時なんですが・・・」

「もう中3になったんだから朝、俺の部屋に来るのやめろよな」

「ぷぅ〜」

「着替えるから出てった出てった」

「おにぃ一緒に着替える?」

「はいはい。また今度ね」

そういって佐久都は未亜を追い出した


「いってきま〜す!!」

そういうと佐久都は家から出ていった。


佐久都が住んでいるのは都会でもなく田舎とも言えないところ町山市。のんびりしていてだからといって暇にもならないいいところだと彼は思っている。佐久都が通っているのは鶴が丘高校だ。至って普通の高校であり学力もそこそこである。


いつも通り佐久都が電車に乗っていると武が声をかけてきた。

「おはよ」

「おう」

「なんだよ おうって」

「それ毎日ツッコんでるけど飽きないのか?」

「飽きるとかじゃなくてなんていうんだろうな〜」

「日常的な?」

「そんな感じだな」

なんていうどうでもいい会話をしながら登校するのが佐久都の日常だ。

「やっと着いたよ」

「そうだな」

「おはよっ!!」

「おはよ!美佳」

「おはよ」

「佐久都はいつもてきと〜だね」

そんな話をしているうちにクラスに着いた

「武、聞きたいんだけどさ桜川先輩ってわかるか?」

「わかるも何も有名人だろ。町山事件の桜川先輩だろ?」

「町山事件?」

「お前知らないのか!?町山事件ってのはな桜川先輩が狙われたのが原因で先輩の周りにいた友達14人が殺された事件だよ」

「そんな事件だったのか...」

「急にどうしたんだよ?悪いことは言わないから先輩には関わらない方がいいぞ」

「ご忠告さんきゅうな」

「噂をすればなんとやらってな。桜川先輩きたぞ」

「行ってくる」

「おいっ!ちょっと待てよ!って聞かないだろうけどな」


「桜川先輩ですよね?」

「そうだけど何か用?」

「ちょっといいっすか?」

「なに?」

「町山事件ってあれ嘘ですよね?」

「なんでそう思うの?」

「そんな事件の中心にいた人が平気な顔して学校に来れるはずがない。それに誰も殺された人の名前は口にしない。つまり、知らないってことっすよね?」

「君みたいな子にもっと早く会えていたら楽だったのかもね...」

「今からじゃ遅いんですか?」

「どうだろね」

「先輩、俺と付き合いませんんか?」

「一年後同じことをもう一回言ってくれる?」

「わかりました」

「じゃあね」

そういうと先輩はどこかに行ってしまった。





柑奈月です

初めて小説を書いたのでよくわからない文章かもしれませんがこれからもよろしくお願いいたします。

それでは次回でお会いしましょう...

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