オープンカー
オープンカーに乗せて貰えることになった。
走り出す。高級車らしい? 加速性能だった。
ちなみに、運転席に収まっているのが、裸に赤いバラを漂わせている美少女だ。副官らしき貫禄を醸し出していた。「ローズ……」余裕げに微笑む。
助手席には、肌に「カトレヤ」を散らした、SPぜんとした、硬質な美少女が収まっていた。
金百合の姫殿下は一人、広々とした後部座席であり、僕は光栄なことにその横に侍ることが許された、という構図だ。
「エマニュエル――」「エマ」
「エマ」「オッケイ!」
「――どこへ?」
ニッ、と笑った。
「キミこそ、どこへ行きたいのかな?」
「差し支えなければ、タモンビーチに寄ってほしい」
そこしか考えられなかった。
ところが、
「カノジョ、そこにいないわよ」「え――?」
意外な言葉だった。
「え?」
「キミの、あの、おっかない、侍ガールが、気を変えたことは承知している」
「――」
「だから、こうして、キミに干渉できている」
「なにを言ってんだ?」
答は別の形で示された。
急に自分のオリハが膨張し始めたのだ! シャツとパンツがビリビリに裂かれ、風に飛ばされていく。
僕は、花びらがちらほらな、真っ裸にされてしまった!
ローズが振り向き、見て、一言。
「チェリーボーイ」
三人の美少女が、それぞれらしく、笑った。




