ホテル
マリのご機嫌は、大スケールにして非常にロマンチックな夕焼け景色のおかげで、回復したと言っても過言ではない! オレンジ色の感動ものだった! 僕は、空に向かって、感動と、そして謝意の合掌を捧げたもんである――!
ビーチからタクシーで約30分。南東域の浜沿いの宿舎に到着した。
ホテル、ライジング・サン。
はっきり言って、見劣りする(笑)。何だったんだあのビデオは?(笑)
なんで東海岸は寂れてるんだろうと思ったのだが、すぐに追い払った。
上等じゃん!?
分相応である。
そもそも商店街の福引きなのだ。
それも、マリの付録。
これで文句なぞ、思い上がりも甚だしいというものだ。
通された部屋は、テラスからホテルビーチ直通可の、1階だった。とにもかくにも、スイートルーム。
ならばよしと、確認しただけでレストランへ。分厚いビーフステーキで腹を満たしたのだった。
部屋に戻ると、ベッドは、ダブルが一つだけだった。
もう二人して顔を赤らめたもんである! そして――
マリの目色が妖かしの色彩を帯びたことを意識して――
(寝させないぞぅ)
僕も――
リビングのソファーにて就寝するコト、宣言するしかなかったのでありました!




