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何でも屋さんは最強でごさいます。  作者: 怠惰なスイカ
第一章 月白色の何でも屋
6/7

六語~フラグ回収乙です~

 遅くなってすいません。

 リミスの名前をソフィアに変えました。後なら見てリヒト、リーベ、リミスと【リ】が被りまくってました。自分でも自分に馬鹿だろう、と思いました。


 いざ行かん学園へ!


 はい、どうもあなたの何でも屋シャッテン・デア・ドゥンケルです。私は今王国ルンシードにある学園に来ています。今日途中入学なんですよ。

 ?……途中から入学なんて出来るのか?と出来ますよ、金にものを言わせればね!最悪この国のヤバイ機密情報でもぶら下げて話せば、心良く理解してくださるでしょうしね。言葉とは素晴らしいかな。


「今日からこのクラスに入るこになった、シャッテン・デア・ドゥンケル君だ、皆仲良くしてくださいね」


 若い二十前半の女性の教師が私を紹介する。フム、身長172㎝茶髪の腰まである長い髪に泣きボクロ胸元の開いたローブ……エロいですね。私の好みではありませんが、大抵の男性は喜ぶプロポーションの美女です。

 まぁ、私の好みの女性は正直この学園でいるわけないですがね。ズバリ、気品溢れるお姉様は言いましたね。一番はスライム!あのプニプニボディー!まぁ、学園にいたら問題ですがね。


「始めまして【シャッテン・デア・ドゥンケル】です、宜しくお願いします」


 この学園はそれなりに名門で貴族が多い。教師陣も選りすぐりの者達で元宮廷魔導師もいたりするため入学は難しいが入学すれば補償金も出て平民でも入学することができる。ですが、魔法を使える者が平民には少ないから必然的に貴族が多く入学する。近所に魔法が使える者がいたり両親が使えでもしない限り学ぶ機会がないからね。

 そして、クラスは科目で別れ【生産科】【魔法科】【騎士科】に別れ中でもより優れた者は【勇者科】と呼ばれるクラスに入ることを許される。ん?私か?私は【勇者科】ですよ。この科は最近できたものだから是非どんなものか知りたいからね。まぁ、千年引きこもった中で最近だから、千年前にはなかったんですよ。だから、最近。


「ではシャッテン君、空いてる席に座ってください」

「はい、分かりました」


 空いてる席空いてる席~……。何でいるですか、このアマ……お嬢さん。あっ、目が合った。


「!?何であんたがいんのよ!?ボッタクリ!」

「会ってそうそう失礼ですね……金無しお嬢さん」

「はぁ!?金無しですってぇ!?」

「事実そうでしょう、準備出来ましたか?」

「出来るわけないでしょ!あんな大金!」


 はぁ……。予想は大体ついていましたが、まるで親の敵を見るような目で私のことを睨んできます。来て早々に帰りたくなってきました。千年ぶりの学園生活なのに何このでだし。最悪と言ってもいいのではないでしょうか?


「あれ、君昨日の……」

「はい、何でも屋です……たしかリヒト様でしたね」

「うん……君ここの生徒だったんだね」

「正確には今日からですがね」


 昨日のクソ男……ではなくリヒト様もいました。隣に大人しめの少女のソフィア様も。正直に言いましょう……会いたくなかったです。わぁ~、イヤだわ~。ソフィア様は私のことをリヒト様に隠れながら怯えた様に見てくるし、リヒト様は苦笑いで、リーベ様は怒気を漂わせながら睨んできます。


「リヒト君シャッテン君と知り合いですか?」

「えっ?はい……そうです」

「ではシャッテン君リヒト君の隣に座ってください」


 えぇ~……。知り合いだから仲が良いとは限らないでしょう~?前から三番目のド真ん中だし、席順が通路側からリヒト、ソフィアとあり通路側に一個席が空いている。ですが!通路のその向こう側はリーベ様がいます!座りたくない。リーベ様はリヒト様の事が好きの様ですし、私が座るとリヒト様が見えなくなるわけでからなず恨まれます。

 だが、教師の命令とあらば従わないわけにはいきますまい。


「はい、リヒト様宜しくお願いします」

「あぁ……よろしく……」

 

 その苦笑い止めてください。差し出した手を怪しまれながら握手しました。それをリーベ様に憎々しそうに舌打ちされました。ソフィア様は……、このリア充が!と言っておきましょう。リヒト様の腕に掴まりチラチラと見てきます。地味に傷つきますよ、それ。

 何やら、私の学園生活は面倒な事になりそうです。あぁーー、癒されたい!学園にスライム達を連れてきては駄目でしょうか?わりと本気でそう思いました。

 



 出来れば、五日後!

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