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何でも屋さんは最強でごさいます。  作者: 怠惰なスイカ
第一章 月白色の何でも屋
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二語~絶賛タイムセール中です~

主人公一人称です。

 私は何でも屋、名はシャテン・デア・ドゥンケルと申します。先日引ここもり脱しました。いやぁね、さすがにそろそろ出て来ないとヤバイかなぁ~、って思った訳でして今絶賛一日限定タイムセール中という訳ですよ。

 千年ぶりの仕事なのでぼくちゃん頑張っちゃうよ~!と張り切って町で何でも屋を再開したのですが、お客様が全然集まりませんー!何で!?どうして!?絶賛困惑中でございます。


 えっ?私が怪しいからじゃないかって?いやいや、それはないね。断固としてあり得ないね。だって私身だしなみには気を付けておりますし、自分で言うのも何ですが美少年ですよ?そんな子供が、正確には6682歳ですが……道端で何でも屋を開いているのですよ?怪しいわけないでしょうが!寧ろ客が集まり猫の手も借りたい事態になるのが普通なのです。千年前は国単位で四方八方から依頼が殺到していたのですよ?だからこれは狂言でも戯れ言でもございません。まごうなき真実!事実!なのです!


「はぁ……お客様来ませんね……」


 の、筈なのですがこうもお客様が来ないと少しテンション下がりますね。私の【仕事やる気メーター】が減少していきます。やる気これ大事ですよ?やる気が無いと仕事を楽しめません。

 お客様来ませんかね……。


 私これでも自分でいちゃぁ終わりの気もしますが、それなりに凄いですよ?魔王だろが勇者だろうが勝てますし、一国の王ですし、万能ですよ。【料理】【裁縫】【調合】【加治】【諜報】【暗殺】【手品】【戦闘】等々何でもこいの何でも屋さんなのですよ!ほぼ全て出来ます!任せろドーンとこいで依頼されたものは全て完璧に果たします。達成率100%です!褒めろ、崇めろ、奉れ!個人的には褒めて欲しいです、★なのです!


 …………えっ?テンション高くて鬱陶しいって?大丈夫私も自分のテンションが可笑しいのは分かっていますから。どうも、暇で誰も話し相手がいないと変なテンションになるですよね。例えるなら深夜一時ぐらいのテンションでしょうかね?もしくは好きな漫画がアニメ化する時のテンションでしょうか?この世界にはありませんがね!だって文化が中世ヨーロッパ並みですよ、映画、アニメ、漫画、なんてあるわけないじゃぁないですか!まぁ、私の統治する国にはありますがね!だって欲しいじゃないですかぁ!

 あっ、私転生しゃですよ。転生したのは高校一年生の時でしたね。今はどうでもいいですが。


 おや、こんな下らない事を考えているとお客様がやって来たではありませんか!これぞ我魅力!フハハハハ!……冗談ですよ、お客様が来てテンションガンガン上がってきました。


「私に何かご用でしょうか、お嬢様?」

「あなた、依頼されれば何でもするの?」


 フフフフ、依頼達成率100%の私に依頼するとは中々に見る目がおわりのようで……。声はハッキリ聞き取りやすく耳に残る声で……。


「無論でございます、お客様の要望に答えるが我がモットーですからお任せくださいませ」


 代金はしっかり頂きますがね!


また5日後に。

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