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事故
「では、まず体育倉庫の掃除をしたいと思います。」
「一旦解散!」
===
掃除か・・・ 絶対、時間掛かるぞこれ。
さすが、地獄の委員会。
「宮崎~!」
「斉藤先輩!!」
「一緒に掃除しようぜ。」
「は、は、はい!! 喜んで!!!!」
やった~♪
先輩がいるから、頑張れる!
体育倉庫を開けるとそこはものすごくホコリっぽく大変そうだった。
「まずは、道具を外に出すか。」
「はい。」
何動かそうかな。
台風の目などに使う長い棒が棚の上に乗っている。
「よし、アレとるか!」
足を棚に掛けて登る。
結構、体育会系なんですよ!
「よいしょっと。 取れた。」
足を動かした瞬間、棒の重さが一気にきて バランスが・・・
駄目だ、落ちちゃう。
掴もうとした棒は床に向かって落ちていく。
ああ、どうしてこんな風にいつも上手くいかないんだろう。
星華は目を閉じた。