5/28
判明
キーンコーンカーンコーン♪
キーンコーンカーンコーン♪
チャイムが鳴り響くと、共に男子の声がする。
『よっしゃ~、昼休みだ!!!』
『遊ぶぜ!!』
星華は窓から外を見つめた。
今日もカッコイイなあ・・・
斉藤先輩は、いつも昼休みは外で遊んでいる。
大体、サッカー・野球・キックベース・追いかけっことかをやっている。
そのどれもが、上手で思わず感心してしまう。
===
「あれ?」
ふと通りかかった、2年生のフロア。
普段は通ることの無い道なのだが、今日は日直だから珍しくこの道を歩いてる。
「あの人って宮崎先輩?」
涼太は立ち止まった。
どうやら、ぼんやり外を見ているようだ。
いや。待てよ、視線の先には男子生徒。
あ~、そういうことか。
宮崎先輩はあの男子生徒のことが好きなのか。
その時、星華の口角が少し上がった。
「そんな顔されたら、こっちだって燃えるよ・・・。」
俺って、恋したんだな・・・。
===
やっぱり、私には斉藤先輩のことしか考えられない。
私は、恋をしているな・・・。
ブックマーク登録ありがとうございます!!
これからもよろしくお願いいたします。