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第二ミッション
「風船を割る・・・。」
足を使わず二人って・・・。
体ではさんで割るしか無くない!?
「先輩、どうします?」
「やるっきゃない。」
「じゃあ、やろうか。」
2人は向き合って風船をはさむ。
こんなことやってると体温が上がってしまう。
近い・・・。
「中々割れないですね。」
「うん。」
「じゃあ、仕方ない。 ちょっとすみません。」
「え!?」
いきなり肩を掴まれた。
心拍数が上がる。
心臓持たない・・・。
すると、抱き寄せるように体を引かれた。
パン!!
「うわあ!!」
彼がクスッと笑った。
「何笑ってるのよ!!」
「いや、カワイ・・・」
自分の言っていることに気づいたらしく、耳が真っ赤だ。
君のほうが可愛い。
「じゃ、じゃあ、ゴールに向かおうか・・・。」
「う、うん。」