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younger than me  作者: 栗原雪
13/28

頼って

なんで、斉藤先輩のことを好きになったんだろう。


星華は全速力で廊下を走った。


===


(あれ? なんか向こうから人が走ってくるな・・・)

涼太は目を細めた。

(う~ん、女子?)


(宮崎先輩!?)

涼太の横をものすごいスピードで通り過ぎていった。

(泣いてる・・・?)


===


「ひっく、ひっく。」


はあ。

疲れた。

ここなら、誰も来ないだろう。


屋上から見る空はすっかり暗くなって、星が見える。


「なんで、なんで好きになったんだろう。」

こればかり、考えてしまう。


ガチャ・・・


「宮崎先輩・・・」


「・・・。」


「あ~、何で来るかなあ。」

「先輩が悲しんでるから。」


「そんなこと言わないで。」


そんな風に言われると、何だか心がぐらつく。


「何で、あんたはいつもこういうときに現れるのかなあ。」

「先輩が好きだから。」


「何で_____」

「辛いことは隠さずに言ってよ。」


「年上だからって、無理はするなよ。」


「俺をもっと頼って。」


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