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夢レンタル7


夢レンタル7


オアシス本店のバイト達の中で注目度MAXな客がいる。


身長180cmぐらいの細めで肩幅がしっかりしているから俗にいう細マッチョというやつだろう。結構なイケメンで年は21歳。

会員登録の時に年齢と名前はチェック済みだ。


近藤 龍之介という男性は大学生で、たぶん彼女はいないだろうと判断した。


だって・・・毎日店に来ては1時間以上18禁コーナーにこもってはあなたが主役系のAVを借りて行く。


ちなみに店のバイト店員は20代の女性である。


「龍くん絶対彼女いないよねー!毎日夢の中でエッチしてるんだったら彼女いなくても満足しちゃうんだろうね!」


てな感じで、彼女がいないというのはほぼ確定!



そんな噂があるとは夢にも思っていない龍之介は

今日も 胸を張って学校帰りに来客である。


しかし、いつもと様子が違う。


「あれっ!いつも堂々と18禁に入って行くのに今日はキョロキョロしながらヒーロー物の所で座り込んでるよ」

「普通、18禁に入るのにキョロキョロするのにねー」

「恥ずかしがるのが逆よね、逆!」


と20代のバイト達は笑いをこらえる。



実は龍くん、超がつくほどのヒーロー好きだ。

でもあまり周りには知られたくないから、知らず知らずに挙動ってしまうのだ。


本当のヒーローはどうあるべきかを常日頃から考えているから、あなたが主役コーナーではなく、客観視コーナーで、どのヒーローを見るか1時間ぐらい悩んでいるのである。


1時間半後にやっと選んだのは戦隊物。


嬉しそうに龍くんは会計を済まして店を後にした・・・・・・・・・・



近藤 龍之介・・・・


この時はまだ誰も知らない

彼が今後どうなって行くのかを・・・・・


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