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夢レンタル58

夢レンタル58




気を失ったはるかに気付いたじーさんは、操縦どころではなくなった。

はるかの顔を叩いたがまるで反応がない。


ゲーム終了のブザーがなり、強制的に船はスタート地点のゲートの中に戻った。

船を覆っていた水が早々と無くなって行くと船のトビラが開いた。


龍之介とあきらは「大逆転勝利!!」と嬉しそうに船から飛び降り、

じーさんの船へ駆け寄ったが、二人はなかなか出て来ない・・・


龍之介

「あまりの悔しさに気でも失ったか!!」


じーさん

「・・・・・・はるか、が・・・・」


龍之介

「はるかさんがどうしたんだよ?とにかく出て来いよ。」


じーさん

「はるかが動かないんだ 」


龍之介

「なにっ!ちょっ、ちょっと店員呼んでくるから、すぐ来るからそのままでいて!」


すぐに店員二人が龍之介に連れられやって来た。

はるかを三人がかりで抱き上げスタッフルームまで運んだ。

スタッフとじーさんらがはるかを囲み、ひたすらはるかの名前を呼びかけた。

心臓は動いているし呼吸もしているから気を失ってるだけ、名前を呼び続けてください!

とスタッフが言う。



はるかは夢を見ていた。まだ見たこともない夢を・・・


それは短い夢。

主人公は自分ではなく、客観的に見ている感じ。

でも重要な立場にあるようなないような・・・?

ホワーンと心地の良い感じ。

でも、もう終わってしまう。まだ終わって欲しくないのに・・・・



じーさんや龍之介の顔がうっすら見えてきた

どうしたのこの物語にあなた達出てきてたっけ??



「おっおい!しっかりしろ大丈夫か!僕が分かるか?」


「うん、分かるわよ、何言ってるの?あったりまえじゃない!」


龍之介

「良かった~、気が付いてくれて。船に酔ったの?」


はるか

「えっ私、どうなったの?」


じーさん

「気を失ってたんだよ。」


はるか

「急に頭が痛くなって・・・そしたらなんかホワーンって心地の良い感覚になって・・・」



龍之介は思った。

やっぱり頭痛は起こっていたんだ。それにしても気を失うのはやばいんじゃないか?

俺は全く無かったから・・・いやまてよ、もしかして俺もこれから起きるんじゃないのか?

はるかさんには全て話した方が良いかもしれないな~。にしてもシーランドでは話せないよな。

近々全部話そう。もちろんじーさんに相談してからね。



少しフラつきながらでも立ち上がったはるかは、

「さぁ~次行こうぜ!!」


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