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夢レンタル27

夢レンタル27



「きまぐれ天使」の自動ドアを入ると壁一面のパネルが並んでいる。

ギルはこのパネルを見てもどういう店なのか分からなかった。ギルの国にはこういうシステムの店が

無いから逆に興味を持ち、楽しげにパネル群を眺めた。


はるかはもちろん初めての体験。ギルの楽しげな表情を見てるとはるかもテンションが上がって

二人で約5分程眺めている。

パネル横の小さい小窓から何やら声が・・・・


「お客さん、早く選んでください!」と、おばさん風の枯れた声がかすかに聞こえた。


はるかはその声をなんとか聞き取り、ようやく選ばないといけないシステムということに気付いた。


「ギル、このパネルから一つ選ぶらしいですよ、どれにします?」と、はるかが英語で伝える。

「そうだったんですね、じゃあ・・・・・これにしますか!」とギルが選んだパネルは赤と黒で

統一され、ベッドは丸型で少しレトロチックな部屋。

はるかはうれしそうにそのパネルを触るとクリスタル調の透明な細い長方形がパネル横から5cmほど

飛び出てきた。その長方形をギルが取り出すと鍵が中から長方形にくっ付いて出てきたのである。

するとさっきの枯れた声が、「エレベーターで5階、505号室!」と、面倒くさそうに小声で言った。


二人はエレベーターの前で自然と手をつないだ。

この時点でギルはまだ何の店なのか分かっていない・・・・・


さすがにはるかは分かっているが、ギルも当然分かっているとはるかは思っている。


505号室の鍵を開けて酔っ払いのギルは一直線にベッドに転がった。

はるかは転がっているギルの横に腰をゆっくり下ろした。


しばらくしてギルがはるかを見上げ、ようやく気付いた・・・・


ゴクリとできるだけ音を立てないように唾を飲み込むとギルは言った。

「ご、ごめんなさい・・・こういう店とは知らずに・・・・」


「そんなこと言わないで、余計に恥ずかしくなるから・・・」とほっぺを真っ赤にしてはるかが返す。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



おいおい!二人ともいい大人だぜ!早くやれよ!!



沈黙を先に破ったのは処女のはるか。

「私お風呂入ってきますね」


「あ、は、はい」


なんとも情けない男である。




しかし!! 5分後


ギルが立ち上がった! そしてお風呂に向かった。一枚ずつ脱ぎながら・・・・

風呂につく頃には全裸。扉を開けると、そこにはシャワーを浴びているはるかがいる。

後ろからはるかをそっと抱きしめた。

はるかは一瞬ビクッとしたがすぐに受け入れ、そのまま二人は感情のまま身を一つにしたのだった。




こうして二人の付き合いが始まり、じーさんの思惑通りに事が進んで行く・・・・・


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