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夢レンタル24

夢レンタル24




龍之介は早速不動産屋にお金を持って行った。契約した次の日である。


部屋の鍵を渡されルンルン気分でスカイ・スリーマンションに向かった。

どこに何を置くかなどを吟味してから買い物に行った。

親にも彼女のあきらにも内緒である。普段の生活はあの安アパートで過ごすから

多分バレはしないだろう。


一通りの買い物を済まして、いつものようにオアシス向かう。


じーさんは今日もオアシスに来ていた。今日はソフトを借りるつもりで来たのだ。

はるか目的ではないらしい。なにを借りるべきか何が面白いのかサッパリわからない。

無趣味なじーさんは、映画もほとんど見ないし何が流行っているのかすら知らないのだ。

そうやって悩んでいると、龍之介が店に入ってきた。


龍之介はいつものようにAVコーナーに行くのかと思いきや、洋画の最新作コーナーで立ち止まった。

そう、龍くんはあきらとのエッチが大成功だったからもうAVは卒業したのだ。

にしてもヒーローではなく洋画とは、店のバイト達もビックリ!


「あら、龍くんAVでもヒーローでもなく洋画だなんていったいどうしたのかしらね~?」

「もしかして彼女でもできたのかしら?」


バイトの女性達はあきらの存在を知らない・・・


龍くんは最新作コーナーの前でモジモジしている小さい男が気になった。

あまりにもその場所から動かずにいたからつい、

「何か気になる映画があるんですか?」っと優しく丁寧に訪ねてみた。


「ナルホド・・・」


龍之介は思わず

「異国の方ですか?」と言ってしまった。

異国の方は

「What?」


龍之介は英語だということに気づいた。外国人ばなれした(日本人と思うほど日本顔)この男、

見れば見るほど日本人の顔だ。なのに英語とは、人間て面白いな!と心でクスっと笑い

かたことの英語で話した。


じーさんはホッとした様子で、映画のこと全く分からないが夢レンタルを経験してみたいと

龍之介に伝えた。

龍くんは、なんとなく言ってる意味が分かったので最新作の「アンディージョーンズ」を

手に取り、じーさんに渡した。じーさんは「アリガト!」と微笑みながら龍之介を見上げた。


そしてじーさんは「アンディージョーンズ」とドリームドリーマーを借りて店を後にした。


龍くんはというと、借りようとしていた「アンディージョーンズ」を渡してしまったことを

少し後悔していた。仕方なく違う洋画「パッションインポッシブル」を借りて、

安アパートに向かった。


帰っている途中、突然頭に激痛が走り体がよろめいた。明らかに今までの痛みとは違った。

数秒するとピタッと痛みがおさまり、再び歩きはじめ安アパートに着いた。



確実に龍之介の体には副作用が・・・・・・




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