夢レンタル2
夢レンタル2
オアシスが大流行し、夢の独占企業に発展。
全世界に支店を展開し、売り上げがうなぎ登りに急上昇。
一方その頃、某国の超有名IT企業がオアシスに対抗すべく、新しい第二の「ドリームクラブ」を開発。
人体実験の段階まで進めていた。
※某国の超有名IT企業を「Q,LaLa!」(クララ)と命名する
「ドリームクラブ」とは、数名で同じ部屋に寝て、オアシス製のソフトを用いて
一つのミッションをクリアしていくソフトである。
オアシス社が支店を展開し始める2年半前・・・
クララはこの開発を進めていくにあたって、オアシスとの合同開発を求めたが、
オアシス側はキッパリ断った為、クララの単独事業になってしまった。
クララの開発者達は、そんなオアシスに敵意さえ覚えていた
「小さい島国のくせにっ!」
オアシスの協力を得られなっかったクララ社は、オアシス製のソフトと同レベルのソフトを開発しようと
必死で試みたが特殊な特許を取っていた為、同レベルとはほど遠いソフトにしかならなかった
クララはオアシス社にスパイを派遣することまで考えたが、オアシスとはもめたくない、将来的には協力
し合いたいと願っていたからスパイを送ることは断念した。
「Q,LaLa!」が超有名にまで発展したのは商品が良いだけではなく、
どの企業に対しても良心的で協力的だからだ。
ゆえに最も就職したい企業No,1に12年連続で選ばれている。
とはいえ、ソフトを世に出せるまでのレベルに仕上げないといけない。
クララ社は焦った・・・・・ あと2年・・・・・
ある日、重役会議で「開発営業部」を新たに設立することが決まった。
部長に選ばれたのが、クレーム処理担当のグレゴリー・G・ギルバート。
名前の頭文字にGが3つあることから、小学生の頃から「G3」そう、じーさんと呼ばれている。
そしてこのじーさんがこの物語の主人公である。