表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Why was that banned? 

作者: theBlueField

 違うよ……。

 そうじゃないんだ……。


 確かに僕は、テレビを観てたさ。

 でもあれは、僕のオリジナルだ。

 確かに今期のあの作品の結末(エンディング)に似てたかも知れない。

 でも()れは、僕が一から思考し、計画し、実行した、僕の作品(もの)だ。

 確かに僕は今、(ここ)に居る。

 でも()れが成功すれば()()るのは判ってたし、覚悟もしてた。



 違うよ……。

 そうじゃないんだ……。


 此の事(コイツ)は僕が有りっ丈の力を振り絞った、まさに渾身の力作だ。

 だからそんな商業主義的作品と較べないで()れ。

 此の件(コイツ)は僕の想像力(イマジネイション)を全て傾けた、僕の独創的作品だ。

 だから無関係な物語を闇に葬らないで呉れ。

 此の事件(コイツ)は僕の頭脳(アタマ)が生み出した、会心の一撃だ。

 だから其の放送作品を「無かった事」にしないで呉れ。

 今回の事件(コイツ)は僕のオリジナルなんだ。

 だから哀れな其の番組の放映を取り止めないで呉れ。



 意味、無いから。

 僕はそんなものに影響(インスパイア)された訳じゃないから。

 僕が其れを見てた、って()うのは()(まで)も偶然で、其れを規制したって、何も変わらないから。

 事件を受けて其れを放送禁止にしたって、意味無いから。



 違うよ……。

 そうじゃないんだ……。

 意味無いんだ……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ