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ヘヴンズ・ゲート  作者: 電波中毒患者
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第2話

「……き…。…きて。………起きてくださぁい」

 ほのかに照る太陽の光。あふれ出るほど広大な自然と鮮やかに青く染まる空が視界に映る。

そうか、ここは天国なのか……。

「ダメですねぇ、もう1回攻撃霊術撃ってみましょうかぁ。ショック療法って奴ですぅ」

 という現実逃避ビジョンはすぐに終了。危険を感じたのか、俺の第6感が魂を現実に引きずりこませた。……まあ、あのままいる方が危険だったんだと思うけどな。

「あ、起きましたぁ。大丈夫ですかぁ?」

 イマイチはっきりしない視界に朦朧としながらも、ゆっくりと顔を上げた。ここは…保健室、ってところか?あまり覚えていないが、多分この人はさっきステージに上がっていた女性だろう。

「さっきはすみませんですぅ。まさか結界が解けていたなんてぇ」

 全く回転していない脳を強引に回転させるが、結界という言葉は俺の脳内常識辞典には載っていない。この人、おかしいのか?それとも俺が聞き間違えたとか?

「新入生に霊術を見せてあげようと思いまして安全のために対霊術用結界を張っていたのですがぁ、欠陥があったみたいでどこか途切れると術式自体が破壊されちゃったようですぅ……って、何言っているのか分からないって顔してますねぇ」

 意味の分からない単語がマシンガンのように飛んでくる。そんなたくさん言われたら俺の頭がパンクしちまう!

「あ、申し遅れましたが、私は陽暮月子(ひぐらしつきこ)といいますぅ。陽暮先生ってよんでくださいねぇ」

 陽暮先生、か……って先生だったのかよ。背小さいし、学生かと思った……。

「あ、どうも。俺は天海和弥っていいます」

「……君があの天海君、ですかぁ……」

「?俺が何か?」

 やっぱりさっきの入学早々遅刻大事件(俺命名)でもう目つけられてるのか?

「あぁ、いえ、こっちの話ですぅ。それよりも、もう体も大丈夫みたいですし、そろそろ自分の教室に行ってみたらどうですぅ?」

「え、あぁ、分かりました」

若干せかすように陽暮先生が言う。確かにもう楽になったし、入学早々に変なレッテル貼られるのも嫌だからな。遅刻したことについては知らない。




「……………あの子が、学校至上最高の対霊術師(ゴーストバスター)、ですかぁ……」




部屋を出る前に陽暮先生が何か呟いていたが、扉を開ける音にかき消されてよく聞こえなかった。


 

もう…ネタが切れ掛かってる……だと………



次話は晴嵐高校の概要と、霊術、霊術師について、主要キャラの紹介の欄とします。

べ、別にネタがないって訳じゃないんだからね!(完全に嘘

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