もう一度。
「知らない天井だ...」
中学生が一番言いたい言葉ランキング一位の言葉を呟いた俺はまだ起きたばっかで眠たい目を擦りながら背伸びをし、体を起こした。
そこで俺は何か異変を感じた。
違和感とか言うレベルじゃない、何か根本的に間違っているような異変...
とにかく不思議に感じた俺はよーく視線巡らせることにした。
視線を一通り巡らせるとようやく俺はその異変の正体に気づくことが出来た。だが、俺の頭には
「え?」
...そう、僕は何故かつい最近売却したはずの実家にいた。
を飲み込もうと頭を回転させていく。
だがどんなに思考を振り絞っても、どんなに頑張っても現実的にこうはならない。
そう、――現実的に考えれば...。こういうのはアニメや漫画での空想世界にあるもんだと思っていたけど...どうやら本当に実在するらしい。
タイムトラベルと言うやつは...。
見間違いと言うわずかな可能性を信じて部屋見回してみる。適当に散らかった服。好きなアニメのグッズ。そしてなんと言っても元カノから貰ったpc。間違えるはずが無い。やはり間違いなく自分の部屋だ。
しかも、とても重要なことを忘れている気がする。過去に戻ってきた原因が有るとすればそれについてだと思うが...
多分思い出さないと帰ることも出来ないのでで、部屋で何か思い出させそうな物が無いか探すことにした。
「と、とりあえず今の西暦でも確認しておこう。」
ある程度の西暦は分かっていたが、より詳しい日付を知るために机にあったガラケーを取り確認してみる。
そこには『2005年5月8日2:30(日)』と表示されていた。
「丁度10年前じゃねえか...」
意図的にこの日に戻って来たのか、それとも偶然この日付に戻ってきたのかは分からないが、この日付を見たとたん心の奥から謎の焦りがこみ上げてきた。
(っ、なんだ...これ...?)
最初は
焦りは徐々に速くなり、鼓動や冷や汗が止まらなくなる。
「.っはぁ...!!」
深呼吸をしようとしても過呼吸になっていて上手く出来ない。おまけに目眩や吐き気もしてきて、足がふらつく。
(やっべぇ、本格的に不味いかもしれなねぇ...)
足がふらついていたせいで、何もない所でこけて地面に倒れる。
倒れた衝撃のせいか体に力が入らなくなり徐々に視界が狭まり、そのまま意識は遠のいていった.... 。
「あ、お兄いやっと起きた。」
目を開くとそこには死んだはずの妹がいた。




