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「えっ・・・」
ニコニコと言い切るキールに、カマラは驚き思わず隣りの彼を見た。
「えっと、それですと黒の軍が不利になるのでは・・・?」
そう首を傾げるカマラの疑問に答えたのは黒の軍の元帥であるカークだった。
「残念だが、これでもまだハンデは足りない・・・」
「ハンデ、ですか?」
「今回、三日間を通して黒の軍にはラトガルド様がいる。つまり、グレイ様やアッシュ様以外では太刀打ち出来ないと言う事だ。カマロやソリオが出るならまだ経験の差でラトガルド様に勝てるかもしれないが・・・それ以外が相手では恐らく瞬殺だろう。・・・カタリナはどう思う?」
「残念ながら、カーク様の仰る通りかと・・・そのための倍兵ですから・・・」
カークの問いに、カタリナは苦笑しながら答えた。
ソレに頷きながら相槌を入れたのはキールである。
「この国でとても強いお二人を倒すのは、中々に骨が折れますものね」




