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「いーのいーの。あんなつまんねぇ会議、俺様よりレオの方が上手い事纏めてくれんだろうよ」
「ノルベルト様」
「アルドは真面目過ぎんだよ。少しはカルロを見習っとけ」
「私としてはノルベルト様にカルロの事をもう少し真面目に仕事するようにと叱って欲しいのですが?」
「んぁ?カルロは真面目に仕事してんだろ?俺様がサボっててもちゃんと何時も付いて来るぜ?偉くね?」
「一緒にサボって居たら全然偉くないですよ‼」
偉くね?と笑うノルベルトに、アルドは苦虫を噛み潰したような顔で兄の行動に苦言を呈す。
「良いんだよ。そもそも俺様に護衛なんか要らねぇ。世間体的な問題でカルロを付けてるだけだ」
「ノルベルト様!そう言う事を誰が聞いているかも分からない場所で言わないで下さい‼」
「へーへー・・・お、着替え終わったか?ラト」
ひょこりと試着室のカーテンの隙間から顔を覗かせるラトガルドに気が付いたノルベルト。
着替え終わったかと問う彼に、ラトガルドは頷くことで答えた。
「OK。そしたらノルにぃに見せてみ?」
首を傾げ乍ら優しく告げるノルベルトに、ラトガルドは嬉しそうにカーテンの向こう側から姿を見せた。