表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チェスの国  作者: テープコーン
2戦目 白の領
51/85

2-20

 


「んでもって、お前が18になった辺りから、アイツは()()()()()()()()()()()()()。そこから今まで国の運営は基本的に白の王()とお前だから大体四年だ。アイツが1人でキチンと仕事をしていた期間はな」


「ソレと俺が黒の王になる覚悟云々にどんな関係が・・・」


「だから、可笑しいだろう?アイツは()()()()()()()ちゃんと黒の王として黒の領を、この国の王の1人として()()()()()()()()()()()()()()()んだ。だが、お前が成人してからはどうだ?アイツは殆どの権限をレオ、お前に譲り渡しているだろう?」


「 ‼ 」


「どう考えても、あの男は()()()()()()()()()()()前提で仕事振ってんじゃねーか」


「ソレはっ・・・」



口籠るレオポルトに、アッシュは大きな溜息を吐く。



「レオ、ノルはな?王様向きであると同時に、王様向きじゃねーんだよ」


「・・・矛盾してないか?ソレ」


「してるよ。仕方ないだろう?ノルベルト自身が矛盾しているんだからな。アイツは誰よりも王に必要な素質を持っていると同時に、国と自身の大切なものを天秤に掛けられた時、迷わず大切なものの方を選ぶ奴だ」


「ソレって、どういう?」


「自身の家族か国民、何方かを選べと言われた場合、アイツは間違いなく国民ではなく自身の家族を選ぶって意味だよ」


「・・・・・・」


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ