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チェスの国  作者: テープコーン
2戦目 白の領
44/85

2-13

 


ソレを囲うように二重のお堀があり、城に入る為の橋が掛けられている各領の正面から見ると、白い城、若しくは黒い城が一つだけ見えるように色以外はぴったり同じ大きさ、角度、デザインで作られている。


背中合わせになっているお互いの城の裏には簡単に行き来が出来るように橋で繋がっていた。



「嗚呼、ソレはだな・・・」


「ソレは、我々黒の領の歴代の王に兄さん…ノルベルトのような性格の奴が居たからだ」


「レオちゃん・・・」



アッシュがグレイの問いに答えようとした時、ラトガルドを隣りに伴ったレオポルトが現れ、アッシュの代わりに彼女の問いに答えた。



レオポルトの話によると、この城が建った当初は裏側に橋等無かったらしいが、行き来がメンドクセェと言い始めた歴代の黒の王様の1人の命によって作られたらしい。


また、双方の城が背中合わせなのも、元々国の端と端にあった城を橋を掛けた王様よりももっと前の黒の王様の1人が、同じ国の王族なんだからもう隣りで良くない⁈と建設したのがはじめなのだそうだ。



今のノルベルトやアッシュ同様に、歴代の王様達も黒と白とで仲が良かった為に出来た事である。



「・・・なんていうか、思っていた以上にベルくんが言いそうな内容だった」


「だろう?ノルはきっと、彼らの生まれ変わりだ」


「「あり得そう・・・」」


 

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