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白の領 その1
本当は章ごとに更新しようと思っていたのですが、
めんどくさくなったので
何時も通り書いたら更新に変更します。
ー 白の領 白の城 ー
コツコツとコンバットブーツの音を響かせながら、男は白の城の応接室を目指す。
彼の名前はアッシュ・ホワイト。
灰色なのか、白色なのか分からない名前の彼は、身長177㎝で、グレーがかった銀色の短髪に白の王族を示す紋章の入った黒の軍の軍服を白くしたような恰好をしていた。
つまり、彼がチェスの国の2人目の王様である。
黒の領のノルベルトと同様に、チェスの国の王様の1人であり、白の軍の最高責任者だ。
ノックとほぼ同時に応接室の扉を開けた彼は優雅にティーカップを傾ける来客者の女性を視界に入れると、フッと笑って向かいのソファーに腰掛け、口を開いた。
「よう。久しぶりだな?トルディ」
「こんにちは、アッシュくん。扉はノックの後に開けるものよ?」
「良いだろう?別に。俺とお前の仲だ」
「どんな仲でも礼儀は必要だと思うのよね・・・特に、アッシュくんは白の王様なんだから」
「なら言い方を変えよう。此処は白の王様の城だ。だから問題ねぇ・・・そうだろう?」
「全く、相変わらず屁理屈が得意なんだから・・・」
表情を変えずに言い切るアッシュに、トルディ…トルデリーゼ・シュヴァルツは苦笑した。




