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と、謎の評価を付け乍ら、ラトガルドは短剣が届くよりも先に背後の盗賊の懐に潜り込み彼の胸元にそっと手を置いた。
「・・・は?」
盗賊は避けられた事を理解した瞬間、バチバチッ!という音と黄色い光と共にラトガルドの雷魔法で落とされた。
スタンガン程に抑えられているとは言え、威力は十分。
弓使いと同じ様に投擲用ナイフに仕込まれた魔法で拘束され、盗賊は戦闘からリタイアした。
「くっ、マジか?」
「嘘だろう?背中に目ん玉でも付いてんのかよ⁈」
ラトガルドから同時に距離を取った2人はそう言って口元を引き攣らせる。
「あっちの男もそうだが、お前本当に何者だ⁈」
思わず口を吐いて出た剣士達の言葉にラトガルドは少し思案した後、懐からあるものを取り出した。
そうして取り出したソレをスッと2人に見せ付ける。
「「 ⁈ 」」




