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帝国軍

「ブンキヤ?」


何だそれは?とでも言いたげな表情で見てくる。

やはり知らないようだ。


「いや、何でもない。

早いとこ終わらせようぜ。」


「?

何だよ?

『自分はキブンヤです。』なんてクソ寒い事言うなよ?」


嘘を吐いてる様子でもない。

川崎とは高校からの付き合いだが、やはり分岐屋などという店は知らないらしい。

あまり行きたくはないが、今日もう一度確認に行く必要があるかもしれないな。


そんな事を考えながら、川崎とは逆方向へ歩き出す。


きっとおかしなことなど何もないのだと自分に言い聞かせながら。


1時間程で集合場所へと戻ると川崎が自慢げな顔をして待っていた。


「よぉ、社長。

遅かったな。」


「時間通りだがな。

ああ、そうそうおばあちゃんが困っていたからな。」


「ナマ言って、すいませんでしたぁぁぁ!」


川崎が土下座するくらいの勢いで頭を下げる。


「ッと、冗談は置いておいて調査の方はどうだった?」


「うーん。

特に目新しい発見はなかったかな。

通り道から離れるほど植被率が高まってたってくらいか。

獣道の方も若干の差違は有ってもほぼ同じ結果だったな。」


まぁ、概ね予想通りだ。

後は、川崎が上手い事まとめといてくれるだろう。


「そうだ。

お前、就職するんだったよな?

どこにするんだ?」


「何だよ急に?

そうだな.... 一応空軍がいいなと思ってるんだけど。」


「空軍?

自衛隊にでもなるのか?」


コイツ免許でも取りに行くのか?

まぁそれも一つの選択だろう。


「ジエイタイ?ってなんだ?」


「いや、空軍って言ったら軍隊の事だろ?」


「そうだけど?」


何か話が噛み合ってない様な気がする。


「自衛隊の空軍だよな?」


「だからそのジエイタイって何だよ?

軍って言ったら帝国軍に決まってんだろ?」


は?

遅刻は良くないよ....遅刻は....(n敗)


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