082 ※閑話 あの日ニーナが起きるまで
※R18シーンに該当する表現を大幅にカットしております。
ダン視点。
時系列は069~070の間です。
寝室にフラッタとリーチェの美しい嬌声のハーモニーが響き渡る。
2人のユニゾンをもっと聞きたいと、2人のおっぱいを全力で弄繰り回す。
俺の指の動きに応えて、跳ねるように仰け反る2人の体。
正面からニコニコ笑顔のティムルの視線を感じながら、胸元にすやすやと穏やかに眠るニーナの寝息を感じながら、両手の平からは吸い付くようなもちもちとした弾力を感じながら、耳で2人の喜ぶ声を楽しみ、目で2人の喘ぐ姿を楽しむ。
やはり良い。やはりおっぱいは下から触れるに限る。
首元から手を突っ込むというビジュアル的な興奮も捨てがたいが、やはりおっぱいの真骨頂はその感触。その感触を最も体感できるのは、下から掬い上げた時に違いない。
下から掬い上げられたおっぱいは重力に従って、俺の手の平にムニュウっともたれかかってくる。
最高だ。とにかく最高なんだ。
右手側に目を向ける。俺の視線の先にいるこの少女の名は、ルーナ竜爵家令嬢フラッタ・ム・ソクトルーナ。
長い長い銀髪を振り乱しながら、透き通るほどに白い肌を真っ赤に上気させ、甘い吐息を零しながら完全に弛緩し、しかし俺から与えられる刺激には敏感に反応する美しい肢体。
天上の美貌を持つ美少女フラッタ。
その天女のようなフラッタが、紛れもなく俺で悦んでくれている……!
その時、フラッタを凝視していた俺の視線とフラッタの視線が交差する。
炎のように燃えるような真紅の瞳は涙に潤み、怯えるような視線を俺に向けてくる。その視線からフラッタの心が伝わってくるようだ。
おねがい、もうやめて、と。
でもごめん。やめません。絶対にやめません。
残念だったなフラッタ。お前が言ったんだ、素直になれと。これが俺の正直な気持ちだ。受け取ってくれフラッタ。
フラッタに感謝と尊敬の念を抱きながら、彼女のおっぱいをもみもみする。
そして左手側に目を向ける。そこには緑の姫エルフの異名を持つ、この世界の最高峰の人物の1人、リーチェの姿があった。
フラッタとは違って短い白髪のショートヘアを振り乱し、エルフのイメージとはかけ離れた褐色の肌は赤みを帯びて色濃く染まり、俺から与えられる刺激にその身を震わせている。
まるで神話に出てくる女神のような美貌の美女リーチェ。
その女神のようなリーチェが為す術も無く俺に蹂躙されている……!
その時リーチェと俺の視線がぶつかった。
リーチェの二つ名にもなっているその翠の瞳は涙を滲ませ、まるで懇願するかのよう。
おねがいだから、もう許してくださいって、リーチェの瞳が訴えてくる。
許す? そもそも怒ってない。お前達には感謝しかない。
生まれてきてくれてありがとう。俺と出会ってくれてありがとう。そしておっぱいを触らせてくれてありがとう。
大きくその身を反り返らせるリーチェ。最早親の顔より見たような気がするこの仰け反り。
……もっと親の顔を見ろって? 悪いな、親は日本に置いてきたんだ。この先の戦いについて来れないからな。
この征服感と万能感。脳が痺れる。英雄譚に語られる翠の姫エルフが、なす術もなく俺の腕の中で玩具にされている……!
もう字面だけで興奮するのに体験も伴うのだから、そりゃもうめちゃくちゃ興奮しますっ。
2人は完全に無防備で、何故かティムルは俺を後押しして、ニーナは未だに寝息を立てている。マジかよ。
そしてマジかよと言えばフラッタとリーチェ、いくらなんでも敏感すぎでは? 女性の比較はご法度だとは思うけど、ニーナもティムルもここまでじゃないと思うんだけど?
刺激を与えれば開発できるとは聞いたことがあるけど、ニーナとティムルよりこの2人が刺激を受ける機会があるとは思えない。ソースは寝室の俺。
しかしここで1つの事実に思い至った。
ひょっとしてこの2人、五感上昇の補正効果が効いてるんじゃないか……?
五感と言えば聴覚、嗅覚、味覚、視覚、そして触覚だ。
2人の職業がどの程度累積しているのかは分からないけど、俺達よりも少ないってことは無いだろう。だから職業補正の恩恵で、おっぱいからの信号を増幅して受け取っているんじゃ?
うっそだろ。マジかよ。ひゃっほい。
だけど職業補正で気持ちよさが増幅されるってことは、フラッタとリーチェも最高だけど、今後ニーナとティムルも更に感度が上がるってことだろ……!?
……いや、まだ確定じゃない。確証など何もない。
だけどこれは朗報だ。目指すに値すべき目標である。
しかし俺の体の上で気配がする。
喘ぐ2人から視線を移すと、ニーナがモゾモゾと身じろぎを始めていた。流石にそろそろ起きそうだ。
……というかまだ起きてないことにびっくりだよ俺は。
楽しい時間は間もなく終りを迎えそうだ。
俺を心から楽しませてくれたフラッタとリーチェには感謝しかない。
ありがとう。いっぱい虐めてごめん。2人ともよく頑張ったね。
しかし少しずつ合っていくニーナの焦点を見て、間もなく本当にこの時間は終ってしまうことを悟る。
ならば最後に俺の全身全霊を持って2人に感謝を伝えて、この夢のような時間を締め括るとしよう。
ニーナが大きく息を吸いながら仰け反る。来るぞ来るぞ……。
ニーナが仰け反りから勢いよく頭を振り下ろすと同時に、俺の両手に全力を込める! いっけええ!
「ご主人様あ「「ふわああああああああっ!!」」」
3人の声がハーモニーを奏でる。
ニーナの怒声と交じり合う2人の嬌声を聞いた俺は、言いようのない達成感と充足感に包まれた。
やった。成功だ。完璧だ。俺はやり遂げたんだ……!
この奇跡の協力者2人に、俺は全力で感謝を伝え続ける。
「離しなさいっ! 離しなさいったらっ!」
ごめんニーナ。いくらお前の頼みでもそれだけは聞けないんだ。
だって俺は2人に心から感謝している。その感謝を伝えたいんだ。俺に恩知らずな真似をさせないでくれ。
ああ、ここが、自宅の寝室が天国だなんて、俺知らなかった。
……気付くと俺はベッドから引き離されていた。
大切な物は失って初めて分かるというが、心の底から痛感する。寂しい。
「ご主人様っ! 触りたいならこっちを触りなさいっ!」
そう言ってニーナは俺の手を取って、自分とティムルの服の中に突っ込んでくれた。
ああ、ありがとうニーナ。やっぱりニーナは最高だ。俺の事を良く分かっている。
突然の別れに喪失感を隠し切れなかった俺の両手が、毎日慣れ親しんだ感触に安堵している。もみもみ。
ニーナのおっぱいも、ティムルのおっぱいも、俺、大好きだよっ。
「ティムルーっ! 貴方がいながらこの惨状って、いったいなにやってるのよーっ」
ああニーナ。ティムルを怒らないでやってくれ。悪いのは俺だ。100%俺なんだ。
っていうか冷静に考えて俺が悪いに決まってる。悪いに決まってるけど極上の体験でした。
ありがとうみんな。ほんっっっっとうにありがとう……!