550 身体操作
※R18シーンメイン回です。
該当する表現を大幅に(5000字程度)カットしております。
その結果かなり短くなっております。ご容赦ください。
職業浸透に関するシーズの疑問に答えていると、会話の流れからキュールさんがノーリッテの研究所に行ったことがある事が判明した。
キュールさんを冒険者にすれば、ノーリッテの研究施設に連れて行ってもらえるみたいだ。
ノーリッテの研究なんて碌なものじゃない気がするけれど、神器の研究をした記録なんて他にあるわけがないからな。
貴重な資料には間違いないだろうから、是非とも手に入れておきたいところではある。
「キュールさんさえ良かったら、明日にでもそのメナスの研究所とやらに連れて行ってもらえないかな? 出来ることなら整合の魔器を調べる前に物色したいんだ」
「なるほど、了解だ。今日のうちに冒険者に転職しておくよ。明日は朝から出掛ける感じになるのかい?」
「いや、午前中はみんなの用事をを優先して、午後からゆっくり調査させて欲しいかな。研究資料を持ち出したりしなきゃいけないかもしれないから、少しは時間に余裕が欲しいよ」
「あ~……。確かにあそこの研究資料を放置しておくのは危険かもねぇ……」
バツが悪そうに頭を抱えるキュールさんから察するに、やっぱり碌でもない事を研究していたみたいだな。
でもそんな資料だからこそ簡単には再現出来ないし、失われてしまうのは惜しいとも言える。
「あの施設の研究資料は全て処分するか、もしくは移動しなきゃいけないだろうねぇ。研究所の場所がどこなのか分かってないけど、絶対に人に見つからない場所なんて無いから」
「どんな研究資料が残されてるのか分からないけど、我が家や別荘ならセキュリティは万全だ。危険な研究の資料が流出してしまう可能性はかなり減らせるはず。ってことで明日は宜しくね」
「こちらこそよろしく。以前殆どの資料に目を通したつもりだけど、今の私の知識で見直せば新たな発見が得られるかもしれない。普通に楽しみにしておくよ」
明日キュールさんにメナスの研究所に連れて行ってもらう約束を取り付けて、究明の道標の3人との話し合いは終了した。
キュールさんは早速冒険者ギルドに向かい、チャールとシーズは手合わせを再開すると言って出ていった。
彼女達を確実に送り出したら施錠して、無人になった我が家で家族のみんなと思いきり夫婦の時間を楽しんだ。
真昼間から盛るのは我が家にとっては日常茶飯事なのだけど、この日はニーナがベッドの上でも職業補正を活用してきて、それを見た他のみんなもニーナに続き、俺はボロボロになるまでやっつけられてしまうのだった。
艶かしく微笑むみんなの様子に、軽く死を覚悟する……。
でもこんな死に方なら本望……かぁ?




