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【全年齢版】異世界イチャラブ冒険譚  作者: りっち
7章 家族みんなで冒険譚3 エルフェリアで過ごす夜
540/637

540 壁ドン

※R18シーンメイン回です

 該当する表現を大幅に(3000字程度)カットしております。

 無事にリュートがアウラに世界樹の護りを贈る事が出来て、奈落攻略組の職業設定も済ませる事が出来た。


 今日済ませるべき全ての予定が消化できたことで逸る気持ちを抑えつつ、ムーリに1つお願いをすることにした。 



「ごめんムーリ。伝言を頼みたいんだけどいいかな?」


「伝言ですか? 構いませんけど誰にです? 後は帰るだけじゃないんですか?」



 不思議そうに首を傾げながらも、俺のお願いを快諾してくれるムーリ。


 ごめんよムーリ。だけど今日だけはどうしてもリュートと過ごさせて欲しいんだ。



「今晩はリュートと一緒に過ごしたいと思っててさ。リュートと外泊してくるってみんなに伝えてくれる?」



 本当は俺がニーナに直接言うべきことをムーリに伝言させるなんて、我ながら酷い男だと思うけど……。


 アウラを抱きしめて喜ぶリュートを見ていたら、ちょっと我慢できそうになくてですね……。



「ええっと、伝言は承りました。けど、外泊っていつまで、そしてどちらでされるか教えてもらっても?」


「外泊は今晩だけ。明日には戻るよ。ライオネルさんと話している時に、リュートの生家がまだ維持されているって話を聞いてね。今晩はそこでリュートと過ごしたいなって思ったんだ」



 偽りの英雄譚を画策した中心人物としてリュートの両親は弾劾されたみたいだけれど、リュートがエルフェリアで暮らしていた家は今も取り壊されずに維持されているらしいのだ。



 なんで無人の家を数百年に渡って維持してきたのかは分からないし、ライオネルさんもその理由を明言してくれなかった。


 ただ、リュートの世界樹の護りを隠し持っていたライオネルさんのことだから、リュートとリーチェに対して何か思うことがあったのかもしれない。



「リーチェさんのご実家と言うと、エルフェリアで1泊されるってことですね。分かりました。ニーナさんたちには確実にお伝えしておきますねっ」


「ありがとう。みんなには明日必ず埋め合わせするって言っておいてね」



 伝言を引き受けてくれたムーリに感謝を伝えながら、ムーリを壁に押しやって、彼女の柔らかい肉体に密着する。


 戸惑いと期待の入り混じった潤んだ瞳で、ムーリが俺を真っ直ぐに見詰めてくる。



「ダ、ダンさぁん……? 埋め合わせは明日だってぇ、今言ったばかりじゃ……?」


「ここにいるみんなの埋め合わせは今しておこうかなって……ね?」



 壁に押しやったムーリと密着する。


 みんなが寂しくないように、沢山肌を重ね合わせてあげるからねーっ。



「あ、ダン。そのことでちょっとお願いがあるんだけどいいかな?」


「ん? なぁにリュート。何でも言って」



 壁に押し付けたムーリとキスをしていると、この後ひと晩中愛し合う予定のリュートから声がかけられる。


 返事をするために口を離し、リュートの言葉の続きを待つ。



「エルフェリアにはアウラもつれてっちゃダメかなぁ? ぼく、今晩はアウラと一緒にダンに愛して欲しいと思ってるんだけど……」


「俺は構わないけど、アウラとリュートはそれでいいの? 2人が良ければ俺は大歓迎だよ?」



 リュートとアウラをひと晩中愛していいなんて、もうそれだけで色々膨らんじゃうんだよ?


 俺の興奮を感じ取ったムーリが、なんだかとっても嬉しそうにしているみたいだな?



「アウラはエルフェリアに来たことがなかったみたいだからね。この機会にうちに招待してあげたいなって思ったんだ。アウラが嫌じゃなかったら一緒にどうかな?」


「全然嫌じゃないよー。話で聞いてただけのエルフェリアに行けるのも楽しみだしっ」


「なら決まりだ。ダン。今日はぼくとアウラを思いっきり滅茶苦茶にしてねっ」



 リュートとムーリの巨乳コンビに挟まれて、エルフェリアに行く前から俺の興奮が留まるところを知らない件について。



 巨乳2人に前後から密着されておきながら、そのどちらのおっぱいも楽しまないなんて逆に贅沢だなぁ。


 2人のおかげで昂った興奮に逆らわず、リュートとアウラ以外のメンバーを徹底的に可愛がってあげたのだった。






「ふぅ。流石にこれだけすれば、今晩1日くらいは我慢出来るかな?」


「ふふ。もっともっとして欲しいですけど、これ以上リーチェさんをお待たせするのは申し訳ないですから」



 ありがとうございますと言いながら、俺の頬に口付けしてくれるムーリ。


 そんな彼女を抱きしめてキスを返そうと顔を近づけると、唇をムーリの手で遮られてしまった。



「私たちは充分愛してもらいました。だからあとはリーチェさんとアウラのことも同じくらい愛してあげてくださいっ」


「……了解だよ。キリがなくってごめんね。止めてくれてありがと」


「あははっ。どういたしましてっ。本当は止めたくないんですけど、あとで後悔するダンさんを見るのも嫌ですからねーっ」



 最後にお互いぎゅーっと抱き締め合って、ようやくムーリを解放する。


 そして直ぐにリュートとアウラを抱き寄せて、2人の頬にキスをする。



「おまたせ。ここからは2人の番だよ。ひと晩中可愛がってあげるからね?」


「う~ん……。ひと晩中可愛がってあげるって言われても、ダンにひと晩中可愛がってもらえない日の方が珍しくないかな?」


「でも私たちだけでパパの相手をするのは大変そうだよね……。私、朝まで持つかなぁ……?」



 不安げに呟きながらも、俺のほっぺにちゅっと同時にキスを返してくれる2人。


 そんな2人をよしよしなでなでしながら、ムーリにこの場を任せて脱出した。



 さぁて2人とも覚悟してよっ?


 今夜は絶対に寝かせたりしないんだからねーっ。

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