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【全年齢版】異世界イチャラブ冒険譚  作者: りっち
7章 家族みんなで冒険譚1 いつもと違うメンバーで
473/637

473 リクエスト

※R18シーンに該当する表現を大幅に(2500字程度)カットしております。

「ん……。んん……?」



 ヴァンダライズの影響で意識を失った俺は、ニーナに抱きしめられながら少しの間眠ってしまっていたようだ。


 目が覚めるとみんなが俺の傍に座っていて、ニーナとフラッタが俺を抱きしめてくれているようだ。



「あ、目が覚めたんだね。おはようなの」



 俺が覚醒した事に気付いたニーナが直ぐに声をかけてくる。


 その声は優しさに満ちていて、今回のヴァンダライズでニーナを不安にさせるような事は無かったのだと確信することが出来た。



「体調はどう? 違和感とか無い?」


「おかげさまで最高の目覚めだよ。違和感も特に感じないかな」



 まだ全身の力が抜けているような錯覚は覚えるけれど、動作に支障が出ることは無さそうだ。


 フラッタとニーナの鼓動を感じながら、状況の説明をお願いする。



「俺ってどの程度眠ってたの? ヴァンダライズを放ってからどのくらい経ったのかな?」


「ん、殆ど時間は経ってないの。10分から15分くらいしか経ってないんじゃないかなぁ?」


「あれ? そんなものなんだ? その割にはもう魔力枯渇の症状はほとんど感じないんだけどな」



 状況確認をしながら、身体操作性補正が正しく機能している事と五感補正が正しく機能して事を確認する。


 殆ど時間が経っていない割には、生命活動に支障をきたすような魔力枯渇の症状は一切感じないな?



「その調子なら大丈夫そうですね。動けそうでしたら帰りませんか? それともここでずっとおっぱいに顔を埋めていたいですか?」



 ヴァルゴの問いかけにちょっと真剣に悩んでしまった。


 このままおっぱいを感じていたいに決まってるけれど、家でもっとエロい事を堪能したほうがいいに決まってるよなっ。



 ニーナとフラッタの背中に腕を回し、2人のちっぱいを顔に密着させたまま立ち上がる。



「それじゃ帰ろうか……、ってその前にムーリたちを鑑定させてもらっていいかな? 浸透状況を見ておきたいんだ」


「おっぱいに顔を埋めたままじゃ鑑定できないでしょっ、もうっ」



 俺にちっぱいを提供してくれている張本人のニーナからツッコミが入る。


 しかしたとえ鑑定の為であっても、フラッタとニーナのおっぱいから離れるなんてしたくないようっ。



「えーっとね、ムーリとラトリアが魔導師24、エマは33になってるからサンダースパークが使えるはずなの。母さんの荷運び人は42で、アウラの魔法使いは30……浸透が終わってるのっ」



 頑なにおっぱいから離れない俺に変わって、ニーナが鑑定結果を報告してくれる。



 だけど、イントルーダーを倒した割には浸透が進んでないなぁ。


 LV100まで上がる魔導師が上がり難いのは分かるけど、まさか荷運び人の浸透が終わらないとはねぇ。



「アウラの次の職業はどうしよっか? 商人にして行商人を優先するか、各種魔法士ルートで魔力を上げるか、聖騎士になって大補正を積みまくるか……」


「んー……、商人かなぁ。ラトリアママとエマママを見てると、ぎょーしょーにん? を上げたほうが敏捷性補正がいっぱい貰えそうだから」



 なるほど。今のところ不足を感じていない魔力補正は後回しにして、明らかにみんなに劣っている敏捷性補正を優先するわけか。


 あまり敏捷性だけ上げても持て余してしまうそうだけど、そうなったら職人ルートに進んで五感と身体操作性を向上させればいいだろう。



 サクッとアウラの職業を商人に設定した。



 商人 最大LV30 

 補正 幸運上昇-

 スキル 目利き




「みんな、終焉の箱庭の攻略お疲れ様。それじゃ帰ろう。お家でいっぱいご褒美をあげちゃうからねーっ」


「あ、ダン。ドロップアイテムの剣は私が預かってるからね。ご褒美が終わったら確認して欲しいの」


「了解ニーナ。確認を後回しにするのは大賛成だよ。それじゃ家に帰ろうね」



 終焉の箱庭の攻略を達成した俺達は、目覚めてから一瞬たりともニーナとフラッタのおっぱいから離れることなくマグエルの自宅に帰還したのだった。




 軽めの夕食と入浴を済ませ、寝室で裸のお付き合いを開始する。



「みんな、この3日間お疲れ様でした。終焉の箱庭の攻略祝いにみんなのリクエストを聞くから何でも言ってね」



 何でもリクエストに応えるなんて言っちゃうと、どれだけ一方的に搾り取られるか分かったものじゃないんだよなぁ。


 なんて不安と期待に胸と別な場所を膨らませている俺とは裏腹に、ティムルが悩ましげに呟いた。



「そうねぇ……。ここはダンを思い切り搾り上げてあげたいところだけど、明日からは聖域の樹海の調査を始めるのよね? とするとあまり無茶はしない方がいいかしら?」


「旦那様には何をしても平気かと思いますけど、相手をする私達のほうが持ちませんからね……。明日に向けて多少は休んでおきたいところです」



 みんなにしては珍しく、今日は慎重な意見が多いようだ。


 ヴァルゴにしても、待ちに待った聖域の樹海の調査には万全の状態で挑みたいみたいだね……って当たり前だっての。



「それじゃあ今日も1人1人相手してもらうのはいかがですか? ダンさんのお相手をしていない間に休めますし」


「エマさんに賛成ですっ。ご褒美ならずーっと愛してもらいたい所ですけれど、未熟な私が疲労を残すわけにはいきませんからねぇ」



 エマの提案に元気に賛成するムーリ。


 結局2人のこの発言をきっかけに、今晩は全員を1人1人ゆっくり愛することに決まった。



 トップバッターはアウラ。


 明日戦闘する予定の無い仕合わせの暴君は後半に回ってもらって、傾国の姫君と双竜の顎のメンバーとは前半に愛し合ってなるべく長く寝てもらおうという判断だ。



「パパぁ……。ぎゅーっとしながらして欲しいなぁ……?」



 アウラのリクエストは正面から強く抱きしめてあげることだった。


 両手でぎゅっとアウラを抱き締め頬ずりしたり軽いキスを繰り返したりして、快感よりも愛しい気持ちをアウラに届ける。



「可愛いアウラ。今日はいっぱい頑張ったね。いっぱい気持ちよくなってぐっすり休むんだよ? アウラが寝るまで、パパがぎゅーっと抱きしめててあげるから」


「んふー……。パパにぎゅーってされるの大好きぃ……」



 うっとりしているアウラを強く抱きしめて、アウラを優しく夢の世界に案内してあげた。



 アウラが眠った後は、ターニア、ラトリア、エマ、ムーリの順で1人ずつゆっくりと愛し合う。


 全神経を集中して5人の体を貪り続ける。



 これはまるで戦闘、手合わせのようだ。今俺とみんなはお互いを求めて真剣勝負をしているのだ。


 ああもうみんなが大好きすぎて、大好きな気持ちがいつまでも溢れて止まらないよぉ。



「んー。やっぱり今夜のダンは、長く一緒に過ごしたムーリ達を優先しちゃってるみたいなの」


「今夜はご褒美ですものね。5人が終焉の箱庭の攻略を頑張ってたの、ダンは目の前で見てたんでしょうからねぇ」


「う~む、ダンは寝室で職業補正を扱うのが上手過ぎるのじゃ。というかみなと愛し合うほどに職業補正の扱い方が磨かれていくなど正気の沙汰では無いのじゃ」


「ダンってえっちな事をしている時の集中力が凄まじくて、えっちな事をすればするほど強くなっちゃうんだよねぇ。訓練だけでダンを超えるのは難しいと思うよヴァルゴ?」


「う~イジワル言わないでくださいよリーチェ……。旦那様と愛し合いながら職業補正を駆使しろなんて、そんなのできるわけないじゃないですかぁ……!」



 うおお! 仕合わせの暴君のみんなに見られながら他のメンバーを可愛がるって新鮮だなぁ! めっちゃ興奮するぅっ!



 でもみんなのこともしっかり愛してあげるから、もうちょっとだけ待っててっ。


 みんなみんな、だぁい好きーっ!

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