表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【全年齢版】異世界イチャラブ冒険譚  作者: りっち
6章 広がる世界と新たな疑問2 世界の果て
434/637

434 肥大

※R18シーンに該当する表現をカットしております。

「っと、明るくなってきたみたいだね」



 ひたすらフラッタとリーチェを弄くりながらひと晩中他のみんなを愛し続けていると、ふと朝の気配が感じられた。


 残念ながらどうやらタイムアップのようだ。



 ひと晩中好きにさせてくれたフラッタとリーチェの頭を抱き寄せる。



「2人ともお疲れ様。好き放題させてくれてありがとう。おかげで凄く楽しかったし興奮したよ」



 まだ動けない2人が、息も絶え絶えの状態ながら満足げに微笑んでくれた。


 そんな2人が愛しくなって、フラッタとリーチェを一緒に正面から抱きしめる。



「ひと晩中乱暴にしてごめんね。ここからは2人のこと、優しく愛させてもらうから」



 ひと晩中弄ばれた体を刺激しすぎないように、労わるように労うように2人を愛する。



 フラッタとリーチェを正面から抱き寄せて、背中に回した腕を伸ばして頭を撫でながらフラッタを愛していると、今更ながら1つ違和感を覚える事があった。


 俺、日本にいた時よりも確実に大きくなってるよな……?



 以前フラッタが、俺が喜ぶから無意識に自分の成長を止めてしまっている可能性を示唆してくれた事があった。


 もしもあの時のフラッタが言っていた事が間違っていなくて、身体操作性補正で肉体の変化を促すことが出来たのだとしたら……。


 俺は多分職業補正のおかげで、以前よりも大きく硬く長くなっているのかもしれない?



 そう言えばムーリを愛する前の遠征で、俺は職人を浸透……つまり身体操作性補正を獲得した気がする。


 身体操作性補正で男性の自信が漲る可能性、あると思いますっ。



「フラッタはもう最高のお嫁さん過ぎて参っちゃうな。俺の可愛いフラッタが大好きだよ」


「妾も好きぃ……。優しく愛してくれるダンが大好きなのじゃぁ……」



 フラッタと想いを伝え合ったら、ちょっとだけ待っててねと可愛いフラッタのほっぺにキスをして、改めてリーチェとキスをした。



「お待たせリーチェ。昨日頑張ってくれたから今からご褒美タイムだよ。いっぱい甘やかさせてくれよな」


「うん……。昨日はずっと気持ちよかったけど、でも愛してもらえなくて寂しかったよ……?」



 返事の代わりにキスを再開して、ゆっくり優しくリーチェと肌を重ねる。



 相変わらずどこもかしこも柔らかいのに、どこを舐めてもほんのり甘い極上の体だ。


 こんなに最高の肉体を持っているのに子供が生まれなくて滅亡の危機を迎えてるなんて、エルフって頭おかしいんじゃない?



 もしかしたらリーチェだけがエロスの権化で大明神でエロス大御神の可能性も考えたけど、どうやらエルフ族は元々エロくて性に奔放な種族のようだ。


 こんなに肉体的魅力の詰まりまくった種族が少子化で滅びを迎えようとしてるなんて、何かが間違ってる気がする。



 異種族同士である俺とリーチェはお互いの体液が味覚的に美味しく感じられることは、もうこれでもかってほど検証して証明してきた。


 キスだけでも永遠に続けられそうだし、お互いを舐めあうと普通に美味しい。



 これは俺とリーチェだけに限った話ではなく、エルフ族は元々異種族との肉体的な意味での交流がお盛んだったらしいことから、エルフ族に備わっている種族的な特性だと考えるのが妥当だ。


 生殖能力が低いらしいエルフ族が好色家を得られやすくする為に、異種族と関係を持ちやすいような肉体的進化を遂げたのかもしれない。



 異種族と関係を持ちやすいエルフの身体的特徴だけど、ここで1つの疑問が浮上する。


 異種族との関係を持ちやすいのに、なんで同種族とは関係を持ちにくいのか。これは本当にプライドだけの問題なのだろうかと。



 ……これはあくまで仮説でしかないけれど、エルフ族との体液交換における味覚的特徴って、もしかして同種族にはマイナスに働いているんじゃないだろうか?


 リーチェに検証なんてさせる気は微塵も無いので確かめる方法は無いけど、種族の滅亡が目の前に迫っているのに子作りを始めないなんて、精神的な問題だけとは思えないんだよなぁ。



 愛するパートナーはちゃんと居るのに、それでも他の種族との情事を求めてしまうエルフ族。


 性欲が薄いと言われ、実際に数百年単位で子供が生まれていないくらいに愛の営みに消極的だ。



 異種族との火遊び大好きなくせに同種族との関係は冷め切ってるのって、気持ちの問題で片付けていい話じゃない気がするんだよ。



 ま、仮にエルフが同種族との恋愛にデバフがかかってるとしたって、そんなこと俺にもリーチェにも関係の無い話だけどね。


 俺にとって大事なのは、甘いキスを交わしながら好きなだけ愛し合える自分たちのことだけなんだから。



「気持ちよかったよ俺のリーチェ。大好きなお前が満足するまでいっぱい可愛がってやるからね」


「こ、こんなに優しく愛されちゃったら堪らないよぅ……! ずっとずっと愛して欲しくなっちゃうからぁ……!」


「それならずっと愛してやるだけさ。じゃあ今度はフラッタの番だから、ちょっとだけ待っててね?」



 さぁ2人とも。思う存分楽しもうねっ。


 家族が1人、また1人と身支度を整えて寝室を出て行く中で、俺はキスをしたり2人の頭をよしよしなでなでしたりしながら2人を愛し続けた。






 暫く3人でひたすら肌を重ね続けた後、少し遠慮がちにティムルが俺達を呼びに来た。



「3人とも、悪いけどそろそろ起きてくれる? 今日中に終焉の箱庭の最深部までは到達しておきたいでしょ?」


「……りょーかい。呼びに来てくれてありがとね。それじゃ2人とも起きよっか。名残惜しいけど続きは夜にしようね」



 フラッタとリーチェに今晩も会いしてあげる約束をして、身支度を整えて寝室を後にした。


 1階に下りると既にチャールの姿は無く、家族のみんなが朝食の準備を整えて待ってくれていた。



「クラクラットにはもう行って参りました。ですがアウラの姿も伝言も、どちらもありませんでした」



 食堂でもまだリーチェとフラッタを侍らせて抱き寄せていると、俺の口に料理を運んでくれているヴァルゴが思い出したように報告してくれた。


 どうやら俺がリーチェとフラッタを愛しているうちに、他のメンバーでクラクラットに顔を出して来てくれたみたいだ。



「みんな、気を使ってくれてありがとう。おかげで最高のひと時を2人と過ごすことが出来たよ」



 最高のひと時はまだ継続中なんですけどもねっ!


 フラッタとリーチェを優しくよしよしなでなでしながら、ゆっくりと朝食を済ませた。



「ご、ごめんよダン……。ちょっと自分の足じゃ、立てそうに無いかもぉ……」



 食事を終えるまでよしよしなでなでし続けた結果、フラッタとリーチェはすっかり腰砕けになってしまった。


 俺って毎回毎回、出かけるみんなの足を引っ張ってしまってる気がしてしまうな。



「ひと晩頑張ってくれた2人のことをまだまだ離したくないからさ。悪いけど2人とも、もう少しだけ付きあってね」



 足に力が入らない2人を抱っこして、終焉の箱庭に転移した。



 フラッタにはプレートメイルの着用を遠慮していただいて、抱っこした2人のおっぱいに顔を埋めて感触と温もりを堪能する。


 2人の鼓動も伝わってきて、なんだか安心しちゃうなぁ。



「妾もダンと離れたくないのじゃが……。流石に外では恥ずかしいのじゃ……」


「俺の可愛いフラッタのおっぱいを俺以外に見せる気は無いよ。安心してね?」


「もう少しだけなんて言わずにぃ……。このまま好きなだけ抱きしめて欲しい、な……?」


「じゃあ俺の好きにさせてもらうよ。このまま抱っこして探索させてもらうね」



 可愛い2人にキスで応えて、2人を抱き抱えたまま終焉の箱庭の探索を再開した。



 今日も走るのが大好きなニーナに先頭を任せて移動する。


 ニーナの移動速度に魔物達は追い縋ることはできず、基本的に戦闘は一切起こらない。



 そして高速移動に耐えるためにフラッタとニーナは俺の顔を抱くようにしてしがみ付き、おっぱいを俺に差し出してくれる。


 うむ。全ての要素が上手く噛み合って世界が調和しているなっ。



「あっ! どうやら見えてきたみたいなのーっ!」



 先頭を走るニーナから弾んだ声が聞こえてくる。


 2人のおっぱいサンドを堪能しながら走り続けること数時間、とうとう俺達は終焉の箱庭の最深部に溶着することが出来た。



「あっさり最深部まで来ちゃったわねぇ。今更だけど、終焉の箱庭も人類未踏破の場所だった気がするわぁ」



 ティムルが少し呆れたように終焉の箱庭が人類未踏破アウターであったことを教えてくれる。


 けど探索者が居るパーティなら、時間をかければ踏破できそうなものだけどな?



 眼前に聳え立つ、今ではすっかり見慣れた最深部の魔力壁。これはどこのアウターも変わらない。


 聖域の樹海の最深部にもあるはずなんだけどなぁ。なんで見つからないんだろ?



 ま、今更こんなものには何の興味も無い。今の俺の興味は100%2人のおっぱいに注がれているのだ。むにゅむにゅ。柔らかいよぉ。


 2人のおっぱいに顔を埋める俺に、ニーナが確認してくる。



「それじゃ中に入るの。中では1度魔物と戦ってみるんだよね?」


「うん。流石に最深部の情報はある程度集めたいからね。索敵よろしくねニーナ」



 まっかせてー! と元気に返事をして、躊躇なく最深部に突入するニーナ。


 そんな彼女の後ろに続いて、俺も終焉の箱庭の最深部に踏み込んだのだった。

※こっそり設定公開。

 終焉の箱庭が人類未踏破である理由はいくつかあります。


 第1に、仮にアウターの制覇に成功しても得られるのは名誉だけであり、金銭的な報酬のようなものは一切発生しないこと。


 第2に、スポットよりも遥かに広大なアウターなので、最深部に至るまでの魔物の質が高いことが挙げられます。スポットの最深部に出現する魔物はLV50オーバーですが、終焉の箱庭に出現する魔物は最深部の外でもLV100を優に上回る為、中級攻撃魔法の使い手が少ない今までのスペルド王国では殲滅力が足りませんでした。

 ダンたちは今回最深部まで駆け抜けてしまっているので、魔物の質の高さに気付いていません。彼らの実力的に、イントルーダー以外の魔物を意識することはもう無いかもしれません。


 そして第3に、スペルド王国は人口密度が低い為、無理して終焉の箱庭の向こう側を確認する意味もありませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ