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【全年齢版】異世界イチャラブ冒険譚  作者: りっち
6章 広がる世界と新たな疑問1 蜜月の日々
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403 お昼寝

※R18シーンに該当する表現をカットしております。

「暗くなってきたから、続きはベッドの上でしようね?」



 真昼間からアウトドア活動を思い切り楽しみ、陽が傾いてきたのでベッドに移動する。


 1人1人をお姫様抱っこで抱き上げベッドまで連れて行き、そしてそのまま押し倒してみんなと肌を重ねていく。



 結局この日も夜が明けるまで、色んな組み合わせでみんなを楽しむ。


 フラッタとエマの最年少と最年長コンビ、ラトリアとヴァルゴの美人武人コンビ、ティムルとターニアの同い年コンビ、リーチェとムーリの定番おっぱいコンビ、ラトリアとターニアの母親コンビ、ティムルとリーチェのエルフとドワーフコンビ、エマとムーリの受身コンビ、フラッタとヴァルゴの白紫コンビなどなど。



 んもうっ、全っ然飽きる気がしないよぉっ!



「う~……。やっぱりお嫁さん……、もっと増やさないとぉ……」



 抱きしめているニーナがうわ言のように呟く。



 うん。俺も流石にやりすぎだとは思ってるんだよ?


 思ってるんだけど、みんなが可愛すぎてエロ過ぎて、全然止められないんだよ?



「ふふ。新しいお嫁さんなんて要らないよー?」



 それにお嫁さんが増えたら増えたで、俺の興奮する要素が増えるだけな気がするね。


 お嫁さんが増えるほどみんなを愛する回数が増えているのは間違いないし、お嫁さんを増やすのは悪手だと思うよニーナ?




 夜明けの気配を感じ、ラストスパートで全員の意識を飛ばしてあげて、別荘生活1日目は終わりを告げた。


 1日目と言ってもふた晩くらい経過してる気がしますが、寝ていないので1日目なんですぅ。



「持久力補正のおかげで体調に不安は無いけど……。流石にそろそろ食事くらいはすべきだよな?」



 次第に明るくなり始めた周囲のおかげで、少しだけ冷静さを取り戻すことが出来た。


 全員が失神してしまったので、朝食でも準備してみんなが起きるのを待つことにしよう。



「エロに特化して建てられた別荘とは言え、他の要素もちゃんとグレードアップしてるな?」



 広くなった調理台。豊富になった調理器具。


 家族全員分の調理もなんだか簡単に行なえてしまう。



 ずっと寝室にいたから炊事場に立つ機会が無かったけど、マグエルの自宅よりも設備が上だなぁこの別荘。



 だけどなにより素晴らしいのは、調理台の方を向くと寝室の中が目に入ることかなっ。


 目の前のベッドには未だ、大変目に優しい光景が広がっておりますからねぇっ。



 いやぁ~エロいみんなを見ながらだと、料理も捗っちゃいますねぇっ。



「しっかしニーナ……。冷蔵庫も無いのにこの食材の量は消費しきれるのぉ……?」



 炊事場の隣りにある食料庫には、フラッタとリーチェの食欲を考慮しても余りあるほどの食材が詰め込まれていた。


 今回の滞在に合わせて用意したのか、かなりの量の食材を買い込んであるようだ。



 ニーナはいったい何日間エロエロ生活を送るつもりだったんだろう?


 あとで絶対問い詰めなきゃ、寝室でっ。



「あ~……。これ、私の好きな匂いなのぉ~……」


「あ、起きた? もうすぐ出来るからねー」



 精魂尽き果てたようにベッドに身を投げ出していたみんなだけど、精力増進と持久力補正の賜物なのか、思った以上に短時間で目を覚ましてくれた。


 具体的にはフレンチトーストの匂いが家中に充満したタイミングで?



 最低限の身嗜み……。下着だけを穿いた大変目に優しい格好をしたみんなが、欠伸交じりに食堂にやってきた。


 この世界にはブラジャーなんて物は無いので、上半身は生まれたままの姿です。眩しいっ。



「ごめんねダン……。貴方にはずーっと寝室にいて欲しかったのに、結局貴方に料理させちゃったの……」



 ニーナさん、なんという謝罪してるんですか。


 というか、ニーナはガチで俺を寝室に縛り付けるつもりだったのか……。



 この料理はみんなへのお礼も兼ねてるんだから、気にしなくていいんだよ~。



「あはーっ。耐え切れなくてごめんね? でもずっと優しく抱いてくれて、お姉さんすっごく幸せだったわーっ」



 優しくしてるつもりなんだけどねー。お姉さんの体が敏感になりすぎちゃって大変だ。



「職業補正は妾たちの意思に応えてしまうからのう。ダンにもっと気持ちよくして欲しいと、どんどん五感が鋭敏になってしまって困るのじゃ~」



 フラッタは元々過敏すぎるくらいなのに、更に職業補正を適用させちゃったら大変だよ?



 以前から快楽に耐える特訓を始めていて、みんなも意識すれば長時間耐えられるようになっているんだけどねぇ。


 家の中で完全にリラックスした状態だと、みんな無理して耐えようって思わないみたいなんだよなぁ。



「千年分の取り立てどころか、熨斗つけて支払われてる気分だよぉ……。いつか飽きられないか心配になっちゃうなぁ」



 リーチェのエロボディに飽きることなんて考えられないけど、俺の体が気持ちについてこれなくなることはありそうだ。


 将来後悔しないように、体力のある今のうちに心置きなくみんなと愛し合うことを心に誓う。



「普通ここまで色に溺れれば、体感覚も鈍りそうなものなんですけどね。旦那様の場合は私達と肌を重ねているときこそ職業補正を最大限に発揮しているので、愛し合うほどに補正の扱いに長けていくんですよねぇ……」



 やれやれと呆れながら零すヴァルゴにおはようのちゅーをする。


 身体操作性補正と五感補正は、みんなと愛し合う時に大活躍してくれるからね。常に磨いてブラッシュアップしていかないといけないんだ。



「愛する人に求められるって幸せですよねーっ。気持ちよすぎて死にそうになって逃げ出したくなっても、求められたらやっぱり受け入れちゃいますもんっ」


「ほんっと、良く飽きずに延々と続けられますよねぇ?」



 笑顔で胸に飛び込んできて、低反発おっぱいをムギュムギュと押し付けてくるムーリ。ジトーっとした視線を送ってくるラトリア。


 2人とも可愛いなぁ。ちゅっちゅっ。



「ダンさんも大概ですけど、あれだけ抱かれて負担の無い私達も凄まじいですよね。職業補正様々といった感じですよ」



 感心したように呟くエマ。


 精力増進と持久力補正、病気耐性のおかげで、俺達は何の憂いもなく愛し合い続けられるからねぇ。



「さっすがニーナ、ダンさんの好みを良く分かってるって感じなのっ。ひたすらえっちするなら、マグエルよりもこっちの方が良さそうだよねっ」



 かつての生家をラブホテルみたいに改造した娘と、その娘を手放しで褒める母親ってどうなのよ? エロいなぁもう。



 朝食を取り、フラッタの淹れたお茶を飲み終わったら愛の営みの再開だっ。


 さぁて休憩も終わったし、今日もまた爛れた生活を始めるぞぉっ!



 なんて張り切っていた俺だったけど、そんな俺を見たニーナは違う印象を抱いたようだった。



「うん。流石にダンも少し落ち着いてくれたみたいなの。これなら少し余裕が出来るかな?」



 あれ? めっちゃやる気満々のつもりなんだけど、ニーナから見ると落ち着いているように見えるんだ?


 なんか俺の状態って、自分が1番分かってない気がしてきちゃうなぁ。



「そうねぇ~。流石に洗濯物も凄まじい量になっちゃってるし、食材の在庫もチェックしないとぉ」


「私も1度教会の様子を見てこようと思います。あとは職業浸透も進めなきゃですし」


「ああ、それなら私とラトリア様もそろそろ職業浸透を再開すべきですね。このままダンさんに溺れるのも悪くないですけど」



 みんなが今日の予定を話し合っているのが聞こえる。


 めちゃくちゃ名残惜しいけど、ここでの生活も一旦終了かなー?



 しかし、それじゃあ俺もと動き出そうとしたところを、ニーナのキスに阻まれる。



「ダンは一旦寝なきゃだめなの。家のこともそれぞれの用事も私達が勝手に済ませるから、ダンは私達と1度寝ようねー?」



 あやすように俺の頭を撫でてから、俺の体を抱えて寝室に運んでしまうニーナ。



 新品のシーツの上に寝かされた俺に、すぐにリーチェが正面から抱き付いてきてくれる。


 そしてそのリーチェの隣りに、俺の両腕に納まるようにニーナとフラッタが添い寝してくれた。



「じゃあ悪いけどお家のことは任せるの。ごめんね2人とも」



 俺の腕の中で、ベッドの脇に立っているティムルとヴァルゴに謝るニーナ。



「あはーっ。あれだけされちゃったら不満も何も無いわよぉ。ニーナちゃんもフラッタちゃんもリーチェもゆっくり休んで、ダンにいっぱい甘えちゃいなさいねー?」


「このまま旦那様に溺れたい所ですけれど、旦那様ほど巧みに補正を操れない私は、やはり槍を振らないと少々不安でして。むしろニーナたちこそ、旦那様の相手をよろしくお願いしますね」



 ティムルとヴァルゴが俺達の頭を優しく撫でてくれる。


 なんだかその感触に安心して、突然強烈な睡魔を自覚してしまう。



 急速に瞼が下がってくる俺の耳に、ニーナの優しい声が届く。



「おやすみダン。私とフラッタとリーチェが、夢の中でも貴方を抱きしめてあげるからね……?」



 うん……。3人が捕まえてくれるなら安心だ……。


 それじゃちょっとだけ、眠らせてもらうとしよう、かな……。



 3人から伝わる体温と鼓動に導かれるままに、俺の意識は落ちていった。






 目が覚めた時には既に陽は傾いていた。どうやら半日くらい眠っていたらしい。


 ニーナとフラッタとリーチェは俺にピッタリとくっついたまま寝息を立てていて、3人に頬ずりしながらほっぺに何度もキスをする。



「好き好き。3人とも大好きー。ちゅっちゅっ」


「んふ~。妾も大好きなのじゃ~。ちゅっちゅっ」



 くすぐったそうに目を覚ました3人と、お互いの顔中に軽いキスを繰り返す。


 やがてティムルとヴァルゴも寝室に合流し、他のみんなが帰ってくるまでキスを繰り返すだけの甘い時間を楽しんだ。





「ただいま戻りましたーっ」


「おかえりー。ささっ、早くみんなもベッドにおいで~」



 各地での活動を終えた4人が帰宅する。


 おっぱいを揺らして帰宅を告げるムーリ達を、おいでおいでとベッドの上に招待する。



「ごめんなさいダンさん。その前に報告が1件あります」


「報告?」



 しかしどうやらラトリアから、何か特別な報告があるようだった。


 ならいつも通り食事をしながら報告してもらおうと、みんなで一緒に夕食作りを楽しんだ。



 夕食の配膳を済ませ、ムーリとターニアを両側に侍らせた俺は、2人と気の赴くままにキスをしながらラトリアの報告を聞く。



「先日の話ですけど、ダンさんは帝国の学者から手紙を受け取ったのですよね?」


「受け取ったねー。差出人は確か、キュールって名前の魔人族の女性だったっけ?」


「それでですね。そのことでゴブトゴ様より連絡があったんですよー」



 帝国からの連絡かぁ。出来ればあんまり聞きたくないけど……。



 神器について話があるっていうから、ゴブトゴさんを通じてスケジュールを調整して欲しいって伝えたんだったか。


 だからこっちの要望通りに、ちゃんとゴブトゴさん経由で連絡してきたわけね。



「どうやら私達がこの家に来たのと入れ違いでスペルディアに来て、現在は王城に滞在しているそうです」


「ありゃ、入れ違いになっちゃってたのか。タイミング悪いな……ってちょっと待った。滞在って、本人が来てるの? フットワーク軽いなぁ……」



 俺達の別荘入りと時を同じくして、手紙の差出人はスペルド王国に来訪していたらしい。


 ゴブトゴさんを経由するようにお願いしたことで、現在は国賓として城に滞在してもらっているそうだ。



「先方が用事があるのはダンさんですからねー。ダンさんと会わないと話が進みません。なのでダンさんの都合が良いタイミングで、けれどなるべく早く登城をお願いする、とのことでした」


「う……。半分無関係のゴブトゴさんに迷惑をかけちゃったなぁ……」



 っていうか、城に滞在中の学者に会いに行くってことは、まーた登城しなきゃいけないのかぁ。


 あの城に良いイメージが一切無いんだよなぁ。マーガレット殿下には嫌われてるし、ロイ殿下とラズ殿下はちょっと苦手だしぃ……。



「あっ、王族に会わせる予定は無いと伝えて欲しいとも言われてました。安心して登城して欲しいと」


「っと、流石ゴブトゴさんだね。了解だよー」



 俺が登城を嫌がると察して、先手を打って対応してくれたか。


 王族と顔を合わせる心配が無いなら、登城にも抵抗は無い。



「明日早速会いに行ってみるよ。事前連絡は必要?」


「いえ、先方はダンさんに会うために城でずっと待機しているそうですから、先触れは必要無いとのことです」


「了解。報告ありがとうラトリア」



 報告のお礼に、ラトリアにちゅーっと長めで強めのキスをする。



 見ず知らずの相手を待たせてしまった事には罪悪感なんて感じないけど、神器レガリアの話を先延ばしにするのは少し不安を感じる。


 相手の出方が読めないけれど、俺のタイミングで登城していいなら、明日早速会ってみた方がよさそうだ。



「それじゃあいい機会だし、休暇は今日で終わりにしよっか」



 このままダラダラと退廃的な生活を続けるのも悪くないけど、まだ寝室の外でやることは残ってるからね。


 そろそろちゃんと休暇を終わらせて、仕合わせの暴君の再始動といきますかぁ。



「みんなのおかげで最高の休暇になったよ。ありがとねーっ」


「明日からまた忙しくなるのかのぅ? 帝国の出方も分からぬし、何が起こるか分からないのじゃ」



 フラッタの言う通り、帝国側の情報が一切無いんだよなぁ。そもそもの話、何で俺が神器を持っていることを知っているのかも分からないし。



 でも、分からないからこそ踏み込むべきだ。


 分からないものを放置して、問題を起こすわけにはいかないからね。



「場合によってはまた家を空ける事になりそうかしらねー? そうなるとマグエルの自宅とこの家の管理はぁ……。ちょっと大変でしょうけど、ムーリに任せて大丈夫かしらぁ?」


「ええ、勿論構いませんよっ。行商人と好色家のおかげで家事も全く苦になりませんっ。任せてくださいねっ」


「ありがとうムーリ。頼んだよーっ」



 ティムルの提案に胸を張って応えるムーリ。


 そしてターニアも、やっぱりそのおっぱいを俺に見せつけるように張ってくれる。



「私も手伝うから、ダンさん達は何も心配しなくていいのっ。ダンさんやニーナと一緒に戦うことが出来ない私は、せめてみんなが存分に戦えるようにサポートを頑張るのっ」



 かつて移動阻害の呪いを受けた状態で、幼いニーナを連れながらステイルークに向かって旅したターニアは、以前辟易しながら、もう一生分旅しちゃった~と語ってたからな。


 待っている方が気が楽なのかもしれない。



 共に戦ってくれる家族がいて、後ろで俺を支えてくれる家族もいる。


 この幸福をいつまでも続けていく為に、憂いはしっかりと片付けようね。



 さて、話が終わったらみんなでお風呂タイムだよーっ!


 今日が休暇の最終日になっちゃったんだから、明日の朝まで思いっきり休暇を楽しまなきゃいけないんだからねっ。



 今夜は……いや、今夜も寝かせないぞぉっ。みんな大好きーっ!

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