表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【全年齢版】異世界イチャラブ冒険譚  作者: りっち
5章 王国に潜む悪意3 世界を呪う者
351/637

351 マグナトネリコ② 世界呪

 アナザーポータルを使用して、宿り木の根の入り口である洞に転移する。


 全員が確実に転移して来た事を確認して外に目を向けると、俺達をここまで案内してくれたエルフの男性が、尻餅をついて上を見上げているのが見えた。



「あの人、なんだか様子がおかしいの。怪我をしてるようには見えないけど……」


「ぼく達が出てくるのを座って待っている……、という感じではないね。何かに怯えているような……」



 ニーナとリーチェが警戒しながら男性を観察し、それそれが抱いた感想を溢す。


 何してるのか分からないけど、ちょっと普通じゃないな。放置はできないか。



「……分からない事は素直に聞こう。罠のようにはとても見えないしね」



 エルフェリアに足を踏み入れた直後に襲われたせいで、全員がエルフに対して少し強めの警戒心を抱いてしまっている。


 けれど彼と直接話した印象はとても良いものだった。敵や罠だとは思いたくない。



 取り乱している様子の彼を刺激しないよう、ゆっくりと正面から近づき声をかける。



「おい、大丈夫か? どうした、いったい何があったんだ?」


「――――え、あ……?」


「大丈夫か!? 大丈夫なら質問に答えてくれっ!」


「あ、ああ……、あああああっ……!!」



 反応が鈍かったので肩を強く揺さぶりながら怒鳴ってやると、虚ろな目をしながらも反応を返してくれた。


 しかし俺の顔を認識するなり怯えたように蹲りながら、先ほどまで見上げていた方向に指を指している。



「いったい空になに……が……」



 しかし空を見上げた俺は、彼の指差した方向に広がっていたおぞましい光景に思わず息を飲んでしまう。


 彼に声をかける為に洞から離れたことで、宿り木の根を抱いていた世界樹に起きた禍々しい変化に気付いてしまった。



「なん、だよ……、これっ……!?」



 宿り木の根に突入する前に、エルフ族が信仰している世界樹の姿は目にした。


 その雄大で神秘的な姿は、崇められるのも納得の存在感を有していたと思う。



 しかしその世界樹の姿が、今は見る影も無くなっている。



 巨大な幹の到る所から毒々しい色の液体が流れ落ち、世界樹の周りの森がどんどん腐って枯れていっているのが分かる。


 その液体の流れ出る源には巨大な人の顔が浮かび上がり、世界樹の表面は苦痛に歪み毒の涙を流す巨大な人面に覆い尽くされている。



 そのおぞましい姿は、見ているだけで心を削り疲弊させる。


 まるで人の悪意をそのまま形にしたような、世界を支える世界樹をそのまま反転させたような呪われた姿。



 恐らくノーリッテが作り出したと思われるその魔物の名前は、『世界呪』。


 この世の全てを呪う者。鑑定にはこう記されていた。




 世界呪マグナトネリコ




「ノーリッテ。何がお前をここまで駆り立てたんだよ……?」



 このおぞましい魔物の姿に、悪意を持たないノーリッテの姿が重ならない。


 メナスをやってた時も、さっき会話していた時も、お前は世界を呪うどころか、この世界に何の執着も見せていなかったじゃないか……。



「な……!? ななな、なっ……!?」


「なんっだ、ありゃあ……?」



 ノーリッテの心境が分からず混乱する俺の耳に、たった今俺達が出てきた洞の方から聞き慣れない声が届いた。


 そこには頭上を見上げて惚ける6人、断魔の煌きが立っていた。



 メンバーの中に探索者を浸透させた人がいるのか、どうやら彼らもアナザーポータルで戻ってきたようだ。


 さっきのノーリッテの言葉は、最深部だけじゃなくてアウター内全域に届いていたのかもしれない。



 っと、まずは案内してくれたこの人を避難させるべきだな。


 転移先は……、ライオネルさんが居た場所でいいか。



「あんたがまだアライアンスを抜けてなくて良かったよ。無理させちゃってごめんね」



 正面から声をかけて男性の視界を遮りつつ、無詠唱でポータルを開く。



「ここは俺達に任せて、この状況をライオネルさんに伝えてきてくれないか? エルフの対応には口を挟まないからさ」


「あ……、ああ……、あん、あああ、あんああ……?」



 蹲ったままだけど俺の言葉に反応は返してくれる。


 何か言いたそうだけれど、それが上手く言葉に出来ないみたいだ。これ以上長居させるのは良くないな。



「入る時にも言ったけど、エルフ族に滅亡されたらこっちが困るんだ。だから全力を尽くすよ。安心して休んでてくれ」


「ああっ……! あ、ああっ、あっあっああ……!?」



 言葉にならない声にもどかしそうにしながらも、怯えの混じった眼差しで何かを訴えてくるエルフの男。


 ……なんとなく、俺達の心配をしてくれている気がするなぁ。



 自分がこんな状態でも俺達の心配をしてくれるなんていい人じゃないか。


 衝動に任せてエルフェリアを滅ぼさなくて本当に良かった。



 お互いを思いやれるなら、きっと俺達は仲良くやっていけるさ。


 だから今は引いてくれ。奴の始末は俺達がつけるから。



「ライオネルさんによろしくねー」


「待っ……!」



 ファミリアに加入したままの男性をポータルに放りこんで、改めて世界呪マグナトネリコと対峙する。


 さっきはノーリッテの声で決戦のお誘いが来たけど、今ってノーリッテの自我って残ってるのかな……。



「はぁ~……。ゆくゆく俺は呪いと縁があるみたいだよぉ」



 世界呪からは目を離さずに、みんなに声をかける。



「あはっ。確かにずーっとダンは呪いと縁があったよね。主に私のせいなんだけどっ」


「呪いと縁があったと言うか、呪いのおかげで縁が合ったと言うか……」



 自分の呪いのせいだと笑うニーナに苦笑する。



 呪いに始まった俺の異世界生活。


 どうやら最後の最後まで呪いが付き纏ってくるようだ。



「世界を呪う相手なんて面倒臭いことこの上ないけど、みんなのおかげで解呪は得意だ。もうひとふんばりがんばろっか」


「ダンと一緒なら世界を呪う呪いだって恐れるに足りないのっ。今度は私にも解呪のお手伝いをさせてねっ」



 強い決意を感じさせるニーナの瞳に、彼女と共に歩んだこの世界での日々が思い起こされた。


 俺もニーナが一緒なら呪いなんて怖くないよ。呪いは常に俺達と共にあったものだったから。



「あはーっ。私の大好きな旦那様は、ニーナちゃんを助けて私を助けて、フラッタちゃんもヴァルゴたち魔人族も、建国の英雄譚に縛られ続けたリーチェまで救って、そして世界にかけられた呪いまで祓っちゃうのねぇ」



 世界呪を前にしても、いつもの調子で俺にぱちりとウィンクしてくれるティムル。


 俺が呪いを祓う前に、ティルムお姉さんはみんなの不安を払ってくれるんだよねぇ。



「そんな素敵な人が私を愛してくれてるなんて、お姉さんは世界一幸せよーっ」


「世界一幸せなティムルに愛してもらえる俺も、世界一幸せな男だと思うけどねー?」



 ニーナと2人だけで閉ざされていた世界に、強引に踏み込んできてくれたティムル。


 いつも俺達を導いてくれたティムルお姉さんが一緒なら、俺達はなんの不安も無く足を踏み出せる。



「くくく。マーダーグリズリーに梃子摺っておったダンが、世界を救うほどの男になるとはのう。妾の見る目も捨てたものじゃないのじゃ!」



 バスタードソードとロングソードを構え、見た目は歪な双剣を構えるフラッタ。


 俺も自分がここまで強くなるとは思ってなかったけど、フラッタが世界一の美少女なのはあの時から知ってたよ?



「誰かの為に誰よりも強くなってしまったダン。そんなダンと肩を並べて戦えることが、妾の1番の誇りなのじゃあっ」


「誰よりも可愛いフラッタに剣を教われた事が、俺の1番の誇りだよ」



 ずっとフラッタと一緒に磨き続けてきた俺の剣。


 世界一可愛い無双将軍フラッタ師匠のおかげで、俺はここまで来れたんだ。



「あはははっ! 英雄の詐称を止めたその日に世界を救うことになるなんて、こんな皮肉な話ってある!?」



 アウターエフェクトで取り乱していたリーチェはもういない。


 世界を呪う大樹を前に不敵に笑いながら弓を番えるリーチェの姿は、まさに救世の英雄と呼ぶに相応しい美しさと強さだ。



「ふふ。ぼくの姉さん、リーチェ・トル・エルフェリアは本当に英雄なんだってこと……。世界呪を滅ぼして証明してみせるよっ」


「リーチェはずっと英雄だったよ。少なくとも俺にとってはね」



 偽りの英雄譚はもう終わった。


 だから今度はみんなで一緒に、本物の英雄譚を始めよう。



「ふふ。加護を失ったままの日々を絶望の毎日だと嘆いておりましたが、旦那様の日々に比べたら守人たちはなんと甘えていたことか……」


「魔人族達が過酷な日々を送っていたのは間違いないと思うけどねー」



 自嘲するように小さく笑みを浮かべるヴァルゴは、苛酷だったはずの生活ですら甘えていたと己を律する。



 でもまぁ職業補正が得られなかっただけで、相手していた魔物は普通の魔物だったからなぁ。


 こんな世界そのものみたいな奴を相手にしなきゃいけない事になるなんて、聖域の樹海に篭っていたら想像も出来なかったかもね。



「私は護り手、ディローム随一の槍使いです。だから世界を呪う大樹だって貫いて、愛しい家族を護ってみせますっ」



 かつては聖域だけを必死に守っていたヴァルゴ。


 そんな彼女は家族を守る為に聖域を飛び出し、家族を守るために世界を救う守護の槍へと成長を遂げた。



 世界を呪う歪んだ世界樹を前に、誰からも気負いや緊張は感じられない。


 みんなの成長に嬉しさと頼もしさを覚えながら、改めて世界呪マグナトネリコの巨躯を見上げた。



「しかし……。こんな巨大な相手、どうやって滅ぼせばいいんだろうなぁ? 攻撃を届かせるだけでも億劫だわぁ……」



 視界に収まりきれないほどの、まるで山のように巨大な世界呪マグナトネリコの姿にウンザリさせられる。


 ま、HP制のおかげで巨大ボスとの戦闘もしやすい世界だとは思うけどね。



 問題はHPを削り切った後だ。


 見上げても視界に収まらないほどの巨木を消滅させなきゃいけないなんて、面倒臭いなんて言葉じゃ片付けられないレベルなんですけどぉ?



「まぁ……、そこはスキルと魔法の出番じゃないかしら? ニーナちゃんの絶影とリーチェの弓には期待したいところねぇ」


「妾たちは接近するところから始めねばならぬのう。少々面倒臭いのじゃ」



 いつもと変わらないみんなの様子に、肩の力が抜けていくようだ。


 って、緊張する気は無いけど、力と気合は全力で巡らせないといけないな。



「旦那様。戦闘を始める前に、あの方たちには帰還していただくべきではありませんか?」



 断魔の煌きを指差しながら、あまり興味無さそうに彼らの撤退を提案するヴァルゴ。


 確かにここに留まられても邪魔なだけねぇ……。



 ……でも、すんなり帰ってくれるかなぁ?


 特にマーガレット殿下とガルシアさんあたりが渋りそうな予感がするよ。



「どうやら旦那様のアライアンスからも既に脱退されているようですし、自分の足で帰っていただかねばなりませんけど……」


「そうだねぇ。マギーたちには悪いけど、はっきり言って邪魔だ。ダンにあんな態度で接する彼らを助ける気にもならないから、さっさとご退場願おっか」



 心底面倒臭そうに、リーチェが断魔の煌きに近づいていく。



 その姿を見て、今更俺は思い出してしまう。


 スポットでイントルーダーに捧げられたグレイグたちって、いったいどうなったんだっけ……? と。



 メナスを撃退した時点で生体察知に反応が無かったし、戦っている間に絶命して、そのままスポットに吸収されちゃったのかもしれないなぁ。


 流石に戦闘中は気にかける余裕が無かったし、戦闘後もノーリッテを取り逃がしたことで頭がいっぱいだったからな……。



 そんなことを考えているうちに、リーチェが断魔の煌きに声をかけていた。



「マギー。ガルシアさん。邪魔だから帰ってくれる? 君達を守る余裕は無いんだって、あいつを見れば理解できるでしょ?」


「あ……、リ、リーチェ……! でで、でも、あああ、あんな化け物……!」


「ま、護ってもらう必要なんかねぇよ……! 俺達はこれでも王国最強の……!」


「もう1度だけ言うね。実力不足の君達がここに留まるのは足手纏いでしかない。この先の戦いに君達は邪魔なんだ。帰れ、断魔の煌き。こんなところで死にたくないのなら」



 突き放すように言い放ち、彼らに背を向けるリーチェ。


 その残酷な宣告に、リーチェに追い縋ることも出来ない断魔の煌き。



 戻ってきたリーチェを軽く抱きしめて受け止める。



「嫌な役回りをさせてごめんね。ありがとうリーチェ。お疲れ様」


「ううん。ちょっとスッキリしちゃった。だってあいつら、ダンに態度悪すぎるんだもんっ」



 リーチェの言葉に、周りのみんなもよく言った! って同意している。



 なんか俺のせいでみんなから嫌われちゃって、断魔の煌きの皆さんにはちょっとだけ申し訳ないな。


 申し訳ないけど、邪険な態度を取る人を庇う義理も無いか。



「ま、それじゃ戦闘を開始しようか。アレだけ言ってもここに留まるなら自己責任でしょ」



 流石にこの国最強のパーティと評されるだけあって、メナスと対面したワンダ達より平静を保てているからな。


 正気を失って冷静な判断が出来ないならともかく、自分の判断でここにいるなら俺達が口を挟むのも野暮ってもんだ。



「攻撃は魔法と遠距離攻撃をメインで。ティムルはまた熱視でアイツの魔力を観察して欲しい。特に、こっちの攻撃が通じているかはよく観察してね」


「お姉さんに任せなさいっ。マモンキマイラにはしてやられちゃったからね。同じ轍は踏まないわ」


「任せたよお姉さん。頼りにさせてね」



 解析や考察をティムルに任せられるようになったのはホント助かるな。


 おかげで俺は何も考えずに最前線でみんなを守れる。



「あいつの攻撃には基本回避で対処してね。見た目で判断するもの危険だけど、アイツの攻撃には呪い的な効果が付与されててもおかしくなさそうだから」


「触れられるのは危険、ということじゃな。正直言えば、奴の禍々しい姿を目にしているだけで気が滅入ってくるようじゃが」


「敏捷性補正だけで足りない場合は移動魔法を使うこと。ここはアウターの外だからポータルで対応しよう。常にポータルの発動は意識しておいて」



 数百メートルはありそうな大木だもんなぁ。下手したら数キロメートルはあるか?


 距離感バグって分かんないよもう。



 ともかく、そんな巨木に枝で薙ぎ払われでもしたら、それだけでMAP兵器クラスの攻撃範囲だからね。


 敏捷性だけではどうにも出来ない事態を想定して、咄嗟に移動魔法を活用するよう注意を促しておく。



 大雑把な方針を共有したら、目の前に存在する呪いの大樹に向き直る。


 深くゆっくり息を吸って、雑念と共に口から吐き出す。



 ……良し。



「ニーナ。ティムル。フラッタ。リーチェ。ヴァルゴ。もうひとふんばり頑張ろう。さっさとこいつを倒して、1日中寝室に引きこもる生活を始めようね」


「ん~。ほんとにそんな生活できるの? ダン。なんだかんだと色々巻き込まれて、寝室から引っ張り出されちゃう気がするの。そしてその度にお嫁さんが増えそうだねっ」



 だねっ、じゃないよニーナってば!


 お嫁さんの数は足りてるから! 持て余し気味だからね!?



 子供も出来ないのに、積極的にお嫁さん増やそうとしなくていいんだってばぁ!



「あはーっ。ダンが寝室に篭りっきりになったら、きっとこの世界はすっごく幸せな世界になってるんでしょうねーっ。ダンが寝室から出なくなるってことは、不幸な人がいなくなるってことだから」



 相変わらずティムルは俺の事を美化し過ぎだって。


 俺が寝室から出たくないのは、みんなが最高に可愛いからに決まってるじゃん!



「回避は移動魔法で、か。それだと妾とヴァルゴが1番不慣れかも知れぬな。しかし接近戦でこそ真価を発揮する妾とヴァルゴにこそ必要な技術とも言えそうなのじゃ」



 こういう場面で真面目になるのは変わらないね。


 突然目の前に転移してきてドラゴンイーターを叩き付けられるとか、怖すぎるよフラッタ?



「まったく、ぼくの過ごした454年間はなんだったんだって思っちゃうよ。挙句こんなのの相手をさせられるなんてさぁ。こっちは908年分利息付で取り立てなきゃいけないってのにさっ!」



 ……え、待って? 利息は聞いてないよリーチェ?


 908年分の利息なんて払いきれる訳ないから、もう好きなだけ取り立ててくれればいいよ。いくらでも応えるからさ。



「いやぁ……、流石にこんな相手と戦う事は守人の民も想定して無かったんじゃないですかねぇ……? あの日旦那様とお会いしてから、本当に刺激に満ちた毎日を送らせてもらってますよっ」



 槍を構えて不敵に笑うヴァルゴ。


 すっごく頼もしいんだけど、こんなの相手にするのは俺だって想定してないっての。



 自分の職業補正を意識する。


 職業スキルを意識する。



 強大な魔物に脆弱な人類が対抗できるようにと用意された、祝福と加護の力。


 奔れ職業補正! 巡れ職業スキル! 死力を尽くす時は今だ!



 さぁ行くぜノーリッテ! お望み通り決着をつけてやるよぉ!

※こっそり設定公開

 351話を書くまで全く未定ではありましたが、ここで世界呪マグナトネリコの名前が決まった時に、この投稿のコンセプトやテーマが一貫したような気がしました。


 ここで世界呪マグナトネリコが大人しく待っているのは、世界呪になる前と同じで自力で移動することが出来ない事と、仕合わせの暴君と正面からぶつかりたいというノーリッテの望みによって、ダンたちの話が終わるのを大人しく待っていました。もしかしたら戦闘前にマグナトネリコの準備を待ってくれたお返しの意味もあったのかもしれません。


 案内のエルフの男性があんあん言っておりますが、『アンタたちは?』と問いかけたいけど言葉にならないだけです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ