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【全年齢版】異世界イチャラブ冒険譚  作者: りっち
4章 マグエルの外へ3 奈落の底で待ち受ける者
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277 荒稼ぎ

※R18シーンに該当する表現をカットしております。


 パーティメンバーの装備品の性能情報がリスト化されています。閲覧するデバイスによっては非常に読み辛くなっているかもしれません。ご了承ください。

 奈落の最深部エリア。


 そこには大量の劣化アウターエフェクトが犇いていて、職業浸透がめちゃくちゃ捗る場所だった。



 クルセイドロア1発で葬り去れる相手に、戦闘訓練も戦闘描写も何もない。


 遭遇したら消し飛ばすだけの簡単な作業だ。どんどん魔物を虐殺して職業浸透を進めていった。



「だけど、う~ん……」



 なんだか最深部エリアに到達したのに、サーチによるともっと先の階層がありそうなんだよね。


 だからどんどん進みたいところなんだけど、経験値を無駄にするのが勿体無さ過ぎてなかなか進めないよぉ。



 殆ど1戦交えるごとに転職しているから、時間ばかりかかってしまう。


 鑑定で職業浸透が分かってしまう弊害だ……なんて言ったら、流石に罰が当たるかも?



 俺の勇者と魔王は予想していた通り、LV101を超えて浸透している。


 種族専用職業でもなさそうなのに、レベル上限無しとか恐ろしいよね。流石は魔王と勇者だぜ?



 ニーナは短剣使いを浸透させ、荷運び人、飛脚を経由して武器職人から浸透を開始している。



 ティルムは飛脚を浸透させて、俺に次いで64㎥のインベントリが使用可能になった。


 そこから射手、狩人と浸透を進め、斥候の浸透を開始している。



 フラッタは防具職人、宝飾職人を浸透させて付与術士を浸透させ始め、リーチェも武器職人、防具職人、宝飾職人を終わらせて、フォワーク神殿でしっかり付与術士の職を得てきたようだ。



 ヴァルゴは武器職人の浸透を終わらせ、探索魔法士、防具職人を浸透させて現在は回復魔法士を育成中だ。



「う、う~ん……。1戦毎に数個も出られるんじゃ、流石にいつまでも驚いていられないよぉ……」



 始めはいちいち大袈裟に喜んでくれていたリーチェも、度重なるスキルジュエルのドロップに、今では淡々と回収するようになってしまっている。



 付与術士が2人も増えたからか、スキルジュエルの出も格段に良くなった。


 でも数が多すぎて管理しきれないので、探索が終わるまで泣くんじゃない……、じゃなくて探索が終わるまではスキル付与はお預けしておこう。



 ホーンとソウルも沢山ドロップしているんだけど、それに加えて竜宝玉と呼ばれる、様々な色の水晶玉みたいなドロップアイテムが獲得できた。


 これはドラゴン種から貰えるらしいドロップアイテムで、やはり神鉄装備の素材として用いるアイテムらしい。


 フラッタの竜珠の護りなどは、竜宝玉から作られた装備品である可能性が高いね。



「さて、お昼も食べたし午後の探索を開始するよー」


「「「はーい」」」



 食後の運動でも始めるかのように、ゆるーい空気で大量の魔物を狩っていく。


 これだけ荒稼ぎしても、時間的には半日も経ってないんだよ? 信じられない効率の狩りだっての。



 今日の目標はニーナとヴァルゴにも付与術士まで到達してもらって、みんなの体を超敏感にしてあげることかなっ!


 さぁどんどん魔物を倒して、みんなの体をどんどんえっちにしてあげるからねっ!



「「白き閃光。不言の万雷。滅紫の衝撃。雷霆響くは界雷の宴。汝、瞬き奔る者よ。サンダースパーク」」



 ティムルとリーチェによるダブルサンダースパークによって、一瞬で消し飛ぶ魔物たち。


 リーチェがレベル上限の高い付与術士になったおかげで殲滅後の足が止まることが減り、どんどん戦闘をこなしていく。



 ニーナが武器職人、防具職人、宝飾職人、調剤士、アイテム職人を終わらせてインベントリが最大サイズになったうえで付与術士の浸透を開始した。


 ティムルの斥候、フラッタの付与術士はまだ浸透が終わっていない。


 ということは、リーチェの付与術士もまだ終わってないだろうなぁ。



 その間にヴァルゴは回復魔法士、宝飾職人、支援魔法士、調剤士、アイテム職人を浸透させ、魔導師と付与術士で少し迷った末に、付与術士を優先してもらう事にした。


 メンバー全員の装備更新の目処が立った今、必要なのはスキルジュエルの方だからね。




「おー、ようやく到着したね。みんなお疲れー」


「な、なんか変に疲れたわねぇ……。楽は楽なんだけど、転職やら何やらで慌ただしかったし……」



 深く息を吐いているティムルをよしよしなでなでしながら、10箇所目の中継地点に到着する。



 最深部の中にも中継地点があるとはね。この先は普通に11階層って事になるのかな?


 スキルジュエルが出ているので間違いなく最深部に到達しているはずなのに、その最深部がめちゃくちゃ広いとかってアリなわけぇ?



「ふむ……。どうやらこの先に大きな変化は無さそうじゃのう」



 みんなと一緒に中継地点の先を覗いてみたけれど、見た目も魔物も殆ど変わらないようだ。


 11階層に入って魔物を殲滅し、ティムルの斥候とフラッタの付与術士を浸透させてから帰還する。



 恐らくリーチェも付与術士の浸透が終わってると思うんだけど、どうだろうな?


 そんな微妙な判定を伝えると、リーチェは迷わずフォワーク神殿に向かうことを決めたみたいだ。


 転職を試してみて、もしもスキル付与が使用出来なくなったら、その時は転職しなおすらしい。



 俺の竜殺しはLV67、魔王と勇者は127まで上がった。


 ニーナは付与術士LV38。ヴァルゴの付与術士も同じくLV38まで上がっている。



 新たな職業はティムルは賞金稼ぎに、フラッタは荷運び人になり、リーチェは飛脚になったようだ。


 ティムルは聖属性魔法狙いで、フラッタとリーチェはインベントリのコンプリート狙いかな?




 付与術士 最大LV100

 補正 魔力上昇+ 身体操作性上昇+ 全体幸運上昇+

 スキル スキル鑑定 スキル付与 技能宝珠出現率上昇



 賞金稼ぎ 最大LV30

 補正 敏捷性上昇

 スキル 対人防御力上昇



 荷運び人 最大LV50

 補正 持久力上昇+

 スキル インベントリ 所持アイテム重量軽減+



 飛脚 最大LV50

 補正 持久力上昇+ 持久力上昇 敏捷性上昇+ 敏捷性上昇

 スキル インベントリ




「今日1日でいったいどれ程の加護を得てしまったのか……。全力で動くのが楽しみです……!」



 生産職を一気に浸透させまくって、今まで持て余していた敏捷性補正をフル活用出来る様になったヴァルゴが武者震いしている。


 俺も超敏感になったヴァルゴと全力で肌を重ね合うのが楽しみすぎるんだよーっ!



「さぁて転職も終わったし、直ぐにムーリを迎えに行ってくるねっ!」



 今晩は宿でイチャイチャしながら、全員の装備を更新していこうかなっ!



 急激に職業浸透の進んだみんなを宿に残して、ウキウキワクワクしながらマグエルに転移した。



「お、ムーリ。魔法使いが無事に浸透を終えてるみたいだよ」



 マグエルでムーリを確認すると、しっかり魔法使いが浸透を終えていた。


 ムーリも頑張ってるね。偉いよムーリ。よしよしなでなで。



 それじゃあムーリには、予定通り冒険者になってもらうねー。



「迎えに来るのは今日で最後だよムーリ。明日からは自分の足で俺のところに通うこと。そしたら毎日、気絶するまで可愛がってあげるから」


「ううう……。毎日自分の足で男の人を訪ねる日々を送ることになるなんてぇ……。信じられないくらい恥ずかしいけど、それ以上に幸せすぎますよぅ……」


「俺も可愛いムーリと愛し合えるのが最高に幸せだと思ってるよ。さ、早くみんなのところに行こう? 今日もいっぱい気持ち良くなろうね」



 蕩けているムーリにちゅっとキスをして、2人で手を繋いでパールソバータに転移した。



 みんな揃って夕食を済ませた後は、魔法使いを浸透させたご褒美にムーリからベッドに押し倒しながら、まずはラトリアから報告を受ける。



「転職魔法陣の設置は構わないそうですけど、ギルドの誘致が進まないと転職の助成金は払えないと言われました。逆に言えば、助成金をアテにしないならすぐにでも設置が可能ということですね」


「そりゃ朗報だね。お金は有り余ってるし、俺達でどんどん設置していこっか」


「つきましては、魔法陣の設置の仕方や維持・管理方法などを説明してもらえるみたいなので、明後日の早朝にゴブトゴ様が会いに来て欲しいそうです」


「明後日に登城ね。了解したよ。ありがとうラトリア」



 前回とは違って、今回は気軽に登城できそうだな。ボンクラ王とは会う必要もないし。



 さて次は装備品の作成だ。


 みんなと相談して、ティムルに装備品を作りだしてもらう。



 武器の更新の余地は一切無いので、潤沢なアウターエフェクトのドロップアイテムを使って、大量の防具を作り出していく。



 まずは頭装備から。


 俺とフラッタは、竜宝玉を用いた『ドラゴンサークレット』を用意。ニーナとティムルには『神護の髪飾り』、ヴァルゴには『竜の神結い紐』を作成した。



 次に体防具。


 俺とニーナに用意したのは『神速の風鎧』。速度特化で驚くほど軽い神鉄鎧だ。


 ティムルには『月影の衣装』を作成。踊り子のような衣装でこちらも速度重視だけれど、これは更に回避に特化している。


 フラッタには竜宝玉から作り出した『ドラゴンプレート』を用意した。重さを度外視して防御力に特化した、神鉄製の全身金属鎧だ。



 続いて手防具。


 俺、ニーナ、ティムルは『ドラゴングローブ』を、フラッタは『ドラゴンガントレット』を選択した。


 ヴァルゴはドレッドホーンをを使った『護命の白手甲』をチョイスした。



 そして足防具。


 俺、ニーナ、ティムルは敏捷特化の神鉄装備である『フラッシュブーツ』を用意。


 だけどフラッタは、ラトリアから贈られた靴を更新する気は無いという事で更新は見送った。



 最後にアクセサリー。


 ニーナは絶対に魔除けのネックレスを更新したくないと宣言し、フラッタも今は亡きゴルディアさんからの贈り物を更新する気は一切ないということなので、俺に『封神のアミュレット』、ヴァルゴに『流星の腕輪』を用意して、装備の更新は終了した。


 ティムルには既にアウターレアの混沌のアミュレットがあるからね。



「はぁ……はぁ……。ま、魔法使い系の職業浸透、終わってて良かったぁ……」


「お疲れ様だよティムルーっ。後は俺達で出来るから、お姉さんはゆっくり休んでてねー」



 大量の神鉄防具の作成は流石に辛かったようで、汗だくになって疲弊しているティムルを抱き締め労ってあげた。



 こうして出来上がった装備品に、最後に他のメンバーでスキル付与を行なっていく。


 神鉄装備にスキル付与までやっちゃうと、今後はもう装備更新の余地は一切無い感じかなぁ?



 まず手始めに、ルーナ家に送る予定の神鉄のロングソードを完成させる。




 神鉄のロングソード

 光輪 毒付与 体力吸収 貫通 烈波斬




 自力で得たわけではない品に、大効果スキルまでは必要ないのじゃっ! とフラッタに固辞されてしまったので、付与したスキルは全て中効果だ。



 ウェポンスキルの光輪で全体範囲攻撃が出来る上、強振打の斬撃バージョンとも言える烈波斬で単体攻撃力もカバー。


 更に体力吸収と貫通スキル付きで、どんな場面でも使いやすい性能となったと思う。



「えええ……。これ、明らかにディアの使っていた愛剣よりも、圧倒的に性能が上なんですけどぉ……」



 そりゃあスキル付与が100%成功する上に、スキルジュエルが有り余ってますからね?


 王国最強の竜爵家当主が振るうに相応しいひと振りに仕上げさせてもらいますってば。



「ラトリア。フラッタ。この剣はゴルディアさんからお前達を預かったお返しとして、シルヴァが当主になった時点で渡そうと思ってるんだ」


「兄上の当主就任祝いということじゃのっ! 粋な事をしてくれるではないかっ!」


「それでさ。この剣の管理に困らないように、旅人ともう1つインベントリを使える職をシルヴァに浸透させて、8㎥のインベントリを使えるようにさせておいてくれる?」


「……確かに、こんな剣を剥き出しで携帯するのは危険すぎますね。シルヴァたちの職業浸透、進めておきましょう」



 真剣な表情で頷くラトリア。



 スキル鑑定を持っている人は少ないみたいだけど、武器鑑定の行える武器職人はそれなりにいるみたいだからね。


 神鉄装備を見せびらかしながら歩いていたら、無用なトラブルを呼び込みかねない。


 だからシルヴァのインベントリの拡張は急務だ。



「あ、あと済みません。ダンさんが居ればいつでも竜騎士にしてもらえるんですよね? でしたらシルヴァの職業浸透が終わったら、竜騎士に戻してもらっても構いませんか?」


「お安いご用だよ。必要な時は遠慮なく声をかけてね」



 任せてと頷いて見せると、ラトリア自身も旅人や冒険者の浸透を進めようと思っていることを伝えられた。


 これから何かを成し遂げたいとか思っているわけではないようだけど、エマやフラッタがどんどん色々な職業を浸透させていくのを見て羨ましくなったのだとか。


 ラトリアらしい理由だ。



 探索魔法士と探索者、それと行商人くらいまで浸透させておけば、生活にも魔物狩りにも困ることは殆どなくなると思うよー。




 そして、完成した俺達の装備品はこんな感じだ。



 ダン


 神鉄のロングソード

 獄炎 装備品強度上昇+ 魔法妨害+ 魔力吸収+ 無し


 ドラゴンサークレット

 物理耐性 魔法耐性 物理防御力上昇 魔法防御力上昇 体力上昇


 神速の風鎧

 物理耐性 魔法耐性 敏捷性上昇 五感上昇 身体操作性上昇


 ドラゴングローブ

 物理耐性 魔法耐性 物理防御力上昇 魔法防御力上昇 体力上昇


 フラッシュブーツ

 敏捷性上昇+ 五感上昇+ 身体操作性上昇+ 幸運上昇+ 無し


 封神のアミュレット

 物理耐性+ 魔法耐性+ 全状態異常耐性 無し 無し




 物理、魔法障壁が使用可能になった事で、俺にはもう盾は必要無いと判断。盾の更新はしない事にした。


 今の俺は完全に、回避特化の戦闘スタイルだからね。



 ロングソードに貫通をつけるか迷ったけれど、竜王戦ではあまり貫通が役に立たなかったので見送った。


 なにか単体攻撃力の高いウェポンスキルを見つけられたらいいなぁと思っている。



 本当にウェポンスキルが出なくて参っちゃうよぉ……。




 ニーナ


 呪物の短剣

 ランダム状態異常付与+ 貫通 魔力吸収 無し 無し


 アサシンダガー

 貫通+ 物理攻撃力上昇+ 魔法妨害 無し 無し


 神護の髪飾り

 精神異常耐性+ 魔法耐性+ 物理耐性 魔力消費軽減 魔力自動回復+


 神速の風鎧

 物理耐性 魔法耐性 敏捷性上昇 五感上昇 身体操作性上昇


 ドラゴングローブ

 物理耐性 魔法耐性 物理防御力上昇 魔法防御力上昇 体力上昇


 フラッシュブーツ

 敏捷性上昇+ 五感上昇+ 身体操作性上昇+ 幸運上昇+ 無し


 魔除けのネックレス 

 魔法耐性 全状態異常耐性+ 詠唱短縮




 ニーナの弓は今後使う機会はなさそうなので、インベントリには仕舞っておくけれど、更新するのはやめておいた。


 今となっては、遠距離攻撃をしたければ攻撃魔法が使えるからねぇ。獣化で更に威力も上がるわけだし。



 将来的に獣戦士になるニーナの武器に貫通が付いてるのはちょっと勿体無く感じてしまうけれど、これはあまりにも贅沢な話だ。


 種族専用職業を前提としたスキル付与なんて、国中の人から石を投げられちゃいそうだよ。



 魔除けのネックレスのスキル枠は、詠唱短縮で埋める事にした。


 理論上だけど、攻撃魔法で最強の威力を発揮できるのは恐らくニーナだろうから、詠唱短縮スキルの効果を最も享受できると思ったのだ。




 ティムル


 オリハルコンダガー           

 咆哮 物理攻撃上昇 体力吸収 魔力吸収 無し    


 オリハルコンダガー

 ランダム状態異常付与+ 魔法妨害 貫通+ 装備品強度上昇 無し


 神護の髪飾り

 精神異常耐性+ 魔法耐性+ 物理耐性 魔力消費軽減 魔力自動回復+


 月影の衣装

 物理耐性- 魔法耐性- 敏捷性上昇+ 身体操作性上昇+ 空蝉


 ドラゴングローブ

 物理耐性 魔法耐性 物理防御力上昇 魔法防御力上昇 体力上昇


 フラッシュブーツ

 敏捷性上昇+ 五感上昇+ 身体操作性上昇+ 幸運上昇+ 無し


 混沌のアミュレット

 物理耐性+ 魔法耐性+ 体力自動回復 全状態異常耐性+ 詠唱短縮-




 オリハルコンダガーのスキル枠は何で埋めるのか悩んで、結局空けておく事にした。ぶっちゃけウェポンスキル待ちである。



 スキルジュエルがボロボロ落ちるようになっても、ウェポンスキルは全然出ない。本当に落ち難いらしいねぇ。


 マグエル手前の野営地で出会った槍使いの魔物狩りは、本当に運よく手に入れることが出来たんだろうなぁ。




 フラッタ


 ドラゴンイーター

 対竜族攻撃力上昇+ 物理攻撃力上昇+ 貫通+ 体力吸収+ 剛震撃


 ドラゴンサークレット

 物理耐性 魔法耐性 物理防御力上昇 魔法防御力上昇 体力上昇


 ドラゴンプレートメイル

 物理耐性+ 魔法耐性+ 物理防御力上昇+ 魔法防御力上昇+ 体力上昇+


 ドラゴンガントレット

 物理耐性+ 魔法耐性+ 物理防御力上昇+ 魔法防御力上昇+ 体力上昇+


 飛竜の靴               

 敏捷性上昇+ 持久力上昇+ 幸運上昇+


 竜珠の護り

 魔力消費軽減+ 精神異常耐性+ 病気耐性+ 魔力自動回復+ 全状態異常耐性-




 無双将軍フラッタが、要塞みたいな防御性能になってしまった気がするよ……。



 ドラゴンイーターのスキル剛震撃は、強振打を改めて付与したら合成できてしまった上位ウェポンスキルだ。


 効果はまだ試していないけれど、強振打ですらアウターエフェクトを地面に埋没させてたんだよなぁ……。地面が真っ二つに裂けたりしないよね……?




 リーチェ


 翠緑のエストック

 詳細不明


 世界樹の星弓

 詳細不明


 妖精の髪留め

 詳細不明


 流星の旅装束

 詳細不明


 聖霊の手袋

 詳細不明


 大樹の守靴

 詳細不明


 世界樹の護り

 全状態異常耐性+ 他不明




 リーチェの装備品はいまだ手付かずだ。


 スキル枠の空きはいくつかあるそうなので、リーチェを鑑定できるようになったらスキル枠をしっかりと埋めていきたい。



 別に装備品だけを外して鑑定してあげてもいいんだけど、それはリーチェの気持ち的に許容できないことらしいので仕方ない。




 ヴァルゴ


 災厄のデーモンスピア

 魔法妨害+ 魔力吸収+ 通穿牙 槍円舞 貫通+


 竜の神結い紐

 物理耐性+ 魔法耐性+ 物理防御力上昇+ 魔法防御力上昇+ 精神異常耐性+


 天魔の巫女装束

 精神異常耐性+ 魔力自動回復+ 魔法耐性+ 持久力上昇+ 敏捷性上昇


 護命の白手甲

 物理耐性 魔法耐性 体力自動回復 魔力自動回復 魔力上昇+


 疾風の草履

 敏捷性上昇+ 身体操作性上昇+ 空蝉 五感上昇+ 持久力上昇+


 流星の腕輪

 敏捷性上昇+ 身体操作性上昇+ 五感上昇+ 幸運上昇+ 全状態異常耐性- 




 槍円舞がドロップしたので迷わずデーモンスピアに付与。


 それとやっぱり槍には貫通を付けたいよねってことで、優先して貫通付けちゃった。テヘ?



 精神異常耐性+が重複しちゃってるけど、効果的にはどうなるんだろう?


 重複した結果、散漫や支配なんかも防げるとしたら凄くありがたいんだけどねー。

 



「ティムル、装備作成お疲れ様だよー。ご褒美にいっぱい可愛がってあげるねっ」



 ぐったり蕩けているムーリを解放して、ティムルお姉さんとご褒美タイムを開始する。


 ティムルありがとー! お姉さん大好きー! ちゅっちゅっ。



 そんな俺達2人を遠巻きに見ながら、順番待ちのみんなが装備更新について感想を言い合っている。



「付与術士が増えたおかげか、スキルジュエルがボロボロ落ちてくれるのはありがたかったねぇ。でもダガーのウェポンスキルが見つからないのは悔しいよぅ」


「ウェポンスキルの合成なんぞ聞いたことも無いのじゃ。妾の装備品は、このパーティ内で見ても最高水準になってしまった気がするのぅ」


「ぼくの装備品が1番水準が低くなる日が来るなんて、夢にも思ったことなかったなぁ。イントルーダーを倒してこの世界の脅威を祓うパーティとしては、このくらいの水準じゃないとダメなんだねぇ」


「ううう……。私だけがこんなに加護も装備品も優遇されてしまって、里の者たちに少し後ろめたい気分ですよ……。でも旦那様と私たちには必要な装備品なんですよね。凄まじいことですよ……」



 奈落は流石に踏破されたことがないアウターってだけあって、凄まじい稼ぎ効率だったよね。


 でも逆に言えばこれ以上劇的な装備更新の余地は無くなっちゃったって事でもあるから、これ以上強くなるなら技術を磨き続けるしかなくなってしまった。



 装備更新前でも竜王を倒すことは出来たけれど……。


 建国の英雄譚を聞いている限りだと、ガルクーザの方がもっと強大な力を持っている存在に感じるんだよねぇ。



 ガルクーザと戦う想定を、とみんなに言ったのは俺自身だ。


 竜王を超える魔物との決戦を想定して、更なる力を手に入れていかないといけないな。



「最上級の装備品を幾つも作らせてもらえて、開拓村で大きなお金を動かせて、毎晩貪るように愛してもらって、ドワーフとしても商人としても、そして女としても最高に幸せにしてくれて……。本当にありがとう、ダンっ」



 感激屋で泣き虫のお姉さんだけど、今日は涙を見せずに満面の笑みを浮かべて感謝の言葉を伝えてくれる。


 うんうんっ。俺はティムルのこの笑顔が見たいんだよーっ。



「いっつもありがとうティムル。最高の装備職人で、最高の商人で、女神みたいなティムルお姉さんと愛し合えるなんて、俺の方こそ幸せすぎるよぉ」


「あはーっ。今日はお姉さんいっぱい頑張ったから、いっぱいご褒美をくれたらすっごく嬉しいなー?」


「もっちろーん! でも頑張らなくても大好きなお姉さんの体を貪りたいのに、そんなに頑張られたらご褒美が追いつかないよ、もーっ!」



 お前みたいな最高の女性が不幸だったなんて信じられないよ。


 他の何を投げ打ってでも手を掴む価値があるほどに、ティムルのことを愛してる。



 お姉さんにはいつだって、俺の腕の中でニコニコ笑って過ごして欲しいなぁ。ちゅっちゅっ。

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