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【全年齢版】異世界イチャラブ冒険譚  作者: りっち
3章 回り始める物語2 ソクトルーナ竜爵家
183/637

183 詠唱の活用法

※R18シーンに該当する表現をカットしております。

 ムーリを抱っこしたまま攻撃魔法を詠唱し、戦闘後はニーナにドロップアイテムの回収を任せる。



 前回の遠征で寝ているニーナを夢の中まで追いかけて愛してあげた後、寝ている女の子に悪戯するのが好きなのかと聞かれた記憶がある。


 でもこうやってムーリに悪戯を続けていると、寝ているか起きているかなど関係なく、俺は女の子に悪戯するのが好きなんだと思い至る。


 ありがとうムーリ。お前のおかげで自分の内面をまた1つ理解できたよ。お礼にいっぱい気持ちよくしてあげるからね。




 興奮のままに魔物を虐殺していると、LV21だったムーリの好色家は瞬く間に浸透を終えて、続けて商人の浸透を開始する。


 他人の悪意を可視化できる商人のスキル『目利き』は、教会を預かるムーリにこそ必要な能力だと思う。だってガリアのエロジジイ、悪意でギラッギラしてたもん。



 孤児の転職が禁止されていなければ、ガリアがあそこまで野放しになることは無かったはずだ。


 色々悪循環してしまって転職を許されなかった孤児なんて、ガリアみたいなエロジジイから見たら生簀(いけす)で養殖されてる餌みたいなものだ。


 奴隷商人も濡れ手に粟状態で、年末になれば何もしなくても若い奴隷を沢山確保出来たんだから、今までさぞ儲けた事だろうなぁ。



 奴隷商人と聞いて思い出すのはティムルの出自だ。


 借金奴隷じゃなくても、年末には口減らしや税金の工面のために沢山の新しい奴隷が誕生するという。年始にはその新しい奴隷達を集めた奴隷市まで開催されるらしいからなぁ。



 トライラム教会が黙認しているあたり、この世界に奴隷制度自体は必要なものなんだと思う。


 流石にニーナの場合はレアケースだと思うけど、奴隷じゃないと生きていけない人や、奴隷になる事で生きていける人だっている事はいるんだろう。


 でも制度を利用して他人を食い物にしている奴らは間違いなく居るよな。ガリア然り、路頭に迷ったどっかのエロジジイ然り。



 この世界の人頭税のシステムって、奴隷を生み出すためにあるんじゃないのかと思えるほど、奴隷を生み出すのに適したシステムなんだよね。弱者が這い上がるのを妨害してるとしか思えないようなシステムだ。


 英雄たちが建国したこのスペルドという国が弱者を食い物にして私腹を肥やしていく様子を、リーチェはどんないったい想いで見ていたんだろうなぁ。




 ドロップアイテムの回収中は、ムーリとキスをする。


 3人で最深部の魔物を狩りまくっているおかげが、ムーリの浸透もガンガン進む。商人を浸透させたご褒美に、いっぱい気持ちよくしてあげるね。


 

 高速詠唱と身体操作性補正、そして敏捷性補正まで駆使して、ムーリとキスしながらでも攻撃魔法を放っていく。ムーリと唇を合わせたままで口を動かし、ムーリの口の中で呪文を詠唱する。


 ティムルに教えてもらった通り、魔法詠唱だってエロに活かそうという心構えこそ重要なのだ。エロとは全。全とはエロなのである。



 

 ずっとキスしたままでムーリの商人が浸透してしまったけど、豪商と職人は出たのに、行商人は出現してくれなかった。やっぱり行商人になるには、旅人と商人の両方を上げる必要があるらしいね。


 やったねムーリ。職業浸透1回分キスの時間が長引いたよ。全力で気持ちよくしてあげるからね。



 完全にぐったりして俺に抱きつく余裕も無くなったムーリの頭を抱き寄せて、がっちりと互いの唇を固定する。


 お互いに気持ちがいいのはキスだよね。ムーリを大好きな気持ち、いっぱい伝えてあげちゃうよーっ。



 どうかなムーリ。魔物と戦っていればどんなエロい事をしても怒られないんだ。スポットって最高の場所だと思わない?


、帰るまではこのままずーっとキスしようねー。ムーリ大好きぃ!



 旅人を浸透させたご褒美にムーリとキスをする。


 忘れずにムーリの職業を行商人にして、ニーナのドロップアイテム回収が終わるまで徹底的にムーリとキスを続けたのだった。



 もう俺達にお金は必要無いし、ムーリも朦朧としてるからドロップアイテムを無視したいところなんだけど、それを伝えたらリーチェから待ったがかかった。


 魔力の結晶であるドロップアイテムを放置すると、アウターエフェクトの危険性が高まるのではないかと。



 検証なんてしたくないし、リーチェにも確証がある話ではなかったみたいだけど、非戦闘員がいる状況でアウターエフェクトは起こしたくないからね。今回は全部回収することにしたのだ。


 その分キスが長引いたのは俺にとっては朗報で、ムーリにとっては……、やっぱ朗報だったかな?



 悪魔祓いと聖騎士、そして英雄という職業をセットしているおかげで、ムーリの浸透を進めれば進めるほどに俺の魔力補正も上がっていき、魔力枯渇が全然起きない。

 

 流石に浸透速度はかなり遅く、早い早いと言われた俺をもってしても、ムーリの浸透が終わるまでにこちらが浸透することはなさそうだけど。


 というか、聖属性付与魔法と聖属性魔法がいつまで経っても使用できないなぁ。





 ムーリの唇を重ねながらも浸透はちゃんと進ませて、ムーリは修道士、好色家、商人、旅人、行商人と、新たに5つも浸透を進めてくれた。


 好色家で6段階補正、旅人と行商人でそれぞれ持久力小補正が1つずつなので、たった1日でムーリの持久力に8段階も補正を乗せてしまったぜっ。



 俺のレベルは聖騎士LV28、悪魔祓いLV28、英雄LV85になり、ニーナは斥候LV49まで上がっている。


 俺の浸透速度でも、ムーリの職業を5つ進める間にこれしか進まなかった。めちゃくちゃ浸透し辛い。1日で30近く上がってるんだから、これでもめちゃくちゃ早いんだけど。




「おつかれさまムーリ。よく頑張ったね。偉いよ」


「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」



 褒めてあげたのにムーリは小さく痙攣するだけで、返事を返してはくれなかった。ちょっとだけ寂しい。



「ダン。ムーリの浸透が終わったんだね?」


「うん。予定してた分は間違いなく終わったよー」


「じゃあまずムーリを急いで家まで送ってあげて? 今だったら多分、まだ子供達は来てないから」



 なるほど。ニーナの言う通りだ。エロいムーリのエロい表情は、永遠にうちの家族だけで独占すべきものだからな。たとえ教会の子供にだって、見せてやるわけにはいかないぜっ。


 今はまだ夜が明けてからそんなに時間が経っていない。子供達もまだうちには来ていないはずだ。



 ニーナと一緒に急いで最深部を脱出し、アナザーポータルとポータルのコンボで一気に帰宅する。


 すかさず生体察知を発動して確認するも、まだ誰も来ていないな! ヨシッ!



 ムーリを寝室に寝かせ、寝ている3人への悪戯は自重して、すぐに家を出る。


 施錠確認。すぐにニーナの元に戻らないとぉっ!



 すっかりセット扱いが定着した移動魔法のコンボで大急ぎでニーナの元に戻ると、戻った瞬間ニーナが笑顔で抱きついてきてくれた。



「ダンーっ! 急ぎすぎだからねっ? ムーリをマグエルまで送るのに、1分もかからず戻ってこないのっ! でも嬉しいっ! 大好きーっ!」



 ええええなにこのニーナさん、可愛すぎるぅ! 俺も大好きーっ! ぎゅー。



「ムーリとキスするダンを見てたら、私もすっごくダンとキスしたくなっちゃったよーっ!」


「大好きなニーナとならいくらでもキスしちゃうよ? ちゅ……」



 キスをしようと突き出した俺の唇に、ニーナの人差し指が当てられる。



「でもここですると、2人だけでずーっと続けちゃうからだめなのっ。家に帰ってからみんなと一緒にねっ!」



 おっけぇい! 早く帰って、もうどこまでも果てしなくキスしようねっ!



 獣化したニーナと共に、全身全霊を持ってスポットを疾走する。キスの為に!


 

 今回ムーリの職業浸透を進めた結果、ニーナは20分以上獣化できるようになったみたいだ。


 獣化の解除にも危なげは無く、これなら獣化したニーナとエロエロタイムを楽しむことが出来るんじゃないだろうか?



 でも獣化すると視野が狭くなって、エロいことをしちゃうとどこまでもエロいことしか考えられなくなってしまうので、魔力枯渇を防ぐ術が無いんだよね。



 だが俺はもう知っているのだ。


 魔力自動回復と、魔力消費軽減という2つのスキルの存在を……!



 素の状態でも20分以上獣化できるニーナに、この2つのスキルの大効果を付与させたら……! き、狐っ娘ニーナと、ひと晩中ニャンニャンコンコン出来るのではないだろうかっ……!?



 狐がコンコンって鳴くのは、甘えだったり求愛行動だったりするんだっけ?


 よしっ! 早いところ狐っ娘ニーナとコンコンできるように頑張ろうっ!


 

 大急ぎでスポットから出て、目立たないであろう速度で急いで帰宅し、家に入ったら待ちきれないとばかりにニーナを抱えて玄関でキスをする。


 生体察知を発動すると、1人は寝室、食堂に3人がいるようだ。多分寝室の反応がムーリかな?


 挨拶の為に食堂に顔を出すも、お互い口を離す気が無いので、3人に向かって軽く手を上げて挨拶する。



 顔見せが終わったのでキスをしたまま寝室に行き、寝ているムーリの隣に、キスをしたままニーナを押し倒す。



 最近は快楽だけを求めすぎて、みんなにはかなり負担をかけてしまっていたようだから、大切にしたい想いを込めて優しく抱きしめる。


 ニーナとお互いに心地良い速度でお互いに愛を伝え合う。



「了解。今日は1人1人ゆっくりじっくりね」



 いつの間に寝室にいたのか、ゆっくり愛し合う俺とニーナを見守ってくれるティムルの優しい声が耳に届いた。



「それじゃ時間になったら交代に来るから、2人とも気兼ねなく楽しんでねー」



 俺とニーナの頭を暫く撫でてから、またあとでねーと右手をひらひらさせながら寝室を出ていくティムル。


 ありがとうティムル。昨日はやりすぎてごめんね。今日はゆっくりみんなを愛してあげるからね。



 目の前のニーナに意識を戻す。



 今までみたいに一方的に押し付けるのはナシだ。押し付けるのはやめて、ニーナの全身をぎゅっと抱きしめて、ニーナに想いを伝えていった。


 いつもありがとう。愛してるよニーナ。大好きぃ。

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