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【全年齢版】異世界イチャラブ冒険譚  作者: りっち
2章 強さを求めて3 孤児と修道女
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141 スイーツサンド

※R18シーンに該当する表現を大幅にカットしております。

 おっぱいサンドが極楽過ぎて大分長湯してしまったけど、ムーリ以外はみんな元気なままだ。


 そりゃそうだね。みんなはムーリとリーチェのおっぱい揉んでただけだもんね。



 かなり長湯したので全員で水を飲んで水分補給。

 

 ぐったりしているムーリには、俺から水分補給という名のディープキス。たっぷり時間をかけて水分を流し込んでしまった。



 名残惜しいけどムーリを解放し、おっぱいサンドは終わりにする。だって寝室に行ってからが本番ですしね?


 なんとなく、明日の浴槽の掃除は俺がした方が良い気がする。


 そんなことを考えながらムーリの体の水分を丁寧に拭き取る。悪戯は無し。ここではたっぷり休んでもらって、寝室でたっぷり運動してもらうのだ。



 今回みんなは殆ど普通に入浴しただけなので、各々が自分で体を拭いて移動する。


 低反発マシュマロムーリをお姫様抱っこして我が家の寝室に招待し、ベッドの中央に寝かせてあげる。


 さて、これからどうしようかな?


 今日はなんだかゆっくりみんなを愛したくもあり、ひと晩中おっぱいの気分でもあるんだけど。



 我が家の司令官であるニーナと、エロ官房長官ティムルが、今夜の夜の過ごし方を話し合っておられる。



「ムーリはリーチェと一緒に休憩かなぁ? なんとなく今日のダンはおっぱいの気分になってる感じなの」



 ……ニーナって、間違いなく俺の心読めてるよね?


 ユニークスキルか何かなの? 鑑定に載ってないんだけど?



「おっぱいの気分。ということはムーリとリーチェを活かさない手はないわねぇ。……となると、こんなのはどうかしら?」



 エロ軍師ティムルが何かを思いついたようだ。



 しかし突然みんなの声が届かなくなる。


 これは以前からたまにある現象で、エロい相談を俺に聞かれないようにリーチェが風にお願いして、俺の耳にみんなの声が届かないようにしているのだ。


 種族特性の無駄遣い過ぎるけど、みんなに何をされたって気持ちいいので、俺としてはなにも文句はない。


 むしろ耳を塞がれるということは今まで体験したことのないアイディアが話し合われているという事で、期待感だけで色々溢れてきちゃいそうになる。



 しかし、こうやってなんの予兆も無しに聴力を奪えるエルフって、めちゃくちゃ強くない?


 戦闘において、耳から得られる情報ってのは膨大だ。視界外からの攻撃を察知するには、嗅覚と聴覚が欠かせない。


 五感上昇のおかげで大地の震動とか空気の揺れまで感じ取れるようになってきたけれど、メインはやっぱり聴覚だ。



 1対1で戦っている時に、突然聴覚を遮断され、視界外から奇襲されたら……。


 そう思うとやっぱり、エルフって対人戦にめちゃくちゃ強くない? という結論に至ってしまう。



「ダン。お待たせ。こっちにいらっしゃい?」



 どうでもいいことを考えていると聴力が戻り、エロ教官殿に呼び出しを受ける。


 基本的にティムルに任せておけば最高に気持ちよくしてくれるので、素直に従うのが最善策だ。



「ダンの位置はここ。ムーリとリーチェの、あ、い、だっ」



 エロ教官が耳元で囁いた通り、ムーリとリーチェが隣り合って寝ている。そして何故か、ムーリの左手首とリーチェの右手首がタオルで繋がれている。


 またおっぱいサンドしてくれるのかなっ。


 ワクワクしながら2人の間に飛び込む。



「ああダン。うつ伏せじゃなくて仰向けになってくれる?」



 む? そうなの? 了解しました、エロ教官殿っ!



「そして2人の背中から腕を回してくれる?」



 割と細かい指示が続くな? 従わない選択肢なんてないけど。



「うん。それでいいわ。それじゃ2人とも、始めるからね?」



 ティムルの合図と共に左右の2人が迫ってきて……、うおおおおおっ!?



 お、おっぱいサンドだ! 紛れも無くおっぱいサンドなんだけどっ!


 さささ、サンドされてる場所がっ、俺の顔面だよぉっ!



「さぁダン。2人のおっぱいを心ゆくまで楽しんでちょうだい」



 混乱と興奮の極みにある俺に、エロ教官ティムルの楽しげな声で解説してくれる。



「ムーリとリーチェの両手はそれぞれタオルで繋がってるから、ダンがそのタオルを外さない限りずっとその状態だからね?」



 な、なんだってーっ!?!?!?



 今や視界はゼロに近いけど、寝転ぶ前に確かにムーリの左手首とリーチェの右手首がタオルで繋がれているのは見た記憶がある。


 そして俺をサンドした後に、ムーリの右手首とリーチェの左手首まで繋いじゃったのっ!?



 俺今、タオルで連結された2人の間に挟まってんのっ!? そんなの、人類は滅亡するに決まってるよーーっ!



「ふっふっふー。昨日は好き勝手されちゃったから、取り立ての時間だよー?」



 楽しそうなニーナの声。



 と、取り立てっ……!


 今朝のみんなの惨状を思い出して、ゾクリとするほど興奮する。



「でも安心してね。今日はみんなゆっくり過ごしたいのはダンと同じだから」



 だけど先ほどのからかうような口調から一転、とても優しげな口調に変わったニーナが俺と同じ気持ちだと告げてくる。



「みんなでひと晩中、一方的にダンを愛してあげるだけだからね」



 優しいニーナの声と温もりに、なんだか凄く安心してしまう。


 ニーナは凄く穏やかな気持ちで愛してくれているみたいだ。



「今晩はこんな感じで、ずーっと愛してあげるね? だからダンは何も考えないで、みんなにいっぱい甘えてね?」



 ニーナが離れていく。


 離れていくニーナに追い縋ろうとしたけれど、すぐにティムルが寄り添ってきた。



「心配しないで。今夜は絶対ダンを離してなんてあげないから。だけど昨日の今日だし、今日はゆっくりしましょうねー」



 ティムルもいつもみたいな動きはしないで、ただゆっくりとお互いの体温を確かめるように俺を愛してくれる。


 なんだか安心するなぁ。



「ダン。昨日はとっても気持ち良かったわ。だから今日はみんなに思いっきり甘やかされちゃってね?」



 最後にそう言ってティムルは俺から離れていった。


 それを寂しいと思う間もなく、直ぐに力いっぱい抱きしめてくるフラッタ。



「ダン。いつも気持ち良くしてくれて嬉しいのじゃが、昨日は流石に死ぬかと思ったのじゃ。無理に気持ち良くしてくれなくても、ダンと一緒にいるだけで妾は幸せなのじゃぞ?」



 ……ごめんフラッタ。頑張って気持ちよくさせてたわけじゃないんだ。昨日は俺が最高に気持ち良かっただけなんだよ。


 でもフラッタにはちょっと辛かったみたいだね。反省する。反省して、たまにしかやらないことにするよ。



「スポットの中でも思ったのじゃが、ただ一方的にダンに尽くすというのも女冥利に尽きるというものなのじゃ。妾はまだ子供ゆえダンに甘えてばかりじゃが、今宵はいっぱい甘えて欲しいのじゃ」



 や、やばい。フラッタの意識がスポットでちょっと変化した?


 なんて思う間もなく、またニーナに抱きしめられる。



 ああヤバいこれ。興奮するより安心する。


 何にも我慢しなくていいし、俺は何もしなくていい。



 身動き1つせずに、ただみんなに甘えに甘えてみんなの愛に身を任せればいい。



 なんだろうこれ。夢の中にいるみたいだ。


 ムーリとリーチェも俺を甘やかしてくれる。


 柔らかさだけに満ちた空間で、この世の全てがここにあるみたいだ。みんなみんな。大好きぃっ!

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