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【全年齢版】異世界イチャラブ冒険譚  作者: りっち
2章 強さを求めて2 新たに2人
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104 エロから始まる最強への道

※R18シーンに該当する表現をカットしております。

 代わる代わる皆を愛していたら辺りが明るくなり始めていた。


 マジで夜通ししてしまったようだ。好色家先生には頭が上がりませんね。



 好色家も重要なんだけど、3人相手にしたあとにリーチェというインターバルを挟むのがやばいな。


 俺自身は休憩中なのに、エロいリーチェの体は堪能しまくって充電が捗ってしまう。


 この生活、ヤバいよなぁ? 絶対早死にすると思うわぁ。



 さて、ちょうどリーチェの番だったのでキリがいいな。



「明るくなってきたし、リーチェの番が終わったところだし、一旦起きて朝食にしない? それともこのまま今日1日、寝室で過ごすほうがいいかな?」


「んー、寝室で過ごしてもいいんだけど、1度朝ご飯にしよ? ダンも楽しそうだけど、休憩は必要だよね。それに1度起きないと、おはようのちゅーが出来ないもん」


 

 ニーナ言い分も尤もだ。おはようのちゅーが出来ないなんてありえない。


 ひと晩中ずっとちゅーしてたけど、それはそれ、これはこれだ。



 ニーナに近寄ってキスをしようとすると、意外なことにニーナから待ったがかかってしまう。な、なんでっ!?



「ねぇダン。リーチェに最初にやったみたいに、後ろから抱きしめながらキスして欲しいなぁ?」



 ニーナの可愛らしいおねだりにクラッとさせられたけど、そんなおねだりならお安い御用だ。


 そう言えばニーナにはあまりやった事がなかったかな? いっつも正面から抱きついてるかも? お互い抱き合ってキスするの好きだからなぁ。



 ニーナを後ろから抱きしめ、上からキスをする。


 無事に口が塞がったらニーナの平らなおっぱいを両手で弄ぶ。


 リーチェは感度が高すぎるので、ニーナは少し強めに触ってあげようかな。



 背後の俺の首に抱きつく為に、万歳するような形で完全無防備なニーナのおっぱいに触れ、キスを通してニーナに大好きだと伝える。


 そして始めてから気づいたんだけど、いつものおはようのちゅーは、大体ニーナのほうが満足するまで続けられる。

 でもこの体勢だとニーナのほうから離れることって出来ないよね?


 まぁいいか。今日も休みの予定だし、俺が満足するまで続ければいい。



 ニーナが1度硬直し、それから弛緩したタイミングで口を放す。



「これぇ……。これ、好きぃ……。ダンがいつもより優しくて、好きぃ……」


「俺もいつも優しいニーナが大好きだよ。おはよう」



 甘々にしたニーナを解放してティムルを探すと、俺に背を向けて万歳の姿勢で待っていた。


 皆まで言うまい。ニーナに続いて甘々の刑だね。



 ニーナと同じように後ろから抱きしめて、ニーナと同じようにキスをし、ニーナと同じようにおっぱいを触って、ニーナとの感触の違いを楽しむ。



 昨晩はありがとうティムル。お前が1番気持ち良かった。お前がナンバーワンだ。



「これ、やば……い。し、幸せすぎて、何にも出来なくなっちゃうぅ……」


「何もしなくても、ティムルが幸せなまま傍にいてくれれば充分だよ。おはよう」



 ティムルを解放して、次はフラッタの番だ。


 案の定と言うか、フラッタもこちらに背を向けて万歳をしていた。


 しかしティムルがしなだれかかるような万歳の仕方だったのに対して、フラッタは本当にバンザーイ! と喜んでいるような真っ直ぐな万歳だけど。



 先の2人と同じように後ろから抱きつくと、キスを始める前にフラッタから可愛いおねだりをされてしまった。



「ダン……。あの日のように、容赦なくおっぱいを触って欲しいのじゃ……。き、気持ちよくして欲しいのじゃぁ……」



 よっしゃあ任せなさぁいっ! あの時以上に捏ね繰り回してあげるからなぁっ!!!



 ……って思ったけど、始めてみると意外と難しいなこれ。


 舌の動きは甘々の甘やかしキスをしながら、両手でフラッタのことなどなにも考えない、ただ快楽を与えるだけの暴力的な動きをするのは、心と体がチグハグな感じだ。


 今やフラッタの事が可愛くて仕方ないので、無遠慮な扱いこそがかえって難しい。難しいけどフラッタが望むならやらないわけにはいかない。



「わ、妾ぁ……。ダンに、ダンにおっぱい触ってもらうの、好きぃ……」


「俺も可愛いフラッタの可愛いおっぱい触るの大好きだよ。おはよう」



 フラッタを優しくベッドに寝かせてからリーチェの姿を確認。


 長時間放置しちゃったせいか、リーチェは穏やかな寝息を立てているようだ。



 こーらリーチェ。みんながおはようのキスをしているのに1人だけ寝てるんじゃないっ。これはお仕置きが必要かなぁ?



 上半身を起こし、後ろからおっぱいを掴み、寝ているリーチェにキスをする。


 寝ているくせにキスに応じてくるあたりは流石エロスの大権現様だ。



 与えられた刺激に違和感を覚えたのか、直ぐに目を覚ますリーチェ。


 目が覚めたかいリーチェ。でもこれはおはようのちゅーだ。起きてからが本番だ。



 お仕置きって大義名分があると、乱暴に扱うのも割と簡単だ。


 敏感すぎるリーチェに沢山悪戯しながらキスを続けた。



「し、死んじゃうからぁ……。今までで1番、死ぬかと思ったからぁ……」


「貴女は死なないわ。私が守るもの。ということでおはようリーチェ。2度寝はダメだよ?」



 リーチェを解放して改めて寝室を確認すると、結構長時間おはようのちゅーをしていたのに、ニーナすらまだ余韻に浸ってるのか裸のままだった。


 明るい寝室に裸の美女4人。大変目に優しい光景ですね。



「みんな。朝ご飯の準備はしておくから、あとからゆっくりおいで」



 4人を残して寝室を出る。


 我ながら、よく寝室を出られるもんだなぁ。もしかして今、空っぽなのか?



 賑やかと言うか騒がしかったと言うかいやらしかった夜を越えて、明るく静かな家の中で朝食を作りながら考える。


 朝食の後は反撃が待っていそうだ。4人同時攻撃? やばいな、ゾクゾクする。



 ヤバいと言えばさぁ。本当にニーナとリーチェの呪いとか問題とか、解決しちゃっていいのかねぇ?


 ニーナの呪いを解いてしまうと、ポータルが使用可能になってしまう。

 移動時間が一気に短縮されて、魔物狩りの所要時間は短くなり、その分エロエロタイムが伸びるのは火を見るより明らかだ。


 そして現在3人でも、というか本来ニーナ1人でも俺は劣勢を強いられているというのに、ここで満を持してエロス大魔神のリーチェと一線を越えてしまうと、比喩でもなんでもなく俺死なないかな? 本当に大丈夫なの?


 来る決戦の日に備えて、好色家の浸透を急ぐ必要がありそうだ。






 みんなが食堂に来たのは、結構な時間が経ってからだった。


 時間があったのでちょっと作りすぎた気もするけど、フラッタとリーチェがいれば全部無くなるでしょ。



「う~。ダンってお嫁さんが増えるほど、私に注ぐ愛情も増えちゃうんだもん。こんなのお嫁さん増やすななんて、絶対言えないよぅ」


「フラッタちゃんとリーチェが2人同時に加入したもんだから、流石に私も耐えきれなかったわよぉ。貴方どれだけ私達の事好きなのよぉ……」


「妾がどれだけダンに大好きじゃーっと伝えても、あっさりそれ以上の大好きが返ってくるダンは凄いのじゃ」


「ダメにされちゃうぅ。このままじゃダメにされちゃうよぅ」



 あのー皆さん? 断腸の想いで寝室から出たんだから、朝食を食べながらエロい話をしないで欲しいなぁ?



 流石にひと晩中ハードトレーニングを積んだためか、ニーナもティムルも普段より食べてる印象だね。



「今日はどうしよう? 勿論1日中4人全員に相手してもらうのも良いんだけど……」



 いつもより沢山食べるみんなの顔を眺めながら、今日の予定を確認する。



「フラッタとリーチェには稽古をお願いできたらありがたいし、明日からの遠征の物資調達も必要だよね? そしていい加減、お風呂の話も進めたいんだよねぇ」


「そうだねぇ。リーチェとフラッタには稽古をお願いして、私とティムルで明日の準備かなぁ?」



 奴隷モードではなく、素の口調のままで朝食を頬張るニーナの姿が嬉しい。



「お風呂は急がなくてもいいんじゃない? 次回の休息日は少し日程が延びるんだから」


「いえ、今日のうちに大まかな依頼をしておいて、またムーリに留守中鍵を開けてもらって、遠征中に工事してもらったほうがいいんじゃないかしら。部屋と浴槽さえあれば水とお湯の準備はすぐだしね」



 え、留守中に工事を進めるとか、そんな裏技があるのっ!?


 っていうかベッドもそれで用意されてたんでしたね。



「それでは妾はダンと手合わせじゃの。ニーナとティムルから聞いておるが、剣を止めたりするでないぞ?」


「そうだね。甘い動きをしたら容赦なく突かせてもらうよ。ぼくの王子様には、もっともっと強くなってもらなわいといけないからね」


「望むところだよ。みんなよろしくね」



 脳筋貴族ルーナ竜爵家令嬢のフラッタと、建国の英雄リーチェに稽古をつけてもらえる奴なんて他に居るわけがない。


 ボッコボコにされようが、この機会を無駄にしないよう全力で挑むのみだ。



「用事を済ませたら、あとはずっと寝室で過ごそうか。そして夕食を食べたら今晩はゆっくり休もう。みんな一緒に、同じ部屋でさ」



 俺の言葉に皆が嬉しそうに頷いてくれた。なんだかそれが無性に嬉しい。



 朝食を食べたら1度解散だ。


 ニーナとティムルに遠征の準備と風呂の発注をお願いし、お風呂はなるべく広くて、浴槽はなるべく品質の良い物を発注してもらう。


 その間に俺は最高に可愛いフラッタと最高にエロいリーチェの2人と、いつものボコボコタイムを楽しむ。楽しめるか?



 遠征で掴んだ新たな感覚、エロの超集中、エロスコンセントレーションを発動させてフラッタと打ち合う。


 フラッタとリーチェが目の前にいるんだからエロの供給には事欠かない。むしろ過剰供給気味だ。



 フラッタにもリーチェにも全く敵う気配もないけど、いつもよりは動きが分かって、今までよりは2人についていける。そしていつも通りボコボコとボコられる。


 でも今日はどれだけボコボコにされても、一切腹が立つことはなかった。


 俺の全身には今エロが漲っている。怒りなどという雑念に囚われる心配はない。


 制御しろ激情を。怒りや憎悪に飲まれるな。掌握して利用しろ。



 エロトランスって、意外と俺の自己嫌悪や自己否定にも使える気がするなぁ。



「おぬし、前回の遠征で何か掴んだようじゃのう? 明らかに動き、いや意識が変わっておるのじゃ」


「うんうん。というか剣を握って半年くらいでこの動きは、ちょっと信じられないくらいだよ。ニーナとティムルを守る為に、フラッタやぼくを迎えるために、君は本当に死力を尽くして頑張っていたんだねぇ……」


「フラッタ師匠とリーチェ先生の教え方が上手いんだよ。2人に剣を教われたことは本当に幸運だったよ。その辺の魔物狩りは補正頼りで、あんまり技術が伴ってない印象だったからさ」



 フロイさんですら、フラッタやリーチェと比べるとかなり雑な戦闘指導だったと思う。


 フロイさんには今も感謝はしてるけど、フロイさんの教えじゃもう物足りないんだ。



「それじゃ今度はダンとフラッタで、ぼくと手合わせしようか。2人の連携の訓練にもなるし、今の2人が相手なら充分ぼくの訓練にもなるよ」


「うむっ! 力及ばぬ身じゃが、胸を借りるのじゃ、リーチェっ!」


「そのでっかいおっぱいを好き勝手借りさせてもらうぜリーチェ。すぐにお前のことだって追い抜いてやるからなぁっ!」


「借りるどころか、このおっぱいはもうダンだけのものだよ? ふふ。さぁおいでぼくの王子様。フラッタと一緒に返り討ちにしてあげるよっ」



 エロス大観音のおかげで俺のエロパワーは充分だ。燃え滾るリビドーを研ぎ澄まして剣に乗せる。



 何度斬りかかってもまったく崩せずいなされる。しかしそんなのは気にしない。元々遥かに格上なのだ。


 エロゾーンに入ったおかげで一緒に戦うフラッタの息遣いや衣擦れの音、おっぱいのサイズまで完全に把握できている。


 そして対峙するリーチェの息遣いも衣擦れの音も、動く度に盛大に揺れるおっぱいの動きも全て把握している。


 主におっぱい関係の把握に意識のリソースの大部分を割かれている気がするけれど、集中状態には違いない。違いないったら違いない。



 エロフロー状態で2人を観察していると良く分かる。2人の動きが物理法則に従っていない事が。これ多分、敏捷性補正の効果だ。


 他人から見た俺の動きもそうなんだろうけれど、実際の挙動と動きの速さに若干のズレを感じる。


 でも本人には違和感がないんだ。ソースは俺。


 明らかに筋力以上の速さで動いてるけど、全く違和感がないのだ。



 浸透という概念が支配層には当たり前に存在する以上、対人戦で職業設定を行っても、トップ層には効果が無い可能性は否定出来ない。


 というか、初対面のフラッタがまさにその状態だった。


 あの時フラッタと敵対していたら、職業設定をしても意味がなくて、あっさり切り殺されていたことだろう。



 職業設定を活用しながらも、職業補正に頼らない本当の強さと技術を見につけること。


 それが出来て初めてフラッタの兄の足取りを追えるし、リーチェの事情を背負ってやれる。


 

 順当に一矢報いる事も出来ずに、フラッタと仲良く返り討ちにされてしまった。


 だけど、まだまだ望む強さには手は届かないけど、それでも新しい何かのヒントくらいは掴めた気がした。

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― 新着の感想 ―
[一言] エロメインならくだらん話を引っ張る必要ないと思うけどね
2021/12/22 18:05 退会済み
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