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【全年齢版】異世界イチャラブ冒険譚  作者: りっち
2章 強さを求めて2 新たに2人
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100 明日は我が身

※R18シーンに該当する表現をカットしております。

リーチェに出来ない事をしっかりと把握した俺は、出来る事を精一杯やろうと全力でリーチェを愛した。


 そんな感じでリーチェをひと晩中好き勝手にしていたら、本当に夜が明けてしまった。


 我ながら呆れる。どれ程おっぱいが好きなんだ俺。果てしなく大好きですけどぉっ。



 今はリーチェを後ろから抱きしめ、脇の下から手を前に出してリーチェのおっぱいを揉んでいる。


 リーチェは後ろの俺に身を任せて、完全にリラックス状態だ。



 何で俺は嫁になる前のリーチェには好き放題して、嫁になってからは優しく扱ってるんだろうね?



「さぁリーチェ。今日は礼拝日だからそろそろ起きるよ」


「これぇ……。これ、気持ちいい……。なんだか、体が暖かくなってくるみたいだよぉ……」



 へぇ? マジでマッサージ効果が出てるのかなぁ?


 まぁリーチェが気持ち良いのなら問題ない。リーチェの巨乳を揉み込む俺も気持ち良いし。



 ちなみに上半身は裸に剥いて直パイを揉み込んでいるんだけど、リーチェの下半身は剥いてない。下着はおろかズボンも脱がせていない。


 これは昨晩俺とリーチェで決めた事で、盛り上がってくるとお互い暴走してワケが分からなくなって、そのまま行くところまで突っ走ってしまいそうなので、リーチェと本当に意味で1つになれる日まではリーチェの下半身は絶対に服を脱がせないことにしたのだ。


 リーチェも俺も、自分が止まれる自信が全く無いからね。



「なぁリーチェ。今晩からみんなと一緒の予定だけど、本当に大丈夫?」



 こんなにエロいリーチェが、エロい場所に居合わせながら自分だけエロい事に参加出来ないなんて、俺の想像を絶する辛さじゃないのか……?



「俺はリーチェがいようとも、みんなを前にして色々我慢する自信は全く無いからさ……。その場にいて、辛くない?」


「うん。大丈夫。本音を言えばやっぱり辛いと思うよ? でもさ、ぼくだけ別室にいる方がよっぽど辛いよ」



 うん。それはそうかもしれないんだけどさぁ……。


 同室にいるからこそ辛いことも、あるんじゃないのか?



「それにぼくが君を受け入れられないのが辛いように、君もぼくと1つになれない事が辛いみたいだしね。ダンも同じ想いを抱いてると思えるから、辛いよりも一緒にいたいかな」


「いやいや。俺は他の3人に相手してもらうことも出来るからね。リーチェと同じ辛さなんて抱えてないよ絶対」


「ふふ。本当にダンは嘘が下手だね」



 俺の頬を撫でながら、柔らかく微笑むリーチェ。


 いやいや、絶対に嘘はついてないと思うんだけど? 俺はリーチェと違って、好きな人と愛し合うことが出来るんだから。



「ぼくと同じ想いどころか、ぼくの想いを感じ取って自分の辛さに上乗せしちゃってる君のほうが、ぼくよりも辛い想いをしてるように見えるよ?」



 背後から抱きしめている俺の顔に愛おしそうに頬ずりしてくるリーチェ。


 こんなに俺を好きになってくれているのに愛してあげられないなんてなぁ……。



「まあいいさ。ダン。起きるならいつもの、お願いしていいかい?」


「はぁいお姫様。仰せのままに」



 リーチェのおねだりに従って、後ろからおっぱいを揉みながらリーチェにキスをする。



 俺のおっぱいマッサージによって完全リラックス状態の今のリーチェに、快感を与えるような強い動きは必要ない。


 マッサージを意識して、リーチェを接待するように、もてなすように穏やかなキスを心がけた。



「おはようリーチェ。今日からお前は俺の女としての人生が始まるんだ。その肝心な始まりの朝から寝坊するわけにはいかないよな?」


「……うん、そうだね。ダンの事が大好きだからこそ、起きなくちゃいけないよね」



 名残惜しそうにもう1度俺の頬にキスをしてから、リーチェは俺を真っ直ぐに見詰めてくる。



「おはようダン。ぼくの旦那様。いつかきっと、ぼくを本当のお嫁さんにしてください」


「任せとけ。今のままじゃえっちなリーチェが可哀想だからな。早いところ嫁に貰って、えっちなリーチェに相応しい爛れた生活を約束してやるからな」


「う~~言わないでぇ……。ぼくだって自分がこんなにえっちだったなんて、全然知らなかったんだよぉ。ダンの事が好きで好きで、気持ちが抑えられないんだよねぇ……」



 あまりにも可愛い事を言うものだから、せっかく1度離した唇をもう1度重ねてしまったじゃないか。


 こいつ、マジで傾国だな。男を狂わせ破滅させる魔性の女。ご飯とお風呂の話でポンコツ化する魔性の女。



 なおキスが長引いたおかげで、おっぱいをマッサージしていた俺の両手も大満足の模様。



 身支度を済ませ食堂に下りると、みんなは既に朝食を……。


 うん、これもまたデジャヴってる気がするなぁ。



「おはようございますご主人様、リーチェ。リーチェは朝食をどうぞ。準備は整っておりますから。ご主人様は朝食の前に、わかってます、よね?」



 舌なめずりして見せるニーナをこちらから抱きしめて、先制攻撃のキスをお見舞いする。



 分かってますよぉっ。分かってるに決まってますよぉっ。


 こんなに分かってます。これくらい分かってます。これでもかってくらい。これでもかこれでもか、このこのこのぉっ。



 ニーナが俺の腕の中で小さく仰け反ったのを確認して、次にティムルを捕獲しキスをする。



 激しいキスの末に崩れ落ちるティムルを放して、フラッタを正面から抱っこする。小さなフラッタを片手で支えながら、左手で頭を抱き寄せ大好きのちゅーだ。


 ああ可愛い。フラッタは可愛すぎる。よしよしなでなで。


 お前めちゃくちゃ可愛いんだから、エロリーチェの真似なんかしなくて良いんだよ。いっぱい大好きのちゅーしような。



 口を離した後も、堪らないといった様子で抱きついてくるフラッタが可愛い。よしよしなでなで。



「おはようダン。今日も大好きなのじゃーっ!」


「おはようフラッタ。俺も可愛いフラッタが大好きだよ。さ、礼拝日のお手伝いがあるから、俺にも朝食を食べさせてくれるかな?」



 と言ったのにフラッタが離れてくれなかったので、仕方ないので抱っこしたまま素早く朝食を済ませる。


 抱っこされたフラッタは、膝の上で大人しく丸くなって、俺の胸板に頬ずりしたりしていた。



 お前の竜要素ってどこいったの? そもそもフラッタに竜要素感じたことないけど。



「ま、まさかこのタイミングで反撃してくるとは油断しました……! 昨日の夜に特になんの不満も抱いてなさそうでしたのに、くぅ……!」


「ど、どうやら昨晩は満足したみたいですけど、多分今夜の事を考えて盛り上がってるんですねっ……! ぜ、全員でアレだけ相手したのに、ま、まだ満足されていないなんてっ……!」



 地面で蹲ったままのニーナとティムルがなんか言ってる。



「なに言ってんの。毎回限界以上に満足させてもらってるよ。満足させてもらってるけど、うん、わくわくが止まらないだけかなっ!」



 ここにいる全員と同時に、ですよ? これでワクワクしない男なんていないでしょうよっ。



 フラッタをよしよしなでなでしながら素早く朝食を済ませた。



「さぁ行こうか。こう見えてみんなに出会えた事を神様には感謝してるからね。しっかりご恩返ししておかないと」



 俺がこの世界に来た意味なんてあるのか分からないけれど、この4人に出会えた事は感謝せざるを得ない。だから教会の行事にはなるべく参加しておきたいんだよね。


 流石に旅に出た後は、ニーナを放ってまで参加しに戻って来れないしさ。



 教会に行き、いつも通り修道服に袖を通す。


 自分には似合ってるとも思わないけど、目の前の4人の可愛いシスターさんを見て、ちょっと考える。



「ねぇムーリさん。俺たちって毎回参加してるし、俺達の分の修道服って買い取れないかな?」



 日本にいた頃はあまりコスプレとか興味なかったはずなんだけどね。


 うん。バリエーションって大事だからさぁ。



「着替えるにしても管理するにしても、自宅からのほうが楽なんだよね。教会関係者にしか持ち出せない、とかなら諦めるけど、どうかな?」


「それは構いませんよ。教会の備品なので無料というわけにはいかず申し訳ないですけど……」



 俺の申し出に少し申し訳なさそうな様子のムーリさん。


 資金難なことが分かっている教会に無料で寄越せなんて言いませんって。ステイルークではニーナを無料で寄越せとか言っちゃいましたけど?



「というかどうせ料金がかかるのでしたら、新品をご用意しましょうか?」


「いや、そこまではいいよ。今借りてる服って、俺たちが着た以降は誰にも貸し出してないんでしょ? これで平気だから今お金払って、今日は着て帰っていいかな?」



 ニーナの正統派シスターとか、ティムルの黒人シスターとか、フラッタのロリロリシスターとか、リーチェの巨乳シスターとか、4人を見てたらちょっと妄想が捗りそうでね?



 説法前に料金を払って交渉成立。5人で銀貨10枚と思ったより安い。教会の備品扱いだからなのかねぇ?


 これで今日は可愛いシスターさん4人をお持ち帰りできるわけだ。この奇跡に感謝して、全力で奉仕活動を手伝わなければなるまいよ。


 ムーリさんのありがたい説法はあまり頭に入ってこないけど、多分この礼拝堂に集まっている市民の殆どより、俺のほうが深く神に感謝をしている自信があるねっ。



 男の幸せなんて、結局のところ女性次第だと思う。


 俺が今最高に幸せなのは、最高の女性達と巡り合うことが出来たからに他ならない。



 ありがとうございます。大好きなみんなと巡り合わせてくれて、本当にありがとうございます。


 ここでは神様に感謝を伝えて、本人たちには今夜たっぷりと感謝を伝えることにしよう。



 もう何度目の参加なのかも覚えてないけど、説法後の炊き出しが始まる。


 3度目だっけ? 4度目か? まぁとにかく慣れたもんだ。



 今回は裏方をフラッタとリーチェに任せてしまって、教会の孤児たちが配る鍋、ニーナがメインに配る鍋、ティムルがメインに配る鍋、俺がぼっちで配る鍋という4種類のルートを用意してみた。



 小さい孤児たちが一生懸命配る鍋には、お年寄りや若い女性が多く並んでいる。孫を見る気分とか?


 若い女性が多いのは、周りに男性が少なめだから並びやすいんだろうね。



 ニーナとティムルの列は案の定、男性たちが長い列を作っている。


 それに加えてティムルは知り合いに話しかけられる事も多く、かなり忙しそうにしているなぁ。



 俺のぼっち鍋はスピード重視。お腹を空かせた子供や、食えればなんでもいいムサい男どもが沢山並ぶ。


 おぅおぅいっぱい食ってけ。ほれほれもっとか? おかわりもいいぞ。


 ああ、いっぱい食え。いいぞぉ、どうせこっちにはお前らしか来ないからなっ。



 お腹いっぱいになった子供たちとフラッタ、リーチェが合流して遊び回っている。


 孤児の鍋も空になったようで、街の子供と教会の孤児、そこになぜかフラッタとリーチェが混ざって暴れ回っている。


 お前ら手伝いはどうしたんだよっ。



 子供達と元気に遊び回る満面の笑みのフラッタという美少女と、リーチェという翠の姫エルフを見て、街中の男が見蕩れている。


 ははっ。残念だったな男供よ。今更フラッタとリーチェに気付いても遅い遅い。その2人、俺の嫁だからなっ。


 というかお前らに炊き出しを配ったニーナとティムルも俺の嫁だから。悪いねっ!



 炊き出しも無事に終わり、片付けも済ませる。


 今回もいつものように、教会で夕食をご馳走してもらえることになった。



 普段であれば修道服を返却したりして待っているのだけど、今日はそのまま着て帰るのでちょっとした雑談タイムだ。



「どうやらシュパイン商会が少し大変みたいですね」



 ティムルが炊き出し中に知り合いから聞いた話を、嬉しそうに報告してくれる。



「私を切り捨ててリーチェの事件とは無関係の姿勢を貫いたのに、真犯人は別の妻。ネフネリも逮捕されて、クソジジイにも監督責任が問われているそうです」



 ネフネリさんも逮捕されちゃったかぁ。


 ちなみにネプトゥコの警備隊にはリーチェを通して、世界樹の護りを発見できたことは報告済みだ。



「そんな中、ジジイの妻たちの中でも真面目に商会を運営していた人たちが、このタイミングでクソジジイとの婚姻を破棄。シュパイン商会はキャリア様達の所有となり、ジジイは放り出されるそうです」



 なんで商会長がそんなあっさり捨てられるんだよ。


 シュパイン商会ってお前が一代で築き上げた商会じゃなかったっけ?



「そんなジジイと婚姻を続ける妻は1人もいなかったみたいですね。ジジイ所有の奴隷も全て商会側、キャリア……、大奥様に引き取られるそうですよ」



 おおすげぇ。これが世に言うざまぁって奴? 俺はジジイと面識ないんで、別にスカッとする話でもないけど。



 スカッとすると言うか、明日は我が身って感じだよねぇ。


 話を聞くに、ジジイは商会運営を妻たちに丸投げして、自分は若い女と毎日毎日にゃんにゃんにゃんと、楽しい日々を過ごしていたわけだ。


 その肉欲に溺れた日々が彼から味方を無くし、力を無くし、未来を無くしてしまったのだ。



 既に4人に溺れて頭の先まで愛欲に沈んでる俺も、一瞬でも気を抜けばジジイのような末路を迎えてもおかしくない。



「ふふ。これも全てご主人様が私を助けてくれて、リーチェの世界樹の護りを取り返してくれたおかげですっ」



 家の外では珍しく、嬉しそうに抱き付いてきてくれるティムル。



「ネフネリが逮捕され、ジジイにも責任追及が及んだおかげで大奥様も決断に踏み切ったんだと思うし、今ジジイに弄ばれていた子たちも、きっと大奥様たちが拾ってくださいます」



 ティムルはジジイのことはジジイとしか言わないけど、キャリアとかいう人には大奥様って言い方をしてるね。

 そう言えばティムルに商売のことを教えた人もキャリアって言ってたっけ。


 じゃあなに? ジジイって奥さんの手腕で大きくなった商会で、奥さんに頼りきりでずっとにゃんにゃんしてただけだったの?


 ジジイの話を聞く度に無能感を感じていたけど、マジのガチで無能だったの?



「きっとシュパイン商会は、これからもっと大きくなると思いますよ。ジジイとごく潰したちがいなくなって、実力主義の商会になっていくでしょうからねっ」



 俺は別にジジイに思うところはないけれど、当事者であるティムルは思ったよりもずっと嬉しそうにしている。


 ティムルが喜んでくれているなら、ジジイ1人路頭に迷わせた甲斐もあるってもんだ。



 でもシュパイン商会の最大の失敗は、ティムルを切り捨ててしまったことだろう。


 ティムルを切り捨てずに助けていれば、商会を支える事だって出来ていたはずだし、ネフネリに捜査の手が及ぶ事もなかったのに。



 あっ、そういえば商会はティムルを奴隷にして飼い殺しにしようとしてたのを、俺が掻っ攫ったんだっけ。


 悪い、会った事もないジジイよ。お前が破滅したの、やっぱ俺のせいだったかもしれないわ。

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