008 Let's go there!(ここでエタっています)
この話をもって最終回とさせていただきます。(途中でエタっています)
「本当に?」
俺とフジコ(主に俺)は衝撃の事実に戸惑った。村人でも、ステータスを上げればいつか勝てるっていう考えは間違いだった訳だ。
「本当。私だって目の前で何回も何回も聞いてきたんだから。事実。でも、サイトーは達は、同時にその補正を外す方法も言っていたわ。「リズのダンジョンを突破すれば補正は外れる。まあ、そもそも村人なんぞはダンジョンにすらたどり着かないだろうけどな」ってね。」
「じゃあ、今すぐにそのリズっていう所に行こうよ!俺達だって、もう最初みたいに弱く無いから。」
「それでも、まだまだ弱い。ダンジョンにつくどころか、その前の道中でモンスターにやられちゃう。今すぐ行くのはかなり無理がある。でも・・・」
「でも?」
「そのリズに行く途中にギルドがあるの。私は指名手配されてるからギルドには入れないけど、あなたたち二人は大丈夫だと思う。そこで武器を調達しつつ、ステータスを上げるのはどう?」
「でも、それだと遅くなる・・・」
「あとー、ギルドには町があって、食べ物を買えるんだけどなー。もちろん、肉も。」
食べ物で釣るのはズルい。フジコはまず抵抗できないと思う。だってあいつ、「肉が不味い」をここ最近ずっと連呼してたもんな。
「行こう!」
僅か三秒でフジコが釣られた。俺もどれぐらい敵が強いのか確かめたくなってきた。
「じゃ、今日はノルマ十倍ね。」
「今から出発するんじゃないの?というか何でノルマ十倍?さっき今日のノルマ達成したじゃん。」
「その方がステータスを上げるのに手っ取り早いから。あとは、気分。」
手っ取り早いのも確かなんだけど、今日のノルマ十倍は気分で決まったとしか思えない。第一、そんなにモンスター(大体スライム)があまり出てこない。俺たちが来てすぐの頃は俺達を迷い込んだ村人と思って襲い掛かってきたが(それで危うく餌になりそうになったが)、強くなりだしたら、近づくと逃げるようになっていた。これはスライムだけで、いつもクソ不味い肉(無いよりはマシ)を落としてくれるオークは近寄ってくるのだが、そもそも出現数が少ない。一日に多くて二体。一体も出ないことも珍しくはなかった。それをノルマ十倍。スライム百匹。無理。
「それじゃ、頑張ってね~」
笑顔で言うなし。ギブアップしていいかなあ。物量的に。
川の方を見てもスライムが一、二匹ほどしか見当たらない。今は昼ごろ。夜まで狩るとして、八時間。すると、一時間あたりに倒せばいいスライムの数は・・・。計算が分からない。とにかく、いまの状況では
(ここでエタっています)
この作品は、リメイクするとすれば一番先にリメイクされると思われます。
(そもそもリメイクされる可能性が低いですが)
元がエタ作品なので、『文章がつまらない』などと文句を言われても知りません。
次回の第三弾は筆者(true177)が現在連載中の小説『主人公鈍感(←理由あり)過ぎて、全然進展しないじゃないか!』のボツ話を投稿予定です。