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5.謁見・中

物語は「3.メイド長しか勝たんっ!」の続きまで戻ります!」






 俺がキャラメイクしたのは確かなんだけど...






 シズちゃん....










 かわいすぎるでしょうっ!! こんなかわいい人元の世界には存在してないよ!?






 人間とは思えないほどに美しい顔、一点の曇りもない透き通った美しい肌、ブラックシルクと思える美しい髪.... 






 いや、世界中探しまわれば居るかもしれないけどさ、少なくとも俺の周りにはいなかったし遠目からでも見たことない。








 実際、ゲームの世界だから作れた美がそのまま現実化した存在であるシズは、現実世界に存在しているとは思えないほど、女神のように美しい。


 これから登場するであろうすべての女性キャラクターがシズ・サイオンジに勝らずとも、シズと同レベルの美しさを備えていることを知るのはもう少しあとの話....




 レオニダス王やラウルを含め、美男美女をコンセプトの一つにしてキャラメイクされたすべてのキャラクターは、そのまま現実化してしまったために芸術的に美しい容姿をしているのだが、男はどうでも良いのか、自分のことは棚に上げているのはこれ以上触れないでおこう。






















ちらっ...ジロジロジロ....ちらっ(*‘ω‘ *)






 そんな美しいシズへの下心を抑えているつもりでも全く抑えきれていないレオニダスは先ほどからシズに無遠慮な視線を送り続けていることに全く気付いていない。








 「あの....レオニダス様......、私の容姿になにか気に入らない部分でもありますでしょうか.....。 私ごときがレオニダス様の目にかなうはずもないことは重々承知しております。」








 心から敬愛しているレオニダス王が自分に下心を持っているなどとは露にも思わないシズは、先ほどから繰り返し送られ続ける視線に対し、盛大な勘違いをしていた。






「先ほどはレオニダス様に対し、お供をするなどと勘違いも甚だしいことを口走ってしまい申し訳ありませんでした。 代わりの者を連れてき......」










 や、やばい。




 自身の考え無しによって迂闊にも配下を傷つけてしまったと感じたレオニダスは、あわてて訂正する。










「ちちちちっち、ちtっち、ちがうっ! そ、そうではにいっ!...ないっ!  断じて違うともっ! お前は私の隣を歩くに相応しい存在だ、自信を持ちなさい....これは命令である!」












 「そ、そんな.....私がレオニダス様の隣に相応しいなんてっ、そんな恐れ多い御冗談はおやめくださいっ.....ララノア様、マーリン様...、それにリリス様だって....私より妻となるに相応しい方々は....」








 ん?...ララノア、マーリンとリリスがなんだって? ま、まあいい、そんなことよりも傷つけてしまったことを訂正せねば....




 絶対に聞き逃してはいけない部分を聞き逃してしまったレオニダス、このミスがのちに災難となりレオニダスの身に降りかかることになるのなが、それはまだ先のお話。








 「だ、だまれっ。私は命令と言ったはずざぞ...だぞっ! 私に二言はないと思え。」








 「そ、そんな....、、、う、嬉しいです....。 レオニダス様....」






 レオニダス様ったら、正直こまりました......。 


 このことが軍団長様方、軍団長(ララノア、マーリン、)様方(リリス)に知られてしまったら、私は殺されてしまいます.....






「あ、あの....このことは秘密にしてくださいませんか....お願いしますっ!」










 「え? ど、どうしてだ? ま、まあわかった。 二人だけの秘密としよう。」








 ふぅ、なんとか傷つけずに済んだのか....?


 危なかった、もうすこしで信頼を失うところだった....これからは気を付けないといけないな。












シズの盛大な勘違いのせいでまったく話のかみ合わない二人であった。














 そんなことをしているうちに10分が過ぎてしまい、2人は部屋をでる。



















































 しばらく城を歩いた二人は、玉座の間の入り口辿り着く。
















で、でけぇ.....。 まぁ作ったのは俺なんだけど、現実化した世界では流石に迫力が全然違うなぁ。






 そんなことを思いながらも二人は玉座の間に足を踏み入れる。






 「レオニダス様、私はここで待機致します」






 巨大な扉をくぐってすぐにシズは離れ、レオニダスは視線を正面に戻した。


 なぜか既に跪いている幹部たちを視野に入れ、不思議に思いながらも黙々と絨毯の上を歩く。






 それにしてもこの景色、圧巻だなぁ。これを作るのには凄い手間がかかったんだよなぁ。 たしか、いくつかの教会の内装を丸パクリする勢いで参考にしてつくったっけ........。




 






 そんなことを考えているとあっという間に玉座にたどり着いたレオニダスは、静かに腰を下ろし辺りを見渡す。










 扉のあたりでなぜか小刻みに震えているシズの姿が少し面白可笑しくて顔にでてしまう。




 そして泣き出したように見えるシズを見て、また傷つけてしまったかもしれないと思うれレオニダスだったが、シズのことは一旦置いといて、いまだ頭を垂れている軍団長たちに目をむける。










 あの態勢、絶対きついよな....いつからあの態勢なんだ? 


 幹部たちの顔もみたいし、とりあえず顔をあげさせないと。










 「お前たち、顔をあげてその顔を私に見せてはくれないか。」








 顔をあげた幹部たちは、神妙な顔をしていた.....次の瞬間、レオニダスが見たものは...






 神妙な顔つきを崩さず、声を発さず、一斉に涙を流しだす幹部たち。










 え!?、え、え、え.....? み、みんな、どうしたの!?。




 なんで泣いてるの!?




 しかもなんか怖いんだけど!?




 とくにお前っ!....ヘラクレスよ! その巨大な図体で真顔で号泣って恐怖でしかないんだけどっ!




 それとハクアっ..... 具体的には言わんが、少し変化解けてんぞ.......。






 やばい....さっきから全く状況が理解できない.....。










 ラウルが涙するところは一度目にしたことのあるレニオダスだが、それは経緯あっての話であり、理由も無しに泣かれても状況が呑み込めるはずもない。










「な、泣くな。スパルタ王国の軍団長ともあろう者どもが、揃いもそろってこれきしのことで涙を見せてはならんっ!」






 泣いている理由は不明なままのレニオダスだが、抽象的なことを言い何とか乗り切ろうとする。








「「「「「「「「「「申し訳ございませんっ!(ですわっ!)」」」」」」」」」










「まあ、良い。それぞれ思う事もあるのだろう。今回は不問とする故、今後は気を付けろ。」










「「「「「「「「「はっ」」」」」」」」」








 よ、よかったー....。泣きやんだし、なんとかなったみたいだ。








 泣き止んだ軍団長たちを見て、安堵したレオニダスは、気を整え直し軍団長たちに本題を切り出す。














「おっほん。 さ、さて、まずはこんな夜更けに無理やり呼びつけてしまったことを謝ろう。そして、無事に集まってくれたお前たちに感謝する。」










「そ、そんなことで、感謝などっ!あまりにももったいなきお言葉ですわ! わたくは、レオニダス様がすべてであり、レオニダス様の喜びがそのままわたくしの喜びとなりますの。呼んでくださったことにわたくしが感謝することはあれど、レオニダス様が感謝する必要も謝る必要もございませんわっ!」










 そう口にするのは第五軍団団長、悪魔公爵令嬢リリス・グレモリー。 


 強大な力を宿す魔界の公爵家のなかでも天才とよばれ、見た目見・た・目・弱冠20歳の北欧系美少女、という設定。


 どちらかといえばアジア系黒髪美少女であるシズ・サイオンジとは対となるような、北欧系の銀髪美少女。


 腰のあたりまで流れるそのシルクのような髪は、シズの黒髪に勝るとも劣らない美しさがある。


 ところどころ透けている黒の原宿ロリータ系ワンピースドレスを着ている彼女の露出した背中からは、雪のような白い肌の他に、漆黒のかわいらしい羽が見える。


 そんな彼女は長さ2m、刃渡り1mほどのデスサイズを華麗に操つり、闇の魔法を得意とする。








 「あら、そう思っているのは貴女だけじゃないのだけれど、あなた一人だけそう思っているような口ぶりでしゃべらないでくれる? それに、レオニダス様の発言の許可なく長々と.....レオニダス様、このバカさんの突然の発言をお許しください。」












 そうリリスを小バカにするように発言するのは、第3軍団団長、大魔術師マーリン、俺と同じヒューマン。


 妖艶な美しさを持つ彼女は、紫のとんがり帽子をかぶっている。


 少々露出度の高すぎる、魔女っぽい服装をしており、はてなの形をした長い木の杖が地面に横たわっていて、それが彼女の得物だとわかる。


 そして巨乳である.......




   巨乳である。




 




 「勝ってに発言しているのは貴女も同じではなくて?、オバさん」








  「あら、あなたの年齢ってたしか私とそんなにかわらないじゃない?」




 ゲーム内の時間軸でスパルタは建国から550年たっているので建国初期からいる軍団長たちの年齢は550年と設定初期の年齢を足したものとなっており、初期設定年齢が100年を超える八軍団長のハクリュウを除き、軍団長たちの設定年齢は20代なので年齢差はほとんどない。

 550年が足されている時点で相当な年増なのは確定しているのだが、初期設定の僅かな年齢がどうしても気になるらしい二人。




「このっ...!)




  今まで一度も見たことのない幹部の新しい表情が見たい、豊かな感情の込められた言葉をずっと聞いていたい、という気持ちを抑え、このままだと話も進まなければ、いつか大惨事になること間違いなしの雰囲気だと思ったレオニダスは、注意することにする









 「マーリン、リリス、そこまでにしておけ。 お前たちの喧嘩を見たくて呼んだのではない。」








 「「も、申し訳ありません...(ですわ....)」」






 シュンと萎えてしまった二人を、ほかの軍団長は軽蔑するように見ている。












 あれー....。こいつらこんなに仲がわるいの...?




 ゲームではこんなこと一切起こりえないから想像もしてなかったよ....




 俺的には仲良しでいてほしいのだけどなぁ...






 自分が6年間共にしてきた家族ともいえる軍団長たちから感じられる不仲を不満に思う。








 まあ、そのことは後で指摘するとしてさっさと本題に移るか...








「お前たちをここに呼び出したのは他でもない。 もう知っているとおもうが、スパルタ英雄王国は未曾有の事態にある。 そのことについて話し合うためだ」










「ハクアたち第八軍の活躍により、半径1000キロメートル圏内がすべて見知らぬ土地となっていることが判明した。 状況から見て、ロード・オブ・ネイション以外の世界に飛ばされた可能性が高いと俺は見ている。 意味はわかるな? 答えよ。」








 さて、ロード・オブ・ネイションって言っちゃったけど、伝わるのか?...






 ロード・オブ・ネイションの中の世界を指す言葉を、レニオダスは知らないのでロード・オブ・ネイションで通じるのか試してみることにした。








「「「「「「「「「はい(ですわ)」」」」」」」」」








 レオニダスは通じたことに安堵し、次の質問に入る。








































◆新キャラ紹介


▪第三軍団団長:大魔術師マーリン


初期設定年齢26歳


種族:ヒューマン


身長:162cm


とんがり帽子を被ったグラマラス系巨乳美女で黒髪。Fカップある。


露出度は登場人物の中で最強。


魔法に特化した者が集められた第三軍団を束ねるマーリンは超魔法特化型で殲滅系魔法から対人魔法など魔法に精通することならなんでも得意。


特に得意な属性は、火と、重力、そして闇


レオニダス王大好き。


マッサージするのもされるのも大好き。




▪第五軍団団長:悪魔公爵令嬢リリス・グレモリー


種族:悪魔のなかでも最上位である公爵家。


初期設定年齢20歳


身長:157cm


バスト:Bカップ


スレンダー系


北欧系の銀髪ロング美女。原宿系ロリータファッション。


巨大なデスサイスと氷の魔法を駆使した戦闘スタイル。


レオニダス大好き


巨乳がきらい。

読んでいただいてありがとうございます!


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