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1.バンッ!...から始まる異世界転移

レヴィです!空いた時間にちょちょいのちょいで作業していきます!


リアルがなかなか忙しいので投稿頻度は不定期です!




文を構成するのは苦手ですが、一種の挑戦として小説を書こうと思いました。


誤字が多かったり、言い回しが変だったりすると思いますが、優しくご指摘いただければと思います!


返す予定はないですが、コメントはしっかり拝見させていただくので、皆様のご意見を参考させていただくこともあると思います!、たくさんのコメントお待ちしております!








もしよければ下にスライドして、ブックマーク、評価お願いします。




評価は下にある【☆☆☆☆☆】をタップしていただければできます。



 








 俺の名前はジン。


 ある大学に通う少しばかりやんちゃな田舎出身の金持ち大学生だ。金持ちといっても自分自身で稼いでいるわけではなく、親がすんげー金持ちなだけだけど!


 夏休みが近づき、学期末テストとレポートに追われる日々送っていた金持ちな俺は、少し疲れたので休憩として徒歩5分の距離にあるシックスイレブンに向かっていた。






「ん?なんだか慌ただしいな。 - お姉さん、どうしたの?」






 いつも静かなはずのシックスイレブンから女性が慌てて飛び出したのを見かけたので、声をかけたが女性は必至な様子でそのまま走り去ってしまう。






「変な奴。」






 それ以上は特に気に留めず、そのままシックスイレブンの入り口まで来た俺は、やっとその異変に気付く。






「はぇ?」






 間抜けな声 - 全身黒尽くめのリュックを背負った男か銃を片手に自動ドアの反対側に立っていたためだ。




 やばい。     - 一瞬唖然としてしまったが、我に返った俺は全力で走り出す。


 運動神経に自信のある俺は、とにかく距離を稼ごうと無我夢中で走り出す。






「バンッ!! バンッ!!」






 後ろからヤバそうな音が聞こえたが、無視して走り続け...られなかった。


 ドスン。


 膝にものすごい衝撃を感じ、転んでしまった。 - 猛烈に痛い。猛烈に熱い。


 動け!、動け! - 焼けるような激痛に耐えながらも心の中で叫びながら必死に逃げようと試みる。


 少しずつ大きくなる足音 - 足音が止まる。


 あまりの恐怖で膝の痛みすら忘れてしまった俺は、後ろの状況を確認しようと仰向けになる。


 そこには、銃口をこちらに向けた黒ずくめの男が立っていた。






「バンッ!!」






 意識が途切れる。













































「ふぁあ。 よく寝た~...寝てたっけ? あれ?ここは...」






 豪華で煌びやかな装飾品が数多く飾られた部屋。キングサイズの無駄に豪華なベッドの上で寝転がっている俺。それは見慣れた光景だった。


 ロード・オブ・ネイション、通称ロン(R.O.N)。一つの巨大な大陸テルモを舞台にするRONは、俺が中学3年生の時から6年以上続けている大人気VRMMORPGのゲームだ。


 自由度が高すぎるRONの世界のプレイスタイルは多岐にわたる。


 豪商を目指すもよし、傭兵になることもできれば、国を建てることさえできる。


 しかし、RONの1番の醍醐味と言えば、国と国との1対1の戦争。


 そんな世界で俺は国を建てた。




 スパルタ - 大好きな映画「フォーハンドレッド」を少し参考に建てた国だ。日本ランキング1位、世界ランキング4位、プレイヤー名「レオニダス」、この俺を国王に持つ自慢の最強国家だ。




 RONに存在するほとんどの王国は、国王を含め最大10名のプレイヤーで建国されている。


 建国には、国王の他に9名の幹部を用意しなければならないため、通常は9名のプレイヤーを集め建国する。


 NPCを建国メンバーにすることも不可能ではないが、プレイヤーのほうが圧倒的に強く、意思疎通ができることから、俺よりランキング上位の3ヶ国も例外ではなく、9名のプレイヤーが建国メンバーとなっていた。




 戦争では、国軍を最大で9個に分けることができ、内約は王直属護衛軍と第一軍団から第八軍団の9個軍団だ。


 建国メンバーのみがそれぞれの軍団長となる権利を持つが、課金して軍団長譲渡の権限とい消費アイテムを購入することで、建国メンバー以外を軍団長に譲渡することができる。


 軍団長のみが軍を指揮して戦闘エリアを自由に変更する権限を持ち、軍団長を倒され失った軍は、戦闘エリアに存在するすべての敵兵を倒しきった場合のみ、最も近場の戦闘エリアに移動することができる。


 軍団長が居ない場合、各軍団に所属する雇われ傭兵であるプレイヤーですら自由に戦場を移動することはできず、すべての敵兵を倒しきるまで撤退もできなれば、他の戦闘エリアに自由に加勢することができない。


 そのため、プレイヤーよりも弱く、自立して有効な判断を下すことが稀なNPCが軍団長の場合、プレイヤーに殺されやすい点、すべてのNPC幹部へ国王が状況に応じて命令を送り続けなければならないという2つの点から非常に不利なのである。


 俺?、俺の国の建国メンバーは国王である俺以外はすべてNPC。上位20ヶ国のうち、すべての幹部をNPCにしているのは俺のみである。


 20位以下は知らん。


 幹部がすべてNPCで構成されている国が、プレイヤー主体の国に勝つことは相当に難しい。


 しかし、不可能ではない。


 すべてのNPC幹部をプレイヤーレベルまで育てあげること、各軍団が率いる兵の量と質を最大レベルまで引き上げること。


 この2点さえクリアすれば俺のように上位食い込むことができるが、途方もない課金額と途方もない手間をかけてやっと達成することができるその課題をわざわざやろうと思うのは、超金持ちのボンボンであり、このゲームに命を懸けていると言っても過言ではないほどに熱中した俺のみだったというわけである。


 というわけで、途方もないお金と手間を費やした俺は、NPC幹部の戦闘力をプレイヤーレベルまで引き上げ、スパルタ王国に学園を建てることで全国、民のレベルを高レベルに維持した。


 こうして、傭兵プレイヤーの募集もせず、文字通りのNPCのみの圧倒的な兵数と質で、他国を蹂躙する最強の戦闘国家が爆誕したわけである。








「...プレイ中だっけ? まあいいや、一旦落ちよう。 メニュー!...メニュー!....メニューッ!!」






 静寂 - いつもなら目の前に薄っすらと現れるはず画面が表示されない。


 ログアウトするためにはメニューからログアウトを選択する必要があるため、メニューを開かないことにはログアウトすることが出来ない。




「バグかよっ。 システムコール。...システムコールッ!!」




 不具合が起きた際、運営に報告するために存在する機能、システムコールが反応すらしないことはありえない。今までに一度も経験したことのない2つの不具合に焦り始めるジン。


 そういえば俺は、シックスイレブンに向かう途中で...そこから....。


 落ち着け、落ち着け、そもそもおれはこうして生きてるじゃないか、可笑しな夢を見たもんだ。


 心の中でシックスイレブンでの出来事を思い出し、夢だと納得するジン。




「夢....? RONの中で?」




 ありえない。


 VRの世界で夢をみることなどありえない上に、そもそもVRの中で寝るなどという行為はできない。


 たしかにRONにログインした場合は、ベッドから起きるというシチュエーションから始まり、ログアウトするときは自室のベッドで作業を行わなければならないが、寝ていたなどという感覚はない上に...




「ベッド、毛布、枕の感触がリアルすぎないか....?それに皮膚の手触りも...」




 ジンは一度に押し寄せてくる違和感から、さらに困惑し黙り込んでしまうジン。




 コン、コン、コン、自室のドアからノック音が鳴る。




「レオニダス様、執事長のラルフでございます。 レオニダス様へ緊急の報告がございます。」




 聞き慣れた爽やかなイケメンボイス。


 NPC幹部が一人、執事長ラルフ。


 イケメンスチュワード30名と美人メイド71名、ナックル、短剣、トンファーなどの近接武器と近接魔法を組み合わせた超近接戦闘のスペシャリスト集団である国王直属護衛軍を束ねる護衛軍団長ラルフ、種族は俺と同じ人族で、186cmの高身長、金髪サラサラヘアーの爽やかイケメン。


 執事長のラルフを合わせて総勢102名と数の少ないだが、国王直属護衛軍の主な任務は国王の身の回りの世話と警護を兼ねたハイスペック使用人たちなので、人数が多すぎても困る。


 ちなみに美人メイドが70名ではなく71名なのはメイド長が存在するからだ。




 それにしても緊急の報告だと...?


 国内の出来事はすべて通知でわかるはずだが....






「...ス様。 レオニダス様。」






「お、おう。 入っていいぞ、ラ、らるる、らんらんるー、ら、ラルフっ!。」






 執事長自ら報告という今までにない状況からパニックに陥るレオニダス王。




 ドアが開く。


 そこには、漆黒の執事服を上品に着こなす爽やかイケメン、ラルフがいた。




 「スパルタの空を司る第八軍団の報告から、我が国が突如見知らぬ土地へと転移したことが明らかになりました。」






 「は?」






 間抜けな声。


 沈黙で答える、ラルフ。






「もう一度言ってくれ。」








「スパルタ王国周辺、すべてが見知らぬ土地となっております。半径1000kmしか確認できておりませんが、テルモ大陸に存在するはずの国を、一つも見つけることができなかったそうです。総合的に判断し、見知らぬ土地の可能性が高いと判断いたしました。 このラルフの独断で調査範囲を半径1000kmとさせて頂いておりましたが、調査範囲を拡大致しますか?」










「そうか...。少し一人にさせてくれないか。あとで指示を出すから少し待機していてくれ。 それと...調査範囲に関しては問題ない。よくやったラルフ。ただ、調査については一時停止と伝えてくれ。」














 ピュライ歴2563年8月21日、滅多なことでは姿を現さない天災生物であるドラゴンが目撃されたという報告が各国で報告があがった。


























































◆キャラクター紹介




▪レオニダス


ロード・オブ・ネイションでジンが作成し愛用したキャラクター。


スパルタ英雄王国の国王。


身長が191cmの黒髪短髪マッチョの美青年。フィジーク選手よりすこし細いくらいのマッチョ。


格闘による近接戦闘から魔法による遠距離攻撃で殲滅もできちゃうオールラウンダーで、はっきり言って最強。


得意な武器はナックル、槍、魔法。


ちょっとS。


自分なりに頑張るがアホが目立つ主人公。


女性が大好き。




▪ラルフ・クルス


美男美女しかいないハイスペック使用人集団、国王直属護衛軍の軍団長、最強の執事ラルフ。


186cmの金髪爽やかイケメン。細マッチョで結構着痩せするタイプ。


ダレイオス王の側近で、レオニダス王を敬愛しており、レオニダス王最優先。


徒手空拳と近接魔法を使いこなす、近接戦闘のスペシャリストだが、実は剣も得意。


純粋な格闘のみの近接戦闘においてはレオニダス王より強い、結果最強。


性格もイケメンだが、レオニダス王がすべてにおいて最優先なので玉に瑕。




■目撃された多数のドラゴン


スパルタ英雄国の空軍、第八軍団所属の戦士たち。


ドラゴンはレア種族なので、スパルタ王国に数体しか在籍しておらず、第八軍のほとんどはドラゴン以外の飛行と得意とする種族で構成されている。


強い個体は人族に変身することができる。


変身した時に、ぴちぴちの大人に近い状態ほど強い。


比較的弱い個体は、変身時に少年だったり少女だったりする。


空からの殲滅が得意。


空からの偵察もこなすが、デカすぎてバレバレ。


お肉大好き、お酒大好き。


ドラゴンは戦闘狂率高め。

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