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カップル限定スイーツ

冬休みも最終日になった。

課題はコツコツとやっていたのであいりも俺もお互い残っていない。


そして今日はあいりとデートすることになった。

俺の最近の日常はあいりがいない時がない。あいりといる日常が俺の最近の普通になってきている。

あいりも同じらしく一人でいても蓮のことを考えていると言われた。


こんなに一緒にいるとプライベートなんてないようなもんだ。でもいずれはそうなるんだしと前向きに考えている。


あいりの家まであいりを迎えに行きデートに出かける。


「さぁ、行こう!」


「今日はどこ行くの?」


まだどこに行くのか決めていない。でも恋人なんだし少しはそれっぽい所に行ってみたい気もする。


「う〜ん、決めてないんだよね、どこか行きたいところある?」


「じゃあ食べたい物があるんだー、どう?」


「いいよ、最初にそこに行こっか」


「うん」


あいりに連れられてあいりが行きたいというお店に来た。

ラブリーエンジェルというオシャレな喫茶店だった。

そこの店先の看板にカップル限定スイーツ期間限定と書かれていた。

これを食べたかったのか・・・・・。


「ここのカップル限定スイーツが食べたくて、蓮君大丈夫?」


「いいよ、行こうか」


カランカラン♪

店内に入ると結構な数のカップルがいてみんな限定スイーツを食べている。


「2名様ですね、こちらです」


店員に案内してもらい席に着く。

頼むものは決まっていたのでさっそく頼んだ。

追加でアイスティーをお互い頼む。


「カップル確認をしたいのでキスかハグをお願い出来ますでしょうか?」


カップル確認とか気になるやっぱりそう言った確認があるのか。

あいりの方を見ると顔が赤くなっている。それでもこちらに顔を向け次第に目を閉じ始めた。

え?まさかキスをしろと言うことですか!?ハグでもいいのにキスがいいのか。


こんな人前でするのは恥ずかしい。

それでもあいりがこっちにすると言うので覚悟を決めてあいりのその唇にキスを落とす。


「はい、ありがとうございます、可愛い彼女さんですね!」


「えぇ、可愛いですよ」


あいりはそれを聞きさらに顔を赤くして下を向いてしまった。


「ふふ、それではお待ちください」


店員が戻り、あいりは未だに下を向いたままだ。

それから限定スイーツが来るまであいりは顔を上げなかった。


「凄い!美味しそう!」


届いた限定スイーツはホットケーキの上に色々なものが乗っていた。チョコや果物、クリームなどそして真ん中にはハートの形をした板チョコが刺さっていた。

ホットケーキは2段重ねで大きさも2人分ということで結構大きい。


「「いただきます」」


2人で食べ始める。

途中あいりがフォークに刺したホットケーキをこちらにあーんしてくる。

それを食べて、俺もお返しにあーんする。

あいりは恥ずかしがっていたけどしっかり食べてくれた。

ポッキーなんかも刺してあってこれはあれをしろって言ってるような気がする。

でもさっき人前でキスしてあいりが真っ赤になっていたので流石にそれは出来なさそうだった。


それから2人で限定スイーツを食べきり、店を出る。

なんか結構いい雰囲気になっている。このまま次のところになんて全然思わなく、俺とあいりは手を繋いで帰路に着く。


帰りにコンビニでポッキーを買うのも忘れてはいない。

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