親達の会話
「どうぞ、そちらに座ってください」
剛さんに言われ私は麗花さんの正面に座る。
麗花さんはお茶を入れてきてくれた。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
麗花さんはそのまま正面に座る。
そして話が始まった。
蓮やあいりちゃんは下の子達を連れてソファの方に行った。
これでちゃんと話し合いができる。
「まずは私たちの娘が蓮君に対していじめをしていたことについての謝罪を、すみませんでした。まさかあいり自身が悩んでいたとは知らずあんな事までしていたとはそれでも蓮君があいりの事を受け止めてくれていまは感謝しかありません」
親としては許せない気持ちもある。でも今の二人を見ているとなんかそんなことを言うのも馬鹿らしく思えてくる。
「謝罪は受け取ります、過ぎてしまった事です、気にしないでください、それにもうあいりちゃんからも謝ってもらってますし蓮自身がそんなに気にしていないみたいなので。私は蓮に彼女が出来てくれて嬉しいんです、これからも長い付き合いになるでしょうし、よろしくお願いしますね」
「えぇ、こちらこそ、あんなにいい子にあいりが付き合えるのは感謝しかありません。ゲームで出会ったと言われた時は不安だったんですけど杞憂だったようですね」
これでお互い、話すべきことは話せたかな?
子供達は人生ゲームを始めてしまったみたいだしまだまだ話せるかな。
「子供達はまだ遊んでますし、色々お話しましょうか」
「そうですね」
そして蓮達が終わるまで2時間近く雑談に花を開いていた。




